珍国際の書斎

ア、ア、ア、アイヤー、ここは珍さんの隠れ家アルよ。

珍さん60歳になって人生初めて女子大でションベン

2006年08月29日 00時02分00秒 | 気象予報士








花火1.gif花火2.gif花火3.gif





<MARQUEE>珍さん、女子大の便所を見たでぇ ミニ珍さん 女子大にはオトコ用の便所が無い! </MARQUEE>

 ア、ア、ア、アイヤー、珍さん、肝心なことを書くのをスッカリ忘れていたアル。気象予報士の試験を受けたことはどうでも良かったアル。珍さんが、この「珍さん、60歳になって気象予報士を目指す」を書き始めた切っ掛けは、気象予報士の試験会場が渋谷区の三軒茶屋に在る「昭和女子大・短期大学」だったことアル。



 珍さん、生まれて初めて「女子大」なるものの中に入ったアル。正門を潜り試験会場が在るビルまで100メートル程歩いたアルが、その間は特にどうということは無かったアル。驚いたのは校舎内を歩いた時アルよ。なんと、そこら中に



「禁煙」



の貼り紙が貼ってあるのこと。 廊下は勿論、至る所に貼ってあり、教室の入り口、湯沸かし器のコーナーの入り口、そして、ア、ア、ア、アイヤー、珍さん、オンナ便所に入ったら、ドアの内側にも

「禁煙」



と書いてあるのこと。その紙の隣には、珍さん生まれて初めて見る「音姫」なる怪しげな機械が設置されているアル。どうやら、ネーチャン達のションベンの音を誤魔化す為らしいアルが、実にクダラン! この日は試験会場にするので、オンナ便所の半分をオトコ用にしていたアル。別に珍さんがオンナ便所に不法侵入したわけでは無いので念の為。

<MARQUEE direction="right" >女子大のオトコの教授は座ってションベンするアルか? ミニ珍さん </MARQUEE> 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧 小便小僧



 便所の中でタバコを吸うような無知・無教養・馬鹿丸出しの馬鹿ネーチャンのションベンの音なんぞ、誰が気にするっちゅうんじゃい! そんなことを気にするような躾の良いネーチャンは今時日本に一人も居ないし、オンナ同士で聞こえたって、どうってこと無いだろうが!まったく水資源の無駄遣いアル。 乙姫さんがションベンするか?吉永小百合様は大便も小便もなさらないぞ!


<marquee>座ってションベンしたから 裸男 </marquee>



<marquee behavior="alternate">二人とも、公然わいせつ罪で逮捕するわよぉーーー婦人警官 </marquee>



<marquee direction="right">裸男 パンツ上げるのを忘れただけだよぉ  </marquee>



<marquee behavior="alternate" scrolldelay=200 >俺は時代遅れか? 御用御用 時代にも犯人にもついて行けないが、御用だ、御用だ! </marquee>


 珍さん、胸くそが悪いアルから、便所のフタを足で蹴り上げ、便器にショーベンが掛かるようにホースの筒先をアッチコッチに振り回し、最後は足で水のコックを踏んづけ、また、足でフタを閉めて来たのこと。

 便所の中には予備のトイレット・ペーパーが3個も置いてあったアル。どうやら昭和女子大の馬鹿ネーチャン達は、学校で、かなり大便をするらしいアルな。

<marquee direction="right" scrolldelay="999"> アタシだってお茶の水出とるワイ バーチャン  速く歩くと入れ歯が落ちるドスエ</marquee>

 あと驚いたのはテニスや囲碁、英語などのクラブ紹介の掲示板に「エイズに注意」の貼り紙も有ったのこと。こんな馬鹿ネーチャン達に、そんな高尚なクラブの勧誘なんぞする必要は無いアル!渋谷か新宿辺りのホスト・クラブのポスターか、風俗クラブの勧誘ポスターでも貼っとけってんだ!

 歩きタバコはするは、エイズには罹るは、まーったくロクな学生ではないのこと。誰か、原爆1個貸してくれーーー!昭和女子大に落とせば、馬鹿の子孫が減るぞぉーーー!

  腹筋を鍛える.gif   太極拳.gif   居眠り.gif  パソコンを打つ.gif   ピアニスト.gif   キャッチボール2   スキーヤー2.gif   ダンス.gif   ダイバー3.gif   ギタリスト        

<marquee>keirin_p.gif</marquee>






珍さん、60歳になって気象予報士を目指す(その2)

2006年08月29日 00時01分00秒 | 気象予報士
<marquee scrolldelay=1>長距離トラック.gif</marquee>

 珍さん、この疑問を残したままでは死んでも死にきれないアルから(それ程のもんか?)、58歳の春に退職金を貰えるのが2年後に迫り、「生涯学習のユーキャン」の通信教育講座に申し込み、大枚6万円以上を叩いて、ウスッペラな教科書4冊、それも間違いだらけ、ミスプリだらけのいい加減な教科書を入手して勉強開始したのこと。



 この通信講座は、労働省か文部省の「生涯学習補助制度対応」であり、通信教育の添削問題をすべてこなし、基準点をクリアすれば、費用の6割が戻ってくる仕組みアル。6万円の6割と言えば3万6千円のこと。珍さんが毎晩通っている、高級焼鳥屋「松録」でなら毎晩焼酎を浴びるほど飲んでも1カ月は通える”莫大な”金額のこと。

        飲み過ぎ ドンペリの焼酎いっちょう! バーのカウンター

<marquee scrolldelay="600" behavior="alternate">ウーイッ! よいどれサラリーマン.gif 酔っぱらったでぇ</marquee>

 珍さん、気象予報士の資格を取るよりも、この「松録」の飲み代欲しさに、一生懸命勉強したアル。勉強をするのはもっぱら通勤の電車内アル。珍さん、ここが一番集中出来る場所のこと。毎日、往復2時間、二日酔いの頭にとっては、いくらウスッペラとは言え、4冊で厚さ5センチ分の教科書の内容を暗記と理解し、他に厚さ5センチの練習問題4冊を解くのは結構辛いアル。



 珍さん、出来れば60歳の誕生日までに合格したいと思っていたアルが、「10の手探り、20の手違い、30の手応え、40の手習い、50の手詰まり」どころか、「60の手遅れ」アルから、実に大変だったアル。それでも、一応、3万6千円を返して貰えるまでに勉強はしたアル。

<MARQUEE>ボンジュールミニ珍さん そんなことしないで、最初から6万円飲んだ方がいいアルな! </MARQUEE>



 独学を開始した1年半後の2005年8月に1回目の試験を受けて、「一般学科試験」、「専門学科試験」、「実技試験」の内、「一般学科試験」を一髪で・・・ア、ア、ア、アイヤー、髪は無いアル・・・一発で合格したアル。試験は毎年1月と8月の年回実施されるのこと。



 「一般学科試験」と「専門学科試験」はマークシート方式で、コンピューターが採点するアルが、「実技試験」は筆記の為、採点が面倒アルから、「一般学科試験」と「専門学科試験」の両方に合格しないと、採点もしてくれないアル。つまり「一般学科試験」と「専門学科試験」に受からないと、いくら「実技試験」で100点満点の解答をしていても、なんにもならないアル。

