Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

大手バス会社勤務の路線バス運転士です。バス運転士の日常をお届けしたいと思います。

資格の勉強をしばらく休みます。

2024-07-11 20:44:38 | スキルアップ
ここ3ヶ月くらい勉強に身が入らず、勉強を始めては止めての繰り返しが続いています。

今の会社に入って時間が前の会社よりも確保しづらい面がありますが、細切れの時間を集約すれば無理なことはないと思います。

兎に角、勉強することが億劫で小学生の頃のように集中できません。

私の勉強法は、ある意味「脳死勉強法」であり、決められた範囲を愚直に作業としてこなしていく方法です。

難しい理論や数式の理解は、作業を繰り返すうちに知らずに身に付けるやり方で、分からなくてもドンドン先に進みます。

よく過去問を○周したなどの勉強法の話がありますが、本当に何周もやっていると難しい考え方が自然に身に付くものなのです。

まとめれば「考えるより、ひたすら作業を繰り返す」が、合格への近道と考えます。

今回もこの調子でやろうと思ったのですが、どうもやる気が出ません。

やる気を削ぐ要因を排除した結果編み出した勉強法が「脳死勉強法」のはずですが、雑念ばかりで先に進みません。

こういう時は、しばらく勉強を中止して最新のトレンドや営業やビジネスに直結したような本でも読みたいと思います。

また、ホームページを平打ちで1から作成することもしようかなとも考えます。

どんな形でも、本を読む習慣を疎かにさえしなければ、合格としたいと思いました。
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未経験の中高年者がバス会社3資格を取得することは、お勧めできません。

2024-07-07 01:41:35 | スキルアップ

中高年の方で、バス・タクシー業界に骨を埋めると決めた方には、趣味や自己啓発で以下の資格を取得してみることは有意義かと思います。

(1) 運行管理者(旅客)
(2) 危険物取扱者乙種4類
(3) 国内旅行業務取扱管理者


バス運転士におすすめの資格。 - Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

バス運転士になるためには、大型二種免許は必須です。これがないと肝心のバスが運転できないため、全員が取得するものです。但し、折角バス運転士になりバス業界に足を踏み...

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これらの資格は、「バス・タクシー会社3資格」と云われ、評価の高い資格です。

しかし、バス・タクシー業界の勤務経験もなく資格だけ取得してみたいと云う方には、ハッキリ言ってお勧めできません。

何故なら、上記の3資格を揃えることはバス・タクシー業界以外には、あまり意味の無い資格だからです。

中でも国内旅行業務取扱管理者の資格は、若い人を除いて中高年の場合、就職先へのアピールとしては現実問題バス・タクシー業界以外無いと思われます。

若い人ならば、旅行会社への就職も無いとはいえませんが、中高年の場合は旅行会社の経験が無い場合は、旅行会社へのアピールポイントとしてほぼ役に立たないと考えてよいと思います。

この上位資格の総合旅行業務取扱管理者も同じで、中高年の場合はバス・タクシー業界以外は上記と同じです。

多くの中高年が、何度も受けてでもほしいと思える資格ではないと思う事には、深い意味があると思います。

対して、危険物取扱者乙種4類の場合は、バス・タクシー業界以外にも、トラック業界やビルメン業界、ガソリンスタンドなどへのアピールポイントは年齢に関係なくあると思います。

もしも、未経験でぼんやりバス・タクシー業界への転職をお考えの方がいるのであれば、危険物取扱者乙種4類をお勧めします。

基本的にバス・タクシー業界に転職して、きちんと勤まるかは就職して業務を行ってみないと分かりません。

就職したけど、自分には合わないなんて事はよくあることです。

安易に資格ブームに乗り、先に資格だけとろうとすると、時間の無駄や徒労に終わることもあるので注意が必要です。


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とりあえず、バス・タクシー業界に興味があるならば、説明会や職場体験ツアーなどに積極的に参加することをお勧めします。

バス・タクシー業界に転職して、1年後から資格を考えても遅くはありません。

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整備管理者という資格。

2024-05-28 21:50:54 | スキルアップ
バス会社でバスを運行する前に、車両の日常点検をして運行管理者の点呼を受けなければなりません。

その際、車両を使用して運行をする可否を判断するのが整備管理者という資格者です。

運行管理者が乗務員が運行できるかを判断するのに対し、整備管理者は車両が運行に耐えうるか判断を行います。

通常、運行管理者が整備管理者補として、車両の運行に関する補佐を行います。

整備管理者は、1級、2級、3級整備士の資格の何れかを持つ者か、2年以上整備管理者補を経験した者で、指定された研修を受講した者がなることができます。

基本的には運行管理者になると、同時に会社が整備管理者補としても登録します。

運行管理者の業務の中には、車両管理業務があり、その際に整備士の指導のもと簡単な整備も行います。

そんなこんなで、2年経過後に指定の研修を受けて晴れて整備管理者の資格を取得するのが一般的です。

なかには、上記の整備の経験を1年行い、3級整備士を受験する方もいます。

但し、整備士の資格を取りたい場合、会社の整備士に付いて整備する時間は多めになると聞きますので、詳しいことは、会社に確認ください。

さて、運転士上がりの運行管理者の方が、何故か2年で再度運転士を希望することがしばしばあります。

運行管理者の仕事は、運転士と会社の板挟みになる仕事で、それぞれのストレスを請負ことも仕事の一つです。

おそらく、「整備管理者資格を取得するまで我慢しているのでは?」と、下衆の勘繰りをしてしまうのは私だけでしょうか?

