珍国際の書斎

ア、ア、ア、アイヤー、ここは珍さんの隠れ家アルよ。

誰か最近、このオッサン(オバサン)を見かけたアルかぁ?

2006年07月29日 00時01分00秒 | 珍国際のトラベル・ガイド
「珍さんの珍々電車」の中に登場する人物で一番不可解なのが、これから書く人物アル。この人物の素性を知りたくて、今度、同じ電車に乗ったら尾行して、「何をやっている人か、どんな所に棲んでいるのか、男か女か」を調べようと思っていたアルが、残念ながら、最近は全く見かけなくなってしまったアル。誰かこの人物のことを見かけたり、知っている人は是非コメントして欲しいアル。<marquee>

      ミニ珍さん </marquee>
 この文章を書き始めた・・・と言うか、電車の中で人間観察を始めた・・・のは2003年アル。もう、大概の変人・奇人・廃人を見たアルから、今ではどんな人間を見ようと余り驚きも感動もしなくなってしまたのこと。寂しいと言えば寂しいアル。ところが、世の中、そんなに甘くは無かったのこと。まだまだ変人・奇人・廃人がイーッパイ棲息しているアルな。



 このオッサン(ひょっとするとオバハンかも知れないが、95%くらいの確立でオッサンだと思う)は、これまで見てきた中でも1、2位を争う変人ぶりアル。恐らく、いわゆる「アキバ・オタク」つまり東京都中央区外神田を中心とする秋葉原駅の電気街をウロウロしてパソコンなんぞを買いあさるのが趣味のオッサンのこと。



 2005年9月8日午前10時3分・中央線・高尾駅始発の中央特快・東京駅行きに四ツ谷駅から乗り込んだオッサン(あるいはオバハン)に珍さん、目が釘付け、目がテンになてしまたのこと。一目で「アキバ・オタク」と分かるアルから珍さん、慌ててパーム・トップ・パソコンを取り出して、そのオッサン(あるいはオバハン)の特徴をメモしたアル。

 

 何故に慌てたかと言うと、そのオッサン(あるいはオバハン)は「アキバ・オタク」に違いないアルから、次の御茶ノ水で総武線に乗り換えて秋葉原に行くに違いないのこと。その間、3、4分しかないアルから、すべての特徴をしっかり見てしっかりメモしなければならないからアル。しかも、相手にシロジロと観察していること、及び、メモしていることを気づかれないようにしないといけないアル。(別に何の義務も無いのに、こういうことになるとムキになる珍さん、ヘンジンのことか?)

 こんな苦労(?)をして残したメモは以下の通りアル。<marquee>

ミニ珍さん </marquee>

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アイポッドの買い物

腕時計2個

ネアンデルタール

長い髪を前でバッサリまっすぐ

ザウルスのストラップ4本

赤いランドセル大と小2個

単一2本、ミッキーマウスの香水に扇風機

「Play Well」の靴

紫色。「LとE」の白ヌキ文字

ジーパン

黒いシャツ

御茶ノ水で乗り換えて秋葉原へ

「アキバ系オタク」

タオルで汗を拭く

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 このメモを元に記憶を辿りながら、このオッサン(あるいはオバハン)の容姿を書くと以下の通りになるアルが、このオッサン(あるいはオバハン)がオッサンなのかオバハンなのかは読者の判断に任せるのこと。



 まず、そのオッサン(あるいはオバハン)の髪型は肩より下に垂れる程長く、前髪を横に真っ直ぐに切りそろえており、顔は中学校の社会科の教科書に載っていたネアンデルタール人の横顔そっくりのこと。最近では漫才師の片割れで、ネアンデルタール人そっくりのニーチャンがテレビに出ているアルが、あれと同じタイプの顔アル。



 この顔、ヘア・スタイルだけで十分にインパクトが有るアル。服装は割と地味目で黒のTシャツにジーパン、腰には黒いジャンバーらしいものを巻き付けているアル。何だか分からないアルが、「Play Well」というロゴが入ったスニーカー、両方の腕には見たことも無い、なんやらメーターみたいな物が見える2種類の四角い時計をしているアル。そして足元には、今流行の「i-pod」の箱が入ったビニール袋が置いてあるのこと。<marquee>

                          ミニ珍さん </marquee>

 まあ、この辺までは、そんなに変わった所も感じられないあるが、このオッサン(あるいはオバハン)が腕に抱えているのは、真赤なランドセル。それも真ん中には普通のランドセルの半分位の大きさのランドセルが在り、その両側にそのまた半分の大きさのランドセルがくっついているアル。珍さん、「こんなランドセル、どこで見つけたんかいな」と思うようなデザインのこと。



 その3つのランドセルからは、各2本、合計6本の「Zaurus」と書かれた長さ10センチくらいのストラップが出ているのこと。どうやらシャープの携帯端末が6台入っているらしいアル。珍さん、「i-pod」の袋と「Zaurus」のストラップで、「こいつは「アキバ・オタク」と見抜いたアル。



 さて、このオッサン(あるいはオバハン)の凄いのはこれからアル。オッサン(あるいはオバハン)が左手に持って顔に向けたのは、なんと直径15センチくらいの電池式の扇風機アル。大きなミッキー・マウスのシールが貼られた透明な電池ケースには単1電池が2本見えており、その下には大きな取っ手が付いていて、このオッサン(あるいはオバハン)は、その取っ手を握って扇風機の風を顔に当てたアル。