<marquee direction="right"> 関係ないけど暇だから走っちゃお! 郵便配達2.gif</marquee>

 幸い、珍さん、「一般学科試験」のみは合格し、これは1年間有効で、次の2回の試験では受験を免除されるアル。そして、2006年1月の試験では「一般学科」の試験はパスして、「専門学科試験」と「実技試験」だけを受けたアルが、またもや「専門学科試験」を落としてしまったアル。

                 ウチワ

 これは珍さんの頭がボケ始めているせいだけでなく、気象予報士試験が開始されて10年くらいになるアルから、徐々に問題がひねくれたり、マニアックになっており、ユーキャンの教科書以外にも、何冊も読んだ参考書の何処にも記述されていないような問題が増えているから、手も足も出ないアル。気象庁に勤めているか、年間30万円以上の学費を払って気象予報士の専門学校にでも通わない限り知り得ない問題が出るアル。



 それでも、3度目の正直、この2006年8月27日の試験では、何となく「専門学科試験」も合格したような手応えを感じるところまで来たのこと。今回も、どの参考書にも全く出ていない内容を問う問題が3題程出されたアルから、今のところ、答え合わせも出来ず、自己採点は不可能アルが、「ひょっとすると」という感じは有るアル。「実技試験」の方は最初から自信が有るアルから、事と次第によっては、「気象予報士・珍国際」が誕生するかも知れないのこと。



<marquee behavior=alternate scrolldelay=300> 今日は気温が35度の真夏日だ! 水撒き  水撒きもターイヘン</marquee>



 ところで珍さん、最近は「ブログ作り」にはまっており、電車の中で、ブログに関する本を読みたいし、この原稿も電車の中で、ヒューレット・パッカード社の「HP200LX」という、今では殆ど使う人の居ない「MS-DOS」マシンのエディターで入力しているアルから、気象予報士の勉強をする時間が少なくなっているアル。



 他にも、このブログに出てくるように、真空管ラジオ作りにも再挑戦したいし、鉱石ラジオ、ゲルマニウム・ラジオ作り、ギターで古賀政男の「ハゲを死体手」、ア、ア、ア、アイヤー、「影を慕いてだけは弾けるようになりたいし、習字の練習、写経、四国巡礼もしたいし、、ホンダ・バモスで北海道一周もしてきたいし、死ぬ迄に一度でいいから、オーロラを見たいし、せっかく買った104ミリ・反射式・自動追尾式赤道儀オリオン星雲も見たいし、畑をもっと広げてスイカ専業農家として独立したいし、少しは写真も撮って儲けたいし、せっかく作った野菜を使って漬け物作りもしたいし、ソバ打ちもマスターしたいし、「野菜のソムリエ資格」も取りたいし、ブログももっと凝りたいし、酒はもっと飲まなきゃいけないし・・・ア、ア、ア、アイヤー、珍さん、忙しくて仕方が無いのこと。

                   農民   鍛冶屋






珍さん、60歳になって気象予報士を目指す(その1)

2006年08月29日 00時00分00秒 | 気象予報士
<marquee scrolldelay=1>traintop4.giftrain_b2.giftrain_o2.giftrain_o2.giftrain_o2.giftrainwel2.giftraintop2.gif </marquee>

ア、ア、ア、アイヤー、珍さん58歳にして、な、な、な、なんと、合格率4%前後という、気象予報業務従事者以外の素人にとっては結構難関の国家資格・気象予報士を目指すことにしたアルよ。今では、アナウンサーやキャスターとしては、頭と顔とスタイルが、今一、今二、今三くらいのネーチャン、ニーチャンが簡単にテレビに出られるので憧れの職業らしいアル。

懸垂1  テレビのお天気キャスターと言えば、TBSに良く出てくる森田クン(あんなに馬鹿そうに見えて、一応、気象予報士学校を経営しているらしいアル)、イヌ・アッチ・イケーの半井クン、そして、パッパラパーの極めつけ、石原良純クンなんてぇのが、目立つアルな。最近ではTBSの根本ってネーチャンなんぞ、アイドル扱いのこと。写真集まで出す凄まじさアルよ。
 ここで、まーったく関係ない話アルが、今の「石原良純」の絵のホーム・ページで面白い物を見つけたアル。是非ここをクリックするヨロシ。かなり笑えるアル。一覧表が出てきたら四角いチェック・ボックスをクリックするヨロシ。別の人を見たい時は、画面の一番下までスクロールして「INDEX」をクリックするのこと


 今、思い出したアルが、お天気キャスターと言えば、ひと頃は、日本気象協会の福井というオッサンが、「クワンレイジェンシェンガ・・・」と九州弁丸出しの発音で受けていたアルな。多分、あのオッサンは気象予報士の資格を持っていなかったと思うアル。



 あのオッサンが活躍していた頃は、気象予報士の資格そのものが無かったアルし、あのオッサンの解説では、あまりウンチクの有る話は出てこなかったような記憶が有るアル。多分、「気象協会の職員」というだけで、特に知識も無く、「オモロイ・オッサン」としてテレビに出ていたアルな。



 気象予報士の試験制度が始まった頃に、あのオッサンは姿を消したような気がするアル。つまり、試験に受かるほどの知識は無かったと思うのこと。さっき書いた、TBS専属の森田クンだって、実は1回目の受験で落ちたというアル。



 馬鹿そうなお天気キャスターばかりの中でTBSの正社員、小林アナウンサーは良く勉強していて、見ていても実に面白いし参考になるアルよ。珍さん、「石原良純ごときが受かって、珍さんが受からない筈がない。もし受からなかったら、アイツより馬鹿だと認める」と豪語して、勉強を開始したアル。

<MARQUEE direction=right>石原良純だけには負けたくなーい ミニ珍さん</MARQUEE>

 もっとも、石原クンは親(石原裕次郎)の七光りで合格したというウワサを聞いたアルが、真偽のほどは知らないアル。珍さん、親の七光りは期待できないアルが、前頭部の光なら何とかなるアル。

 

 そんな事ともかく、定年を2年後に控え、ボケ帽子・・・ア、ア、ア、アイヤーどんな帽子じゃい!・・・ボケ某氏・・・ア、ア、ア、アイヤー、誰のこったい?・・・ボケ某紙・・・ア、ア、ア、アイヤー、某紙は最近スキャンダルが多いアルなあ・・・ボケ紡糸・・・ア、ア、ア、アイヤー、糸を紡いでどないせぇーっちゅんじゃい・・・ボケ防止・・・それでいいんよ。ボケてんのはこのワープロのこと・・・ボケ防止にもなるからと、一念発起して勉強を始めたアル。



 珍さん、今更テレビに出る程、髪の毛は無いアルし、身長は164センチと、戦後の食料不足を歴史に残す標本みたいなチビのこと。昔は「玉三郎そっくり」と言われていた美貌も生活の疲れ、仕事のストレスから、まったく見る影も無いアル。従って、珍さんが気象予報士を目指すのはテレビに出る為では無いのこと。



 珍さん、「少しは写真も撮れる百姓」を目指しているアル。写真撮影にも農業にも天気は非常に影響するのこと。その為に少しは役に立てばいいアルが、それも大した動機では無いアルよ。

