Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

大手バス会社勤務の路線バス運転士です。バス運転士の日常をお届けしたいと思います。

本当に大人になると言うこととは。

2024-06-25 20:33:10 | 日記
非常に暗い話にりますが、世の中はピラミッド型の階級社会であり、社会で成功する方はそれを深く認識していると、とある中国人の会社社長のインターネット配信者の方がおっしゃっていました。

非常にシビアでありながら、その奥に深い洞察と愛情のある方だと思いました。

中国人独特のシビアな考え方と、人間らしくいきる愛情の大切さとの中で、深く葛藤し多くの経験に裏打ちされた厳しくも愛情の隠された内容でした。

本当は、ここでご紹介したいと思ったのですが、内容を受け入れるだけの心の準備が出来ていないと、曲解するような難しい内容なので、あえてご紹介しません。

階級社会についての詳細についても、その人の精神状態や価値観によっては、同じように曲解などを生むので、あえて言及しません。

正直、万民がみれる場所で配信するような内容ではなく、事前に視聴者を選んだ上で配信するべき内容と感じます。

但し、現在の自分の立場からこの階級の壁をを突破するためには、1つ上の階級に必要な考え方やスキルを受け入れ身に付けるしかありません。

何事も1歩1歩だと、深く認識させられた、有意義な配信であると感じました。

私は今まで中国人というものを誤解していました。

それは、youtubeなどの日本礼讃動画や日本悪い文化の影響かもしれませんが、中国人は目先の損得でしか動けない愚かな人種だと勝手に考えていました。

ただ本日の配信内容を拝見し、そのように見せつつも、その裏には長い歴史や経験に基づいた正しい裏付けがあるのだと気付きました。

気付いたというよりも、感銘を受けたという表現が正しいかもしれません。

さて、昭和の終わりに、NHKの大河ドラマに独眼竜政宗というものがありました。

主人公の政宗が、戦に破れてどうしたらよいか解らず、教育係の禅僧に「負け戦から立ち直る手だて。」を相談しました。



すると禅僧は、政宗の顔の前で両手で1回柏手を打ち、「どちらの手が鳴ったか?それがすべての答だ。」と言いました。

この答は、両方揃わないと音はならないということで、「独断専行でなく仲間と協力する術を身に付けろ!」ということです。

どうしても八方塞がりになったとき、「助けてください!」と言えることが本当の自立であり、大人になるということなのだと私は深く実感しました。

人種や国籍、職業などで差別したり偏見を持つことは、大切な人生の宝を捨てているもったいない内容として自分に返るのだと深く実感しました。
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自動車教習所の教官のキャリアについて。

