パレートの法則とは、「80:20の法則」ともいわれ、「売上げの8割は2割の社員に依存する」といった傾向をさすと云われています。
特定の集団の報酬や評価が、一部の構成員に集中するという経験則を指します。
このパレートの法則が、世の中で注目されたときに、多くの人が注意すべきことは、企業によるリストラが大規模に始まると云うことです。
前回、この法則が注目されたのは1997年から2001年頃です。
企業は、上記のように売上の8割が2割りの社員に依存するなら、「8割の社員は削減の対象にする」といったリストラを考えがちです。
しかし、実際に8割の社員を削減し、残りの2割で会社を構成した際には、その残りの社員の中で「80:20の法則」が発生し、結果売上が下がるのです。
削減した8割の社員は、本当に売上に貢献していなかったのでしょうか?
売上を上げるためには、多くの下準備やトライアンドエラーが必要です。
敢えて、2割の社員のために、8割の社員が脇役に甘んじていたとも考えられないでしょうか?
一つだけ確かなことは、売上を上げる作業は、一朝一夕に出来ることではありません。
さて、転職癖で職をコロコロ変える人間が、その性癖を克服して定職に座るようにするためには、脇役としての能力を身に付けること一択と云います。
例えば、若い社員の営業成績をよくするために、決して表に悟られないように脇役としてサポートする能力です。
正に忍者のような「周りが見過ごしたり、考えていない盲点を補填」する影の才能を身につけて、企業や社会に貢献するしかないです。
転職癖の原因の多くは、「早く主役になりたい」と云う焦りが多くを占めます。
そのため単調で日常的な会社員生活が馬鹿らしくなり、転職を繰り返すケースが多いと感じます。
むしろ、そういう時こそ8割の脇役と云う忍者に徹することの「奥深さを探求」することに発想を転換させるべきです。
すると、知らないうちに2割の人間には会社がカウントしていたと云うことがあるかもしれません。
2割の社員は、なろうとしてなったのでしょうか?自分が2割だと思っているのでしょうか?
こういう脇役と云う忍者の存在に気付ける企業が、日本中の企業の2割にカウントされる優良企業と考えて良いと私は感じます。
神武天皇は、八咫烏の導きで大和王権を設立させました。
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