<MARQUEE direction=right> 百姓は天気次第ズラ ミニカール </MARQUEE>

 それでは、いい歳をして、何を勘違いして気象予報士を目指したアルかって?実は珍さん、中学校以来、実に50年近い、半世紀に亘る疑問を解きたくて勉強を始めたアル。みんなも同じ事を教わった筈アルが、中学校の理科の時間に「冷たい空気の上に暖かい空気が乗ると温暖前線で、暖かい空気の下に冷たい空気が入ると寒冷前線」と習ったアル。

 珍さん、その時以来「???」と思い続けて50年アル。勿論、中学校の試験では、「冷たい空気の上に暖かい空気が乗ると温暖前線。暖かい空気の下に冷たい空気が入ると寒冷前線」と解答して100点を貰ったアルが、まったく疑問は解けていないアル。



 「冷たい空気の上に暖かい空気が乗ると温暖前線で、暖かい空気の下に冷たい空気が入ると寒冷前線」



 どちらにしたって、冷たい空気の上に暖かい空気が乗っている状態には違いないアル。もしも、「暖かい空気の上に冷たい空気が乗っていれば寒冷前線。冷たい空気の上に暖かい空気が乗っていれば温暖前線」とか、逆に「冷たい空気の上に暖かい空気が乗っていれば寒冷前線。暖かい空気の上に冷たい空気が乗っていれば温暖前線」というのなら理解出来るアルが・・・



 どこがどう違うアルか?中学校の先生に質問しても明確な回答は貰えなかったアル。中学校の先生も、本当は理解していなかったに違いないのこと。この疑問を抱えたまま、珍国際少年は珍国際、口も臭い、加齢臭プンプンの珍国際老人になってしまたのこと。

<MARQUEE>「珍さん、60歳になって気象予報士を目指す(その2)」に続くよーーーミニ珍さん</MARQUEE>






真冬の釧路へ丹頂鶴の写真を撮りに(その6)

2006年08月19日 00時02分00秒 | 珍国際のトラベル・ガイド
鶴22 国際ツル・センターに着いた時も吹雪いており、その中でツルのエサを横取りしようとするオジロワシやキタキツネとツルの格闘シーンなどが面白かったのこと。しかし、いかんせん、吹雪の中アルから正月の紙面に使うには暗い感じの写真にしかならないアル。そこそこに撮影して宿に戻ったアル。

<marquee scrolldelay=800>アザラシ2.gif </marquee>

 昨夜の晩飯で珍さんがメシを食べなかったのを見た安藤夫妻の心遣いで、その夜から晩飯は酒のツマミ的なものにシフトされたアル。名前を忘れてしまったアルが、この季節に、この場所でしか手に入らないという珍しい魚の干物が旨かったアル。他にも色々なツマミが出て、好きなジャック・ダニエル、管球式アンプで聞くジャズなどですっかり酒が進んでしまった珍さん、酔った勢いで、安藤氏にペンションのオヤジとしてのニック・ネームを考えることにしたアル。

大鷲とツル <marquee> ↑ エサを横取りしようとする大鷲と戦うツルミニソロ </marquee>

 こういうことを考え始めると止まらなくなる性分アルから、かなり酔っているにもかかわらず、ベッドの上で夜中まで考えては、一人でニヤニヤしながら、名作が浮かぶ度にメモしていたアル。

鶴23アザラシ3.gif アザラシ3.gif <marquee> ↑ エサの横取りに成功し、ツルに蹴られないように必死で逃げるキタキツネ ミニソロ </marquee>

 その結果、実に素晴らしい名前を思いついたアル。安藤氏はペンションの経営を始める前は社会科の先生で、ペンション経営の他に、オートバイで日本4周する程のオトキチで、カヌーの指導、釧路湿原などのネイチャー・ガイド、ギターの先生、バンド・マスター、ガラス製のアクセサリー製作、オーディオ・マニア、陶器製作、日本で3本の指に入るというほどのバーボン・コレクターなどなど、本人から聞いただけでも、これだけの趣味、資格を持っているのこと。本業はペンション経営らしいが、3泊しただけで軽々しくは言えないものの、何となく、これも趣味の一環のような気がするアル。懸垂1  そこで、これらの意味あいを含めた、「ヒッコリー・ウインド」のマスターらしい名前を発表するのこと。ヒッコリーは英語で、北米産の胡桃(クルミ)科の木のことアル。



       命名     胡桃風 宿六



 これ以上、この怪しげな人相・風体を表し、宿の和名を含み、肩書きまでを表現する名前を越える名前を考えるのは不可能アル。若い人は「宿六(ヤドロク)ってなんなの?」と思うかも知れないアルから、念の為に書いておくと、「家でゴロゴロしている役立たずの馬鹿ダンナ」というようなニュアンスのこと。

                      フクロウ.gif

 安藤氏は決してゴロゴロしている訳では無く、寝る間も惜しんで精力的に働いているし、馬鹿なんぞではなく、かなり頭の良い人間アル。しかし、客が寝静まった後、バーボン片手に一人で真空管アンプが奏でるジャズを聞きながら、ギターを合わせて弾いたり、まるで人相と体格からは想像が付かない小さなガラス・アクセサリー作りをしている姿を見ると、まさに「宿六」のこと。

 最後の日に宿のノートに、大きく



       命名     胡桃風 宿六



と記してきたのこと。安藤氏も結構、気に入ってくれたようで、ひょっとすると、この名前の名刺を作っているかも知れないアルな。他にも色々と面白いメモを残して来たアルが、アルチュー・ハイマーの珍さん、みーんな忘れてしまたのこと。



 3日目は鶴居サンクチュアリで11時から2時半まで撮影、これで、かなりいい写真が撮れたアルからこれで引き上げても良かったアルが、まあ、いい年をして、ガツガツと仕事をすることも無いアルから、もう1泊してくつろぐことにしたアル。

<marquee> カラスガ鳴くから帰ーぇろう ミニソロ  ア、俺、カラスじゃなくてツルだった!!! </marquee>

 午後4時からは、「夕陽をバックにネグラに帰るツル」を撮るポイントに案内されたのこと。驚いたのは、ヤドロク氏が「間もなくツルが帰る時間でんがな」と言い残して、車で立ち去った途端に、次から次に巣に戻るツルの群れが、珍さんの頭の上をかすめて行ったアルよ。珍さん、「ひょっとすると、ヤドロク氏がツルの所に行って、石でも投げて飛び立たせたんじゃないか」と思いたくなるほどだったアル。

鶴5

<marquee direction="right" > オラ、バックも出来るだよーーー ミニソロ後ろ向きに飛べるのは世界中でオラだけだ!!!</marquee>

 4日目は午前中は鶴居サンクチュアリで、だめ押しの撮影、午後は、国際ツル・センターで、ツルとオジロワシの格闘に再挑戦。国際的プロ・カメラマン(?)が4日間も撮影すると素晴らしい写真の山で、写真集でも出さないと使いきれないくらいアル。この中からたった2枚しか使えないのこと。出張旅費を16万円も使って、たったの2枚、それも1枚は記念切手くらいの大きさ、実に無駄遣いアルな。