2024-06-24 09:01:15 | 日記

バス運転士の以前のキャリアの中で、意外と多いものの一つに自動車教習所の教官があります。

自動車教習所の教官を経験された方は、概ね数年のバス運転士の経験を行った後に、指導運転士になる方が多いです。

教え方も、法規を遵守したしっかりした指導を行い、教わる側もその指導を素直に受け入れやすい方法を知っている方が多いです。

私が教わった指導運転士の方も、法規に遵守したものはもちろん、ハンドルの回しかたやブレーキ、アクセルの取り扱いについても安定感を感じる指導でした。

特に、私の気付きにくい運転のクセについても、細かく指摘いただき一人で乗務して恥ずかしくないレベルまで高めていただきました。

以前は亜流で行っていた運転も客観的に正され、「本来の正しい運転とは何か?」という問いかけに対する明確な回答をいただけた様で大変満足しています。

これで、全国どこのバス会社でも勤務が可能なドライビングテクニックを手に入れた様で、非常に心強いです。

さて、逆にバス運転士を経験された方の次の職業に、自動車教習所の教官も結構多いです。

私が大型二種免許を取るために合宿で通っていた教習所の教官は、地元の元バス運転士でした。

バス運転士のように、公共交通サービスを担う仕事をしていた方は、法規の遵守が重要で自動車教習所の教官と相性が良いみたいです。

特に若い人は、3年程バス運転士を経験し後に、地元に帰り自動車教習所の教官になるのも一つのキャリアプランとしてありだと思います(教習所求人ナビ)。

給与にしても、教官の免許を取るまでは月給20万円から25万円ですが、教官の免許を取れば、月給30万円から35万円位で悪くはありません。

自動車教習所の教官は、特殊な専門職でワークライフバランスの観点からプライベートも充実した数少ない職種のようです。

バス運転士の仕事の経験は、普通では考えられない様なキャリアルートを開くものとして、有意義なものと私は感じます。

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免許が汚れたドライバーの、バス会社への転職について。

2024-06-23 08:12:57 | 日記

バス運転士に就職する際、自動車安全運転センター発行の運転経歴に係る証明書の内、過去3年間または5年間の「運転記録証明書」の提出を求められます。

これは、旅客運送の自動車を運転する際は、どの会社でも必ず求められるものです。

「運転記録証明書」には、過去の違反や免停などの記録が詳細に記載されています。

会社によりますが、面接の際に持参することが求められる場合もあり、あまりに違反や免停が目立つ場合は、採用を見送ることが考えられます。

特にバスは、大型車を運転し、かつ、公共交通サービスであるため、違反が多い運転士が歓迎されないことは安易に予想できると思います。

特に、タクシーやトラック、軽貨物のドライバーは、決まった運行ルートを通行するわけではなく、毎回違うルートを運行することが一般的です。

そうなると、違反しやすい場面に遭遇する頻度が、路線バスなどの決まったルートを運行するものに比べ格段に多いです。

よって、違反などで運転免許が汚れているドライバーが多数散見されることは必然的と感じます。

これらのドライバーがバス運転士の求人に応募した場合は、違反の数を理由に採用を断られるケースも少なくありません。

実は私がバス運転士に初めてなろうとしたときに、非常に悩んだ内容がこの事なのです。

直前まで軽貨物の仕事を行っていたため、運転免許が若干汚れていたのです。

実際にそれを理由に、採用を断られたこともありました。

どうしようか悩んでいたときに、偶然田舎のバス会社に出会い、免許についてはさほど触れられずに採用されました。

今考えると、この転職活動は本当に正しかったのか疑問です。

しかし、バス業界にギリギリ滑り込んだ私は、この会社で勤務した3年半は一度も違反はございません。

おそらく、次の免許更新でゴールド免許になると思います。

免許が少し汚れ気味のドライバーの方は、田舎のバス会社の場合にはあまり詮索されず採用される場合もあります。


田舎のバス会社のメリットとデメリット。 - Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

私は、今のバス会社に就職する前に地方のバス会社で3年6ヶ月の勤務経験があります。以前、未経験者は都会の大手バス会社で3年勤務した後に田舎のバス...

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よろしければ、トライしてみるのもよいかと思います。さすがに大手のバス会社の場合は、免許の汚れに神経質な場合もあります。

でも、未経験者は一番大手のバス会社からはじめた方が、今後のバス人生は無難に過ごせると感じます。

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高齢者の突然の横切りに思うこと。

2024-06-22 20:48:23 | 日記
バス運転士に限らず運転を仕事にしている方は、何度か経験したことがあると思います。

何故か横断歩道を渡らず、車道を平気で横断する高齢者が多いことです。

私も何度か遭遇し、危ない思いをしたことがあります。

中には何の前触れもなく、横断する高齢者もいて、これでは高齢者の事故がなくならないことに頷かざるを得ません。

原因として認知能力の低下がいわれますが、実態はそれだけとは云えないそうです。

高齢者自身も横断歩道を渡るべきことは、充分に理解している場合が多いとの事です。

しかし、横断歩道まで歩くのが面倒で、フライング心理で手前で横断するらしいです。

認知能力がいくら低下しているとは云っても、小学生でも分かる常識は道を歩く以上大抵の方は認識しているのです。

もしも、認識できない場合は予め認知症として、家族や行政の世話になっていることが普通だそうです。

問題は、認知能力よりも歩行能力などの基本的な身体能力の低下が大きいと云われています。

たかだか30mを歩くことも、高齢者にとっては大変な動作なのです。

この大変な動作をするぐらいならば、出来れば「周囲の車両の理解の元」、横切りたいと思うことは解らないでもないのです。

要するに日常の普通の動作に根負けして、自己の中の希望的な観測で動いているのです。

何で私がこんなことを云うのかというと、ここ1ヶ月の膝に力が入らない症状を患った際、日常動作が非常に辛い経験をしたからです。

私の場合は、一過性の症状で今は普通に戻っています。

しかし、このままその症状が続く場合は、道を「周囲の車両の理解の元」に横切ろうと云う精神状態になると思いました。

結局は、高齢者の横を車で通過する際は、必ず横切る想定しか具体的な対策は無いように思います。
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夏至に感じること。

2024-06-21 22:03:36 | 日記
6月21日本日は夏至で、1年の内一番昼が長い日で夜が最も短い日です。

本当ならば、午後7時ぐらいまで明るい筈ですが、生憎の雨天の後の曇りが続き年に1度の醍醐味が楽しめませんでした。

残念なことに、今日から冬至に向けて昼が短くなり夜が長くなります。

今年は、年のはじめから震災や大規模な事故が相次ぎ、何か縁起の悪い年のはじまりになりました。

早いことで、もう半分が終了していることに驚きを隠せませんが、思ったよりも天災事変が続かなかったことに安堵しています。

youtubeなどでは、毎日のように地震や戦争、テロなどの人を不安にさせる情報がこれでもかと発信されていました。

1999年のノストラダムスの大予言の時のように自暴自棄になり、やるべき事を放棄した方々が増えないことを祈っています。

特に今の若い人達は、この手の事柄に免疫がないので、非常に心配しています。

我々の世代(アラフィフ、アラフォー世代)では、テレビで心霊番組や占い、スピリチュアルなどを平気で垂れ流していた時期です。

そのため、最近の都市伝説などの発信は、娯楽として純粋に楽しめる人も多いです。

しかし、若い世代の人達ははたして純粋な娯楽として楽しめるかどうかは疑問です。

影響を受けて、「スピリチュアルにはまりこんだり、仕事を辞めて旅に出たりなどの人生を持ち崩す様な行動にでなければよいな。」と、心配しています。

あまりに過剰に人を不安に陥れる発信は、例え根拠が不明な都市伝説の類いでも、控える配慮があるべきと感じます。
コメント (2)
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