バス運転士になる人間には、大まかに観て2つのタイプが見受けられます。
先ず、一番多いタイプとしてバスが好きだったり、自動車が好きなタイプです。
いわゆるバスマニアや自動車マニアの方が多く、私のX(旧twitter)のフォロワーの方でもその方が大半です。
会社でも古くから続けている運転士は、大体バスや自動車に詳しい人が多くを占めています。
おそらく7割から8割位は、結果としてそちらの部類に属すると思います。
次に多いタイプが、国内旅行マニアや神社仏閣マニアの方です。
この様な方は、旅客運送繋がりで最終的に観光バス運転士を目指して最初は来ているケースが多いです。
しかし、割合としては最終的に観光バスよりも観光地のタクシー運転士に多いタイプかもしれません。
特に女性バス運転士に、国内旅行マニアの方が多く、神社仏閣や温泉などの観光地に詳しい人が多いです。
若い頃に旅行業界やバスガイドの経験者の方が多く、豊富な知識を武器にしている方もいます。
さて、最初に未経験者としてバス会社に入社した場合、ある種の必修科目として3年程度の路線バスの経験を積むと思います。
これは、お巡りさんが等しく3年間の派出所勤務の義務があるのと同じことです。
この場合の同僚は、ほぼバスマニアや自動車マニアがほとんどです。
若い人でも、非常に自動車の構造に詳しい方が多いです。
観光マニアの方は、話を合わせる事が大変かもしれませんが、これは業界に長くいるための最低限の知識を得るチャンスとして、前向きにとらえて欲しいと思います。
私は、国内旅行マニア、神社仏閣マニアになるのかもしれません。とはいえ、会社が運行に必要な最低限度の車両知識は、収集するようにはしています。
また、当初予定していた視点とは違う角度の物の見方に気が付き、新しい趣味を手に入れる人もいます。
先ずは雰囲気捕らえるためにも、入社説明会にでも参加することは有意義であるのではと思います。