<marquee>カモ</marquee>

 たっぷりと”迷作”をものにした珍さん、国際ツル・センターから釧路空港へ送って貰い、またもや、空飛ぶ養老院号で帰京したアル。東京に戻ると、2日目に釧路の市場から送ったタラバガニ、イクラの醤油漬け、鮭トバ、コンブ、数の子の醤油漬け、本物のシシャモなどが届いていたアル。さすが、ヤドロク氏が教えてくれた店で買っただけあって、どれも安くて、実に美味だったアル。こういう場合は、舌の肥えた人を信頼するに限るアルな。中でも鮭トバの新製品が最高で、珍さん、ヤドロク氏に再注文したほどアル。



 珍さん、あと14カ月で定年アルが、その年の6月にカミサンを連れて、北海道一周をすることにしたアル。勿論、宿舎はヤドロク氏の所を本拠地にするアル。愛車のホンダ・バモスは軽のワゴンながら、後部座席を倒すとフル・フラットになり、1畳のタタミを敷けるアル。そして、フトン、鍋、ヤカン、ガス・コンロなどなどを常時積んでおり、別名は「移動ホームレス号」のこと。



 こんな車でカミサンと1カ月もドライブしていたら、ア、ア、ア、アイヤー、3人目の息子が生まれるかも知れないのこと。ア、ア、ア、アイヤー、珍さん、また見栄を張ってしまたのこと。



     Thank you for your best kind help, Mr Hickory Wind

                                  再見

                            2004年12月吉日 wataridori.gif






真冬の釧路へ丹頂鶴の写真を撮りに(その5)

2006年08月19日 00時01分00秒 | 珍国際のトラベル・ガイド
<MARQUEE> ヒッコリーウインドの料理は最高アル! ミニ珍さん</MARQUEE> 6時35分ピッタリに安藤氏の車が現れ、ペンションに向かったのこと。いよいよ、北海道阿寒郡鶴居村のペンション「ヒッコリー・ウインド」での初夜を迎えることになったアル。宿に着くと、すでに晩飯の用意が出来ていて、母屋の2階に在る食堂で食べたアルよ。



 2階には初めて見る美人ママが、台所で料理を作っている最中のこと。昔、TBS「世界・不思議発見」でレポーターをやっていたサコ・ミチヨ(漢字は不明)そっくりの美人で、珍さん、食欲と同時に性欲まで湧いてしまって、ツバが出てきたアルが、食欲のツバなのか、性欲のツバなのか分からなくなったアル。ア、ア、ア、アイヤー、珍さん、見栄張ったのこと。本当は、珍さん、もうとっくに赤い玉が出たアルよ。

                    あーれー  アーレー!

 美人ママの料理は抜群で、どれを食べても実に旨かった。しかし、ノンベエの珍さん、御飯は食べずに料理を酒の肴にして、焼酎を3合も飲んでしまたのこと。お陰で、翌日からは、珍さんの料理は、酒のツマミ・バージョンに変更されたアル。実に細かい気遣いをするアルな。

<MARQUEE> ↓↓↓ ヒッコリーウインドのリビング・ルームを外から覗いたアル ↓↓↓ ミニ珍さん</MARQUEE>

ヒッコリーウインドの窓

 安藤家には睦ちゃん(通称・ムッチ)という、人なつこくて可愛い小学生の女の子が居たアル。珍さんが酔っぱらったのを見ると、脇に座って話しかけてきて、



「珍さん、トナカイの絵を描いてよ」



と頼んだアル。丁度、クリスマスの直前だったアルから、トナカイの絵を希望したらしいアルが、珍さん、絵はまるっきり駄目で、しかも酔っぱらっているアルから、とても絵なんぞ描ける状態ではないのこと。翌朝、自分が書いた絵を見たら、幼稚園児以下のヘタクソな絵だったアル。珍さん、慌ててゴミ箱に捨てたアル。





<marquee>sannta-ani06.gif santa-ani07.gif santa-ani09.gif </marquee>

 

翌朝は、かなり冷え込んでいるのに、午前6時スタートで、音羽橋という所まで行って、川の中でまだ寝ているツルの群れを撮影したアル。まだ夜明け前アルから、殆ど月明かりでしか見えないのに、安藤氏は遥か200メートルくらい先を指さして「あそこに30羽、手前に3羽居てまんがな」と言うアル。

<MARQUEE> ↓↓↓ 目では何にも見えないアル ↓↓↓ ミニ珍さん まだ、ツルは寝ているアル。良くも片足で立って寝てヒックリ返らないアル! </MARQUEE>鶴7 いくら目を凝らしても何も見えないアルに、安藤氏の何と目の良いことアルか。珍さん、「安藤氏はアフリカの生まれじゃないか」と思った程アル。しかし、しばらくすると、確かに安藤氏の言う通りにツルの群れが見えたのこと。



 珍さんの周囲には数人のアマチュア・カメラマンが先に来て待機していたアルが、彼らは、ずっとそこに居たアルに、安藤氏の言葉で初めて、ツルが居ることが分かったらしく、「あ、ホントったい。あそこに30羽くらいおるったい。はよー、カメラばセットしちゃらんと、間に合わんごとなるったい!」と大騒ぎのこと。

<marquee> ツールーーーー ミニツルアップ</marquee>

 珍さんも徐(おもむろ)に、ハスキーの三脚をセットし、「Professional」の文字入りのストラップが付いたカメラを3台出して、周囲のアマチュア・カメラマンどもを威嚇したのこと。こういう時に、安物の機材を出すと馬鹿にされるアルが、なにせ、1本103万円の200~400mm望遠・ズーム・レンズなんぞを見せつけられると、素人は黙りこんでしまうアル。珍さんの後ろに回っては、



「このレンズ、高いっちゃけんねー。スタビライザー付きだから、ブレんとよ。こんなの一度使ってみたかけんねーーー」とヒソヒソ話をしているアル。



 取りあえずは、周囲のアマチュア・カメラマンより精神的に優位に立った珍さん、あとは、「写真の善し悪しは機材の善し悪しに関係ない」とばかり、周囲のアマチュアが見落としている瞬間を狙っては1枚ずつ、ゆっくりとシャッターを切ったのこと。

<MARQUEE> 写真は器材で撮るもんでねえ。心で撮るもんだ! ミニ珍さん 心で撮れなきゃ高いカメラを買え・・・ </MARQUEE>

 こういう場合に、アマチュア・カメラマンは、なけ無しの金で、秒速8コマも撮影可能なカメラを買い、「おれのカメラは秒速8コマだもんねぇぇぇーーー!」と見せびらかすかのように、「チャチャチャチャチャチャチャチャッ!」とムダに8コマずつ撮影するアル。珍さんからすれば、この音は、「俺はへ、へ、へ、へ、へ、へ、へ、へ、ヘタだぞ。だから闇雲にシャッターを押して、ど、ど、ど、ど、ど、ど、ど、ど、どれか1枚写っていればいい」としか聞こえないのこと。



 秒速8コマしか写らないということは、いくら1000分の1秒の速いシャッター・スピードでも、実際に写っているのは8分の1秒の遅いタイミングのこと。コマとコマの間に大事なシャッター・チャンスを逃しているアル。

