一昨日(2006年12月18日)は、何だか訳が分からない一日だったのこと。朝からの出来事を写真で追ってみるアル。
夕方になったら、例の悪友が、「珍さん、ちょっとデパートに行って絵を見ない?俺の知り合いが個展をやってんだ」
珍さん、以前に書いたアルが、小中学校の時に絵の先生に酷い目に遭わされて以来、絵を見るのも描くのも大嫌いになっているアル。
しかし、悪友の誘いでもあるし、
ブログのネタ切れ状態でもあったアルから、
世の為、人の為、全国200万人の珍国際ファンの為と、デパートに行ったアル。
そこで見たのは、
ヒエロニム・ボスの絵に似たイメージで意味不明の絵だったのこと。
タブン、号1万円くらいかと思うアルが、その中で赤が綺麗な絵が2、3点あったアル。
珍さんは、「これで1号の絵が有れば、バリコン用の穴を開けて、通信機型鉱石ラジオのパネルにしたら面白そうだが、みんな大き過ぎる。ラジオ用に小さい絵を頼めるかな」などと、画家が聞いたら卒倒するか、激怒しそうなことを考えながら見ていたアル。
この悪友、人間嫌いの珍さんとは正反対に、出会う人、出会う人、みんな友達にしてしまう特技の持ち主アル。
彼の知り合いの人数÷彼が生まれてからの日数>2
つまり、彼が二人居ないと数が合わないくらい知り合いや、参加団体が多いアル。ひょっとすると彼のクローンが居るんではないかと思うくらいのこと。悪友のクローンは明日、この個展の作家と飲むらしいアル。
個展はそこそこにして、次は珍さんのリクエストで秋葉原に鉱石ラジオの部品の買い出しへ。ところがそこでまた、「珍さんちょっと面白い店に行こう」と連れて行かれたのが、この店アルが、秋葉原の店としては何の変哲もない安物電気製品屋だったアル。
彼が「面白い店」と言えば、珍さん、てっきり今流行の「
萌え~~~!」な店に行くのだと思ったアル。
秋葉原と言えば、珍さんにとっては、「
科学少年のパラダイス」だったアルに、今や、実に下らない街に成り下がってしまい、パソコン・オタクの街、馬鹿ニーチャンと馬鹿ネーチャンの出会いの場となっているアル。
もし、そんな店に連れて行かれたら珍さん、
機関銃を乱射してくれるのこと!
ところが、この店の目玉商品は、なんと、1缶300円の「
静岡おでん」、それも、缶には静岡訛りで「
しぞーかおでん」と書いてあるアル。
悪友は静岡生まれ静岡育ちで、珍さんも、中学2年から高校入学まで静岡に居たアルから、「
静岡おでん」と聞いて懐かしくなり買ったアル。
裏を見ると、「
黒はんぺん」の文字が。
これが、「
しぞーかおでん」の
しぞーかたる由縁アル。
鉱石ラジオの部品と
しぞーかおでん缶を買った珍さん、もう満足アルが、時間は午後6時過ぎアル。
いくら高血圧とはいえ、
全国200万人の
珍国際ファンの為にも、このまま真っ直ぐ家に帰る訳には行かないアル。
「
どうする?」と例によって、飲み屋探しを開始。
「近くに名古屋から出てきた店が有る」
「名古屋?この前の店は大阪から出てきた店だったよね?」
「名古屋の手羽先で大成功して東京に進出してきた」
「また、難しい作法が有るのかい?」
「何も難しくない」
ということで、その店に行ったアル。
「
名古屋に美味い物無し」と聞いているし、実感している珍さん、「
幻の手羽先」という文字に、「フーン、
幻のまま終わった方がいいのに」と思ったアル。
大学のクラブの1年先輩が、名古屋でタブン一番大手の寿司店の社長をしているアル。
ある時、出張でその店に行ったアルが、実に不味い寿司で、とても寿司とは思えない食い物(と言えるかどうかも怪しい)だったのこと。
しかも、せっかく先輩を訪ねて行ったアルに先輩は顔も出さないし、しっかり金を取られたアル。
二度と名古屋の寿司屋には入らないことにしたアル。
メニューの至る所に「
みそ」の文字が見えるアル。
味噌を入れなければ喰えそうなものも、わざわざ味噌を入れて、恐ろしげな食い物にしているアル。
「
みそとんかつ」、「
みそうずら玉子フライ」、「
みそ串かつ」、「
どてめし」などなど、想像するだに、気持ちの悪いメニューが載っているアル。
珍さん、「
味噌抜きのみそとんかつ」、「
味噌抜きのみそうずら玉子フライ」、「
味噌抜きのみそ串かつ」だったら食べたかったアル。
そして、不味そうなメニューの極めつけが、
海老ふりゃーだったアル。
「え?海老フライにマヨネーズ?」
考えただけでも吐き気がしてくるアル。
海老フライにはソースというのが、地球始まって以来の常識アル!
日本男児にマヨネーズなんちゅう、軟弱な物を喰わせる気か!あれはオンナ子供の食い物だ!まして、マカロニだのグラタンだの持ってきてみろ!店を爆破してくれるワイ!
これが名古屋のメニュー三点セットとか。
これで酒を呑めっちゅうんか?
珍さん、こう見えても薩摩隼人アル!
「
粋」とはまるで無関係なツマミ。味噌なんとか・・・
手羽先・・・コメント無し。好きにすればぁ!
「
難しい作法は無い」と言っていたアルに、こんな難しい作法が有ったアル!珍さん食べなかったアルから無関係アルが・・・
ア、ア、ア、アイヤー、珍さん、「
味噌カツ」だの「
えびふりゃー」までは我慢していたアルが、なんじゃこりゃ!
「
赤味噌入りビール」だとぉ?それも、「
インターナショナルビアーコンペティション 2005 銅賞」だって?
この審査員、一体全体、どないな舌をしてまんねん!
しかし、ここに写真が載っているということは・・・ついつい、頼んでしまたのこと。
ブランド名が、「
金シャチ」だって!垢抜けない!
まあ、名古屋のビールじゃ、こんなものか・・・という程度だったアル。やはり名古屋は大阪とセットにして北朝鮮に呉れてやろう。
厨房には一人も日本人らしき姿が見えなかったアルからイヤな予感がしていたアルが、その予感が的中したのが、この「
漬け物の盛り合わせ」アル。
何故かナスがペッタンコどころか、皿に潜り込んでいるアル。キュウリにもハッキリと横線が見えているアル。これでは、「
盛り合わせ」ではなく、「
盛り下がり」アル。
写真を見て判明したのは、この漬け物、何皿も先に作っておいて、皿の上に皿を重ねていたらしいアル。ナスやキュウリの横線は、上に載っていた皿の跡に違いないのこと。