バス会社で平穏に勤務するには、以前「挨拶」と「距離感」の大切さについて記事にしました。
運転士同士でも、他の部署の人間に対しても等しく挨拶をして、適度な距離感を保つことは重要です。
人間関係を構築することが苦手な人でも、たったこれだけで基本的に平穏無事に過ごせるのがバス会社です。
むしろ、変に親しくなろうとして距離感を詰めようとする方が、人間関係を複雑にして、かえって過ごしづらい職場にしてしまいます。
ある意味、徹頭徹尾ビジネスライクの付き合いが最適な職場が、バス会社です。
さて、上記を踏まえた上で日頃から注意することに、他部署の人間に敵を作らないということがあります。
特に運行管理者に対しては、ご法度です。
とはいえ運行管理者の方のなかには、どうも馬が合わない人も居ると思います。
最初から、敵意を感じるような方もたまに居ると思います。
しかし、それでも運行管理者の方の頼みや、会社に対して協力的な姿勢を見せ続けることで、それも軟化してきます。
何故ならば、バス業界は基本的に人材不足で、常に必要最小限の人材で業務を廻しているのが運行管理者や管理部門になります。
相手の足元を観るようですが、会社に協力的なバス運転士は非常に心強い存在に必然的になります。
そのため、常に協力的な姿勢を見せることは、自分に何かあった時に非常に心強い味方を得ることになります。
この事は、他の総務、経理などの管理部門の方に対しても同じで、協力的な姿勢を怠ることはあってはなりません。
だからといって、運行管理者や管理部門の方を、舐めてかかることは論外です。
結局は、お互い補いあっていると云う「お互い様」の視点を持てば、卑屈にならず適度な緊張感を保ったまま快適な運転士人生を送れると思います。