<marquee> カッコイイかーーーい? ミニ </marquee>

 珍さんのような世界的なプロが(そうだったっけ?)、1000分の1秒で撮影する場合は、限りなく1000分の1秒に近い、正確なシャッター・チャンスで撮影出来るアル。だから、珍さんのカメラも秒速3コマ撮影可能アルが、1コマずつ、正確なシャッター・チャンスでものにしているアル。

鶴11  夜が明け始めると今まで薄青く写っていた風景が、徐々に赤みを帯び始め、なかなか奇麗アル。未だ非常に暗く、ASA1600相当で撮影しても、2分の1秒くらいの、かなり遅いシャッター・スピードでしか撮影出来ないアル。後で写真を大きく伸ばして気が付いたアルが、飛び立とうとするツルの羽根は、その間に数回上下しているアルから、羽根の部分がブレて、胴体は止まって写っていて、いい写真になっていたのこと。

鶴12

 「世界的カメラマンなら、それくらい最初から計算して撮影しろ!」



ア、ア、ア、アイヤー、珍さん、それ言われる、つらいのことね。



 夜が明けてしまうと、あまり撮影する価値が無いらしく、安藤氏に言われるまま撮影を終えて、宿に戻り朝飯にありついたアル。朝飯は、安藤氏の気遣い素晴らしく、



「酒飲みには、これが効きまんねん」



と、茶碗3杯分も有るオカユが出たのこと。しかも、トッピングが、梅干しタクアンなどポピュラーな物も含めて10種類くらいも皿に並んでおり、実に豪華なオカユだったアル。珍さん、普段は「朝飯は麺」と決めており、夏場はソーメン、冬場はラーメンしか食べないアルが、すべて平らげたのこと。



 午後は国際ツル・センターという場所でツルの餌付けシーンを撮影することになっていたアルが、その前に昼飯に寿司を食べようということになり、わざわざ吹雪の中を釧路市内まで往復100キロも走ったアル。回転寿司だったアルが、実にネタが新鮮で珍さん、20皿も食べたアル。

<MARQUEE> 珍さん、少しは写真が上手くなったアルな! ミニ珍さん 馬子にも衣装、下手くそカメラマンには高級カメラ </MARQUEE>






真冬の釧路へ丹頂鶴の写真を撮りに(その4)

2006年08月19日 00時00分00秒 | 珍国際のトラベル・ガイド
<MARQUEE> ↓↓↓これがツルの離陸デスタイ↓↓↓ ミニ珍さん エエ写真でんなぁ </MARQUEE>

鶴21 そんな珍さんの状況を予想していたらしく、餌付けが終了する2時30分になると、安藤氏が、



「どないでっかーーー、エエ写真撮れたかいな、寒くてそれどころじゃオマヘンでっしゃろ。もう、撮影を止めて、ワテのペンションに荷物を置いてから、フロにでも入りなはれ、近くにエエ温泉が在りまんがな。混浴かどうかは知りまへん。イッヒッヒ」



と、迎えに来たのこと。



 珍さん、もう限界だったアルから、



「温泉、温泉!ツルはもう十分。温泉に入って肌をツルツルにしよーっと。ついでに頭もツルツルに・・・もう、なっていたか!」



と、荷物をペンションに置いて、温泉に行くことにしたアル。



 ア、ア、ア、アイヤー、安藤氏のペンションは、ツルの餌付け場から歩いても5分も掛からない近い所だったのこと。分かり易く言えば、ツルの餌付け場所が野球グラウンドとすれば、珍さんが写真を撮っていたのはホーム・ベースの辺りで、安藤氏のペンション、すなわち、ヒッコリー・ウインドはライト・フェンスのポールの辺りに在るのこと。ここで、凄いのは、餌付け場所からペンションまでの道路はヒッコリー・ウインドの私有地だとのことアル。さーっすが、ホッキャードー!スケールの大きさに驚いたのこと。



 そして、それ以上に驚いたのは、ヒッコリー・ウインドの外観が、安藤氏の人相・風体からはまるで想像が付かない、可愛らしくて清純な感じがしたことアル。真っ白な雪と白樺林に囲まれて、ヒッソリと佇む姿は、まるで可憐な少女のようアル。こんな場所に彼女でも連れて来れば、「今夜はどうなってもいぃぃぃーーー!」・・・となるかどうかは、アンタの腕次第、口先次第、体力次第、テクニック次第アル。

<MARQUEE> ↓↓↓ これがヒッコリーウインドの夜景アル ↓↓↓ ミニ珍さん</MARQUEE>

ヒッコリーウインド外観

 ペンションの入り口には、マニアックな大型オートバイが1台、カヌーが2艘<置いてあるアル。<marquee behavior=alternate>カヌー</marquee>  母屋の1階は大きなガラスのサッシが目立ち、中が丸見えのこと。何やらギターが室内には数本見え、他にも色々と面白そうな物が陳列されているのが見えるアル。



 宿舎の建物の玄関を開けると、ア、ア、ア、アイヤー、目の前には陶器やアクセサリー小物がビッシリと並べられ、ここにも、イタリア製の高給バイク・・・馬鹿ワープロめが、どないなバイクでんねん・・・公休バイク・・・馬鹿ワープロめが、バイクが休んで、どないすんねん。公休に乗る専用バイクかいな?・・・硬球バイク・・・馬鹿野郎!そんなら軟球バイクも在るんかいな・・・高級バイク・・それで、エエんや・・・その、高そうなバイクが置いてあったアル。

<marquee behavior="alternate" scrolldelay=800>掃除するバーサン.gif</marquee>

 玄関から部屋に至るまで全てのドアというドアには、如何にも流木を拾ってきて磨いたような取っ手が付いているアル。珍さん、「どこで見つけたか知らないが、多分、カナダ産のドアだろうな。妙な所に金をかけるものだ」と感心しきりのこと。

<marquee direction="right" scrolldelay=400 > カナダと言えばトナカイの出番でっしゃろトナカイ</marquee>

 珍さんが泊まる部屋に入ると、真っ先に目に入ったのが、青を中心とするステンド・グラスで出来た電気スタンドの笠アル。他にはベッドが2つ、石油ストーブ、木製のテーブル、木製の洋服掛け、大きな窓と、上の方に開閉式の小窓などなどアル。全体にスッキリとした印象で、とても安藤氏のイメージからは遠いアルから、「よっぽど、奥さんのセンスがいいんだろうなぁ」と思ったのこと。

鶴1

 取り合えず、体が冷え切っている珍さん、「風呂だ、風呂だ、温泉だぁ!、美女とコンヨク、風呂場でコンだぁーーー!オレのウタマロを御開陳(ゴカイチン・・・デカイチンではない)だぁ!」と、シャツとパンツ、靴下の着替えを持ってペンションのメイン・ロビーへ行ったのこと。



 部屋にはタオルが置いてなかったアルから、タオルを貰おうと思ったアル。珍さん、「部屋にタオルが無いんですが」と言うと、安藤氏は、「あ、さよか、タオルを忘れたんでっかいな。ホナ、湯上げタオルと洗面用タオルを貸しときまっさ」との返事。ア、ア、ア、アイヤー、珍さん何を隠そう、何処を隠そう、ペンションに泊まったのは生まれて初めてのこと。ペンションは旅館と違って、タオルを呉れないことを知らなかったアル。