 ここまでなら、そこら辺にいるかも知れないアルが、その扇風機、なんと取っ手の部分が、家庭用マイペットの容器と同じ物で、中に液体が入るようになっており、レバーを握ると中の液体がピューッと吹き出すようになっているのこと。このオッサン(あるいはオバハン)は時々レバーを握って、液体を飛び出させているアル。飛び出した液体は扇風機のプロペラで散乱させられて顔中に飛び散るのこと。その度にこのオッサン(あるいはオバハン)は、手拭いで顔を拭っては扇風機の風をあびているアルヨ。



 珍さん、その仕草を見て笑いを堪えながら、先程のメモを取り続けたアル。余りにも面白いアルから、ずうっと観察したかったアルが、残念ながら珍さんが睨んだ通り、御茶ノ水駅が近づくと、このオッサン(あるいはオバハン)は色々な小道具を手に立ち上がったアル。



 ア、ア、ア、アイヤー、このオッサン(あるいはオバハン)が立ち上がって珍さんに背中を向けたアルが、背中には先程の真赤なランドセルとは別に、薄い紫色(正式に言えば「灰赤紫」のランドセルを背負っていたのこと。ランドセルのフタの部分には大きな「L」と「E」の白ヌキ文字が有ったアル。



 このオッサン(あるいはオバハン)、「アキバ・オタク」兼「ランドセル・オタク」のこと。ひょっとすると、「時計オタク」で、さらに「ザウルス・オタク」や「靴オタク」、「ミッキー・マウス・オタク」、「扇風機オタク」、「マイペット・オタク」かも知れないアル。場合によっては「ネアンデルタール・オタク」か?

 ところで、このオッサン(あるいはオバハン)はオッサンのことか、それともオバハンのことか、どっちと思うのことか?

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 ミニ珍さん </marquee>

ア、ア、ア、アイヤー、それから1カ月ほど経った2005年10月28日、午前10時3分・高尾駅始発・東京行きの特別快速電車の後ろから3両目の、いつもの座席に座っていた珍さん、新宿駅で隣の隣に座った人物の安物香水の臭いに思わず、その人物を見ると、なんとさっきのオッサン(あるいはオバハン)が座っているではないのことか。前回は向かいの席に座ったアルから臭いまでは分からなかったアルが、実に不愉快な臭いのこと。相変わらず、真赤なランドセル型のバッグを両手で抱え、バッグには前回買った「i-pod」を結びつけてあるのこと。



 このオッサン(あるいはオバハン)、クシャミをする瞬間に大きな厚手のタオルを出して口を塞いだアル。こんな大きなタオルはポケットに入る筈が無いアルから、ランドセルに入れていたに違いないアル。もう、10月も末、間もなく11月だというのに、相変わらず、例の扇風機は首から太いネックストラップでぶら下げたままのこと。余程気に入っているアルな。



 そして、左手はと見ると、な、な、な、何とそこにはしっかり「オロナミンC」が握られているのこと。ア、ア、ア、アイヤー、前回はオッサンなのかオバハンなのか不明だったアルが、これで珍さん、このオッサン(あるいはオバハン)は「オッサン」だと確信したのこと。しかし、世の中に「オロナミンC」を飲むオバハンが居ないとも限らないアルな。だから、このオッサン(あるいはオバハン)は99.9%くらいの確立でオッサンだとしておくのこと。



 残念ながら、またもや、この「99.9%の確立でオッサン」は、御茶ノ水駅で降りてしまい、総武線に乗り換えてしまったアルから、これ以上の観察は出来なかったアル。この「99.9%の確立でオッサン」が立ったのを見ると、身長は155cmくらいで小柄のこと。それで髪を肩より下まで伸ばしているアルから、後ろ姿ではオッサンかオバハンかは判別不能アル。ただ、前回は真向かいの席に座ったアルから2m近く離れており、今回は1mと、至近距離で顔を見たアルから、「99.9%の確立でオッサン」は、いい線だと思うアル。



 そして、この「99.9%の確立でオッサン」の肩には相変わらず青いランドセルが・・・と思って前回のメモを見ると、



 背中には先程の真赤なランドセルとは別に、薄い紫色(正式に言えば「灰赤紫」のランドセルを背負っていたのこと。ランドセルのフタの部分には大きな「L」と「E」の白ヌキ文字が有った



と書いてあるアルよ。何と、オッサンは最低2つのランドセルを持っていることが判明したのこと。一体、この「99.9%の確立でオッサン」は、ランドセルを幾つ持っているのことか。多分、10種類くらいは持っているに違いないアルな。この「99.9%の確立でオッサン」が、どんな仕事をしていて、どんな家に住んで、どんな生活をしているのか興味が有るアルよ。



 出来ればもう一度、この「99.9%の確立でオッサン」の姿をじっくりと観察したいと思うアル。ところで、これまた前回のメモを見ると



2005年9月8日午前10時3分・中央線・高尾駅始発の中央特快・東京駅行きに四ツ谷駅から乗り込んだオッサン(あるいはオバハン)



となっているアル。つまり、この「99.9%の確立でオッサン」は、午前10時3分・中央線・高尾駅始発の中央特快・東京駅行きの、後ろから3両目の先頭部分に乗る習性が有るアルな。珍さん、毎日ここに座っているアルから、また遭うチャンスは有るに違いないアル。今度は隠しカメラを用意しておいて、細大漏らさず記録したいのこと
                中         略    
 これから何回、この「99.9%の確立でオッサン」を目撃することになるか知らないアルが、目撃する度に観察日記を書けば、かなりな程度、この「99.9%の確立でオッサン」の本性に迫ることが出来そうな気がするアル。続編をお楽しみに。<marquee>

バイバーーーイ

ミニ珍さん </marquee>