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昔の基準がモアベターなこともある。

2024-05-26 17:03:05 | スキルアップ
大型二種免許は、過去運転免許試験場で技能、学科試験に合格して初めて発行される免許でした。

そのため、合格率10%程度の難関資格の部類に入るものでした。

バス運転士=運転が模範的で上手という評判は、ここから来ていたと思います。

しかし現在は、指定教習所に通うことで取得が可能になり、取得難易度も格段に易しくなりました。

そのため、普通自動車が普通に運転できるのであれば、運転免許自体の取得はさほど苦労しなりました。

強いて難しくなった点を云えば、昔は車長9mで試験をしていたものが、現在は車長11mで行うぐらいです。

実際、60歳でほぼペーパードライバーの女性が免許取得していますし、40代、50代で免許取得できなかった話は、聞いたことがありません。

そのため、運転免許取得への心配は、ほぼしなくてよいと云いたいです。

さて、バス運転士に実際に成ることについては、免許取得ほど楽ではありません。

バス運転士は、過去4t以上の貨物自動車の経験を3年以上したドライバーの次の選択肢の一つでした。

現在は、バス運転士の高齢化や人材不足を埋めるため、非常措置として入社障壁を低くしていると云う考え方もあります。

そのため、昔から続けているバス運転士は、「昔の基準が本来の入社基準である」と主張する方もいます。

そして、新しいバス運転士のことを「金で免許を買った奴」と、揶揄する昔気質の運転士もいます。

モアベターで考えるのであれば、昔の基準が良いのは云うまでもありません。

しかし、現実問題として人材確保の観点からある程度社会的に受忍しないと、適正運行の確保が難しいと思います。

そのため、入社や免許取得の段階までは、今の基準を受忍している昔気質のバス運転士は多いです。

しかし、入社後の研修については、一定の基準をクリアーできない限り、単独運行を許可しない風潮があります。

大手の場合、昔気質のバス運転士も合意した3ヶ月から6ヶ月の厳しい研修カリキュラで粛々と入社後の研修が行われます。

そのため、大手の研修で単独運行が許されれば、独車後に変な揶揄を受けたりすることは少ないと思います。

しかし、研修制度のしっかりしていない田舎の中小企業のバス会社の場合、独車後も3年ぐらい揶揄されることがあります。

但し、思い出してもらいたいことは、本来は昔の基準がモアベターであると云うことです。

私も含め新しいバス運転士の方は、そこを忘れてはいけないと感じました。
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フル免許、初めて見た!

2024-05-10 19:58:31 | スキルアップ
日本の運転免許制度では、普通自動車免許と第二種大型自動車免許、大型自動二輪免許、第二種けん引免許、第二種大型特殊自動車免許の5つの免許があれば全ての自動車を公道で運転することが可能になります。

この中で、第二種けん引免許と第二種大型特殊自動車免許は、教習所での取得が不可能で試験場での一発試験のみ取得が可能になります。

難易度も高く、特に第二種けん引免許は全国で400人程度しか保有者はいません。

この5つの免許が揃った免許証を、「フル免許証」といい、運送業界では高度な運転技術の証明の一つとして注目されています。

しかし、この免許を持っている運転士は現実的にほぼいません。

その代わり、普通自動車免許と第二種大型自動車免許、大型自動二輪免許、第一種けん引免許、第一種大型特殊自動車免許の5つの免許で「フル免許証扱い」というのが実情です。

この「なんちゃってフル免許証」は、全て教習所で取得可能で、やる気とお金があれば誰でも取得可能です。

そのため運送業界では、結構な数の運転士がこの免許を取得していて、事業所によっては10人に1人位取得している場合もあります。

さて、本日待機場で免許証の話を先輩運転士がしていました。

一人の先輩運転士が、「俺、フル免許なんだよ。」と、免許証を見せました。

そうすると、第二種けん引免許と第二種大型特殊自動車免許の本物の「フル免許証」でした。

みんな驚いていました。私も「なんちゃってフル免許証」は何度も見てきましたが、本物は初めてです。

先輩曰く、何か趣味を見つけようと運転免許を揃えることにしたとのことです。

また、第二種大型自動車免許が教習所で取得できるようになってから、先輩運転士から「金で免許を買ったヤツ」と、揶揄されたのが悔しかったとのことです。

特に、第二種けん引免許は4回目で運良く合格したといいますが、何度も心が折れそうになったとのことです。

私の運転免許は、中型自動車免許と第二種大型自動車免許、普通自動二輪免許の3つしかありません。

今回、「機会があれば第一種大型特殊免許ぐらいは、教習所で取ろうかな?」と思いました。

特に私の実家は雪国で、役場で除雪車を借りて、父が周辺道路を毎年除雪しています。

機会があれば第一種大型特殊免許を取得していて、除雪の手伝いでもしようと思いました。

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