 風呂タオルと着替えを持った珍さん、安藤氏の車で温泉まで連れていって貰ったアル。安藤氏は、「6時35分に迎えに来るサカイに、それまでに、よーく洗っとくれやっしゃ、イッヒッヒ」と珍さんを温泉に残して、雪道を爆走して行ったアル。

温泉

 温泉は、どうやら今、世間で不評を買っている「社会保険庁」が作ったらしく、人間よりツルの方が多いような過疎村にしては立派過ぎる施設のこと。硫黄の臭いよりも、地元政治家や土建屋と社会保険庁の黒い疑惑の臭いがプンプンする温泉に入ると、珍さんの冷え切っていた体の隅々まで、血液がジワーと流れるのを感じたアル。温泉の暖かさを、これほど有り難いと思ったのは生まれて初めての経験アル。

<marquee> サブーーー 裸男 裸男 裸男 下着をくれーーー </marquee>

 体が暖まったアルから、浴槽から出て、珍さん、正宗が鍛えし、「名湯」・・・バッキャロー、いくら温泉だからって、そりゃ無いだろうが・・・「名答」・・・バッキャロー、クイズ番組に出てるんじゃない・・・「名糖」・・・名古屋の砂糖メーカーの話をしてる場合か!・・・「名刀・ウタマロ」をじっくり磨き上げ、「今宵も3分間、がんばるぞー!3分間ファッキング、インスタント・ザーメンだぁーー」と心に誓ったアル。なんのコッチャ?それにしても、品が無い文章アルな。

<MARQUEE> 本当は「ウタマロ」どころか「親指トム」のこと・・・ ミニ珍さん</MARQUEE>






真冬の釧路へ丹頂鶴の写真を撮りに(その3)

2006年08月17日 14時04分03秒 | 珍国際のトラベル・ガイド
鶴16 釧路空港の手前10キロくらいの上空から見た北海道は一面うっすらと雪に覆われていたアル。かなり雪が深いことを想像していたアルから、安心半分、期待はずれ半分だったのこと。ツルの写真を撮るには雪があった方が間違いなく奇麗アル。



 飛行機から出ると、さすがに冬の北海道、足元からヒヤーーーーーッとしてきたアル。「いよいよ、真冬の北海道、それも根釧原野の吹きっさらしで野垂れ死にの時が近づいたなあ」と覚悟して空港ロビーに入ったアル。



空港ロビーでは、「歓迎 珍国際様」と書いたプラカードを持った美人が立っている筈と思いこんでいたアルが、プラカードを持っているのは不細工なネーチャンが一人だけだったアル。プラカードには「ツル観光ツアー」と書いてあったのこと。珍さん、「エ、ひょっとすると、この不細工なネーチャンと一緒に根釧原野で野タレ死にするの?冗談じゃない」と思ったのこと。しかし、珍さんが予約したのは、ヒッコリー・ウインドというペンションアルから、ちょっと違うアル。



 ロビーの外に出たが、それらしき人影は無く、ロビーに戻ると、さっきのネーチャンが作り笑いをして珍さんを見ているのこと。珍さん、こんなドブスと”行き倒れ”ならぬ”雪倒れ”になるのは真っ平御免アルから、無視したアル。しかし、しばらくすると、「ツル観光ツアー」のメンバーが揃ったらしく、旗を掲げたネーチャンを先頭に、ツル観光ツアー御一行様はゾロゾロとバスに乗り込んだアル。



 これで、飛行機から降りた乗客は珍さん以外一人も居なくなり、客を待つ人もゼロになってしまたアル。ア、ア、ア、アイヤー、珍さん、日にちを間違えて連絡したか、便名が違ったか、パイロットがよそ見していて別の空港に到着してしまたのかと、心配したアル。途方に暮れた珍さん、ヒッコリー・ウインドに電話したアルが、誰も出ないのこと。多分、空港に向かっている途中だろうと想像したアルが、確証は無いアル。このまま誰も迎えに来て呉れないと珍さん、釧路空港で凍え死にアル。

<MARQUEE> 釧路空港で死にたくなーい!!! ミニ珍さん</MARQUEE>

 どうしようも無いアルから珍さん、空港の外に出て、誰か待っていないかと見に行こうとした時に、空港の外から一人の小太りで、ムクツケキ・オッサンが入ってきたアル。身長は175センチくらい、体重は90キロを越えていると思われ、オレンジ色の派手なウインド・ブレーカーコットン・パンツと、昼間でも零度という釧路にしてはかなりな薄着だが、靴だけは毛がフサフサと付いたカナダ産か何かのブーツを履いているのこと。



 ここまでなら、何処にでも居そうなオッサンアルが、この巨漢が頭に赤と白の派手なバンダナを巻き、口髭が濃く、普通のメガネに後付けするタイプの赤いサングラスをしているのこと。それも、サングラス部分を上に跳ね上げ、横から見ると近眼のレンズとサングラスの赤いガラスが、”┌”の形になっているアル。



鶴19  「ウッヒャー、胡散臭いオッサンだなー。まさか、このオッサンがヒッコリー・ウインドのマスターじゃないだろうな。もし、そうだったら、他のペンションにしよう!」と思ったアル。幸い、オッサンは機内預け入れ荷物の引き取り所の方へ行ったアルから、「あー、違ったか。安心した」と思った瞬間、オッサンが振り返って、「珍国際さんでっか?ワテ、ヒッコリー・ウインドの安藤誠でんがな。イッヒッヒ」と声を掛けてきたのこと。



 ア、ア、ア、アイヤー、珍さん、安心しきっていたアルから、咄嗟に、「いえ、私は珍宝小です」と嘘が出ずに、「そ、そ、そ、そうです。宜しくお願いします」と言ってしまたのこと。ア、ア、ア、アイヤー、万事窮す。英語で言えば Every things is tea pot・・・馬鹿辞書めが!こんな非常事態に「急須(きゅうす)」でお茶なんか飲んでる場合か!・・・万事休すのこと。てっきり、ペンションの美人オカミが来るとばっかり思いこんでいた珍さん、オカミどころかオオカミみたいなオッサンが来て、理想と現実のギャップに打ちひしがれたアル。



 しかし、「そ、そ、そ、そうです。宜しくお願いします」と言ってしまった以上、後には引き下がれないのこと。仕方なく珍さん、その安藤氏の車に同乗してペンションに向かったアル。安藤氏は「これから、ヒッコリー・ウインドに行く前に、鶴居・伊藤サンクチュアリで撮影しとくなはれ。昼飯を喰うてる時間は無いよってに、途中のコンビニで弁当でも買(こ)うてきなはれ。メシ喰うテェないと、釧路はゴッツー寒いでっさかい、凍え死にまんがな、イッヒッヒ」と言うのこと。

