新人バス運転士の新人研修は、通常3ヶ月行います。
会社にもよるのですが、大体このぐらいが妥当と私は感じています。
この新人研修は、細かな運転の癖やブレーキ、アクセルの正しい操作方法、接客方法など厳しく指導されます。
最後に認定考査に合格して、晴れて独車が許されるプロのバス運転士となるわけです。
さて、独車後は好きに運転していいのでしょうか?
何も会社がしなければ、新人研修の緊張感が徐々に失われるのは自明であると感じます。
そのようなことに会社は注意し、独車後約3ヶ月毎を目安に抜き打ち検査があります。
方法は、ドライブレコーダーや教官の乗車などが一般的です。
中には覆面教官などの、系列会社の教官が行う場合もあります。
乗務が終了し、終了点呼を受ける際に運行管理者から抜き打ち検査の内容を聞くこともあります。
不良があると、対策を書いた反省文を提出するようになります。
大手の会社ほど、この始末書や顛末書、反省文の類いが多く、大手バス会社の規則に厳しい面を毛嫌いする運転士もいます。
最終的に田舎のバス会社に落ち着くタイプのバス運転士は、大体これが理由です。
事故や抜き打ち検査ので不良が著しい場合、出勤停止や日勤教育、再教育もあります。
その点田舎のバス会社の場合、緩かったりして周囲と上手く打ち解けることが出来ると居心地が良かったりします。
どちらがいいかは人それぞてですが、私は未経験者は少し規則が厳しいですが、都会の大手バス会社をお勧めします。
どんな仕事でも、基本が出来ていることは今後のことについて大切と思います。
未経験者は、バス運転士で今後も頑張るならば、とりあえず都会の大手バス会社で3年勤務の後、今後のことを考えてもいいかと思います。
但し、高齢者の場合で送迎バスだけ行うなど、パート勤務が中心の場合ははじめから田舎のバス会社でもいいかと思います。