<MARQUEE>弁当喰うなら「三色丼」にしとくれやす・・・ ミニ珍さん</MARQUEE>

 途中のコンビニでに寄ったアルが、東京では聞いたことが無いコンビニで、店内にはロクな食い物が無く、セブン・イレブンのオデン、アンマン、肉マン、ピザマン、イナリ寿司など、珍さんがいつも食べ慣れている物は一つも無かったアル。珍さん、パンと牛乳を買ったアルが、この後すぐに撮影にかかったアルから、結局これはヒッコリー・ウインドまで食べる暇が無かったのこと。



 山道を飛ばすこと1時間で、目指す鶴居・伊藤サンクチュアリに着いたアル。珍さん、防寒着などは宅配便でヒッコリー・ウインドに送ってしまっていたアルから、軽い防寒着と革靴のまま、撮影を開始したアル。まだ11時頃だったアルから、暖かいので、珍さんは、「なんだ、これくらいの寒さはどうってことないな。餌付けの時間が2時だと聞いていたが、それくらいなら軽いもんだ。釧路がなんぼのもんじゃい」とタカをくくっていたのこと。

鶴3

 さっそく、200~400ミリの最新式ズーム・レンズに1.4倍のコンバーター・レンズを装着しハスキーの三脚にセット、他に80~200ミリ・ズームと28~70ミリ・ズームを付けたニコンのデジタル・カメラ3台を構えて撮影に取りかかったのこと。



 こういう場所にはアマチュア・カメラマンが多くて、ロクな写真も撮れないクセに、機材にだけはこだわり、他人の機材にも異常なまでの興味を示すことを知っているアルから、少しハッタリをかます為に、わざわざ重たいハスキーと、ストラップに目立つように、「Professhional Photographer」と書いてあるデジカメを3台も使ったアル。

 実を言うと珍さん、プロ・カメラマン歴35年アルが、400ミリ・レンズ、しかも1.4倍のコンバーター付きなんぞという、長いレンズを使うのは初めてアル。デジカメは同じ焦点距離のレンズを使っても、フィルムレンズの1.4倍の長さになるのこと。



  400×1.4×1.4=800

<MARQUEE> ににんが4、にさんが6、にしはハゲ・・・ ミニ珍さん</MARQUEE>

 アルから、800ミリ相当になるアル。300ミリまでしか使ったことが無い人間が、いきなり800ミリを使うのは、かなり大変のこと。それもツルは、何処から現れ、何処に飛び去り、いつ飛び上がって、いつ着陸するか皆目見当が付かないアル。



 しかし、どんな困難な状況でも、必ずしとめるのがプロの技。何処から飛び立とうが、フイにヤブの中から飛び出そうが、遥かかなたに着陸しようが、一発でモノにするのが、プロ・カメラマンのこと・・・の筈アルが、珍さん、「ア、ア、ア、アイヤー、急に頭の上を飛びやがって、そんなの撮れるかよ。飛ぶなら飛ぶと声を掛けろろよ!」だの、「ア、ア、ア、アイヤー、そんなに遠くに着陸したら800ミリだって足んねぇよ」だの、「ア、ア、ア、アイヤー、2羽同時に鳴くなよぉーーー。AFのピントが2羽の間のバックに合ってしまってピンボケだぁぁーーー!」と七転八倒のこと。



鶴6  第一、暖かいと思ったのが大間違いアル。2時間も原野に動かないで立っていると、靴の中のホカロンなんぞ、全く効かなくなってくるし、アクリル製の帽子は被らないのと一緒、ツリ用のジャンバーじゃあ、裸同然で、あまりの寒さに頭痛どころか、吐き気まで催してくる始末のこと。安物の手袋は無用の長物で、ただでさえ、指先が長すぎてシャッター・ボタンを押しにくいのに、指がかじかんで、もう、どうにもならないのこと。

<MARQUEE> 再見 ミニ珍さん</MARQUEE>






真冬の釧路へ丹頂鶴の写真を撮りに(その2)

2006年08月16日 00時00分00秒 | 珍国際のトラベル・ガイド
親子で着陸
          珍さんのトラブル・グワイド「釧路編」・・・から抜粋(その2)


<MARQUEE>珍さん、釧路に行ったアル、サブゥーーー!!! ミニ珍さん 珍さんのダジャレはもっとサブゥーーー!!!</MARQUEE>


出張の朝は午前9時30分・羽田発の「空飛ぶ大奥または空飛ぶ養老院ANA741便」に乗る為に自宅を6時に出たのこと。珍さん、こう見えても、(誰がどう見るっちゅうんじゃい?)部長待遇窓際カメラマンアルから、自宅まで黒塗りのハイヤーを呼びつけ、「運転手くん、ANAの出発ロビーに行ってくれ給え。もちろん、エコノミー・クラスの乗り場だよ」と頼むと、居眠りをしたのこと。



 自宅から羽田までは中央高速を使えば、大概のトラブルが有っても2時間有れば何とかなるアルが、万一のことを考えて3時間もみたのこと。ところが、こういう時に限って早くつくもので、午前7時にはANAのエコノミー・クラス専用受け付けに着いてしまたのこと。



 羽田空港の第二ターミナル・ビルは、つい最近完成したばかりで、しかも、ANA専用アル。珍さんも初めて見るので、出発まで2時間程、隅から隅まで見物したアルが、ただのガランドウのビルで、レストランと土産物屋以外は特に見るものも無いのこと。5階には滑走路見物用の場所も在ったアルが、特に面白くも無かったアル。



 仕方なくレストランに入り、輪定植・・・なんじゃそりゃ?この辞書の作者は和食レストランで喰ったことが無いらしい・・・和定食を喰ったアル。まあ、実にまずくて高くて量が少ないのこと。飛行場に来る客は一見さんが多いとみて馬鹿にしているらしいアル。こんな店はさっさとつぶれろのこと。



<marquee behavior=alternate scrolldelay="100"> ウエイター まいどー! エビフリャーもウメェーでよぉー</marquee>



 あっと言う間に、まずくて少なくて高い和定食を喰い終わってしまったアルから、早々とチェックインすることにしたアル。珍さん、カメラ3台、レンズ5本、ストロボ1台、充電器2台などが入ったケースと、400ミリの超望遠レンズが入ったケースをX線検査台に載せたアルが、しっかりひっかかってしまたのこと。



 ケースの中身を全部引きずり出され、ひとつひとつがカメラやレンズであることを確認した上で空っぽのケースを再度、X線検査しているアル。ア、ア、ア、アイヤー、カメラの脇には、下着もクッション代わりに一杯入っていたのこと。北海道は温泉が有名アルし、雪や雨で下着が濡れることも想定されたアルから、パンツが5枚も入っているアル。



 ガードマンのネーチャンはパンツも1枚1枚引っぱり出しながら



「これ、中古品でんなあ。それにしても小さいパンツでんなあ。まるで子供用でんがな。これじゃあ、期待できまへんなあ、イッヒッヒ」



「珍さん、ズームレンズのこと。普段は20ミリくらいアルが、いざ、戦闘態勢に入れば400ミリになるのこと。20倍ズームアル!」



「まあ、見栄張らんでもエエでんがな。そないなお客はん、ギョーサンおるでぇ。パンツは子供用でも、シャツはLLサイズでんな」



「腹が出ているアル」



 なんぞと、かれこれ5分くらいかかって、執拗に検査され、ようやく無罪放免ある。どこの空港に行っても不愉快な思いをする場面アル。



 出発ロビーで待つこと1時間で、ようやく珍さん、空飛ぶ養老院号に乗り込んだのこと。あとは相も変わらず気持ちの悪い作り笑いをする、行き遅れ・出戻りの空飛ぶバーサン達の登場で、ちっとも面白く無いアルから、機内の様子はカットして、次回は1時間半で釧路空港に着陸したところから続けるアル。

<MARQUEE>「JAL」は「ジャパン・アブナイ・ライン」の略らしいアル・・・ ミニ珍さん</MARQUEE>


鶴13

鶴25






真冬の釧路へ丹頂鶴の写真を撮りに(その1)

2006年08月15日 00時01分00秒 | 珍国際のトラベル・ガイド
鶴26
          珍さんのトラブル・グワイド「釧路編」・・・から抜粋(その1)


<MARQUEE>珍さん、釧路に行ったアル、サブゥーーー!!! ミニ珍さん 珍さんのダジャレはもっとサブゥーーー!!!</MARQUEE>


 ア、ア、ア、アイヤー、珍さん何も悪いことしてないアルに、厳冬の北海道に出張することになてしまたのこと。最低気温マイナス15度近く、昼間でも零度までしか上がらないような、阿寒郡鶴居村という、現地人の言葉で言えば、「道東」にある過疎地帯に、丹頂鶴の写真を撮りに行く仕事のこと。珍さん、世界中を股にかけて、35年間も写真を撮ってきた「三級報道写真士」アルよ。



 珍さんの交配に・・・馬鹿ワープロめ、掛け合わせてどないせぇっちゅうんじゃ・・・荒廃・・・そりゃ、鶴居村はチョー侘びしい村だけんど、荒廃しちゃいねえよ・・・光背・・・馬鹿ワープロめが、珍さん、ホトケさんじゃねえぞ。強いて言うなら、ホットケさんじゃい・・・後輩に当たる部長が、「珍さん、最近出張してないですね。北海道なんぞ如何ですか?」とニヤニヤしながら尋ねられた途端に、珍さんの頭の中を、”ススキ野で飲み放題”、”スナックの美人ママと酒池肉林”、”タラバガニ”、”毛ガニ”、”ウニ丼”、”イクラ丼”、”ホタテ丼”、”毛ガニ入り札幌味噌ラーメン”、”ジンギスカン”・・・と、頭の中がバラ色になったのこと。<MARQUEE>ウニ、イクラ、カニの「三色丼」は最高アルよ ミニ珍さん</MARQUEE>

 「イ、イ、イ、イクラ、ア、ア、ア、アイヤー、間違えた、イクヨ!」と二つ返事で答えた珍さん、口の中が唾液で一杯になりながら、「と、と、と、ところで、札幌の何処に行けばいいの?」、「札幌で吉永小百合のインタビューでも撮ればいいの?」、「それとも、社長のお供でススキ野巡り?」、「ひょっとすると、札幌ビール園でジンギスカン料理の撮影?勿論、撮影後はジンギスカン食い放題、ビール飲み放題、最後にススキ野のママ食い放題?」と、部長に畳み掛けたアル。



 その時、部長の目が細くなり、目の奥の方が一瞬怪しく光ったかと思うと、「釧路の原野でツルの撮影でんがな。イッヒッヒ。寒そうデンナア!」と冷たく言い放ったのこと。ア、ア、ア、アイヤー、珍さんの辞書には「北海道と言えばススキ野」としか書いてないのこと。ク、ク、ク、釧路のゲ、ゲ、ゲ、原野でツル?、そ、そ、そ、それは詐欺アル。エ?サギじゃなくてツルだって?そないな殺生な!釧路にスナック在るアルか?美人ママは居るアルか?原野で毛ガニは採れるのことか?昼間でも零下じゃ、冷凍ジンギスカンしか無いのことか?珍さん、冷凍ジンギスカンは嫌いのこと。

<MARQUEE>     ススキ野だって熊みたいなオンナも出るでぇ ミニ珍さん</MARQUEE>

 珍さんは現在、58歳と9カ月アル。このアルチュー・ハイマーのボケ・ヨレヨレ・オヤジに、「真冬の釧路に行け」と言うのは、「ダンハン、会社では、なーんの役にも立ちまへんがな。もう帰って来なくてもエエでんがな!釧路の原野でノタレ死にして、オジロワシかキタキツネの餌にでもなりなはれ」というのと同じことアル。ア、ア、ア、アイヤー、これ、いわゆる「肩たたき」アルか?珍さん、いくら58歳とはいえ、肩凝って無いのこと。まだ、肩たたきは不要アル。



 それに珍さん、ここ10年以上も毎晩欠かさず、焼酎を2合以上は飲んでいるアルから、酒焼けで常時、顔が赤くなっているのこと。最近は額が広くなり、さらには、頭のテッペンも薄くなっているアルから、皮膚が赤いのが透けて見えているアル。これ、まるで丹頂鶴そっくりのことね。丹頂鶴は「たんちょうづる」と読むアルが、珍さんの場合は、禿げているアルから、「丹頂ツル」アルな。「丹頂ツル」が「丹頂鶴」の写真を撮っても、ちーっとも面白くないのこと。どうせなら、ハゲタカの写真でも撮る方がマシのこと。ア、ア、ア、アイヤー、ハゲタカがハゲタカの写真撮る、良くないのこと。

<MARQUEE> コンドルがいっぱい居るなぁ  ミニ珍さん コンドルが混ンドル・・・なぁんちゃって・・・</MARQUEE>

 珍さん、この仕事は断りたかったアルが、「今直ぐに会社を辞めるか、それとも、釧路で野垂れ死に覚悟で写真を撮ってくるか、どっちにしまんにゃ?万が一、生きて帰って来れたら、会社を辞めんでも済みまんがな。どないしまっか、イッヒッヒ!」と言われてしまうと、しがないサラリーマンの辛さ、「い、い、い、いのちを掛けて写真を撮って来ます」と返事をしてしまたアル。



 出張が決まってしまたから、珍さん、零下15度という未体験の気温がどんなものか分からないアルから、カミサンに「ぼ、ぼ、ぼ、防寒着はカナダ産のトナカイの毛皮で作ったものじゃないと無理だ。帽子も北海道産のテンか、イタチ、キタキツネじゃないと、ハゲアタマが凍傷になる。そうなったら、とうしょうもない。ブーツはロシア産の白クマの毛皮で作ったヤツ、手袋はエスキモーが使っているのと同じ、アザラシの毛皮じゃないと無理だ。マフラーはノルウェー産の大ジカを使ったやつがいい。これ、ぜーんぶ買うから10万円くれ。出張旅費では落とせない」と言ったアル。

<MARQUEE>   頭にタオルを被っとけばぁ? ミニ珍さん</MARQUEE>

 カミサンは冷たく、



「そないなもん必要おまへんがな。1回つこたらオシマイでっしゃろ。ムダ、ムダ」



とまるで取り合ってくれないアル。珍さん、仕方なく、安物の釣り道具専門店「上州屋」に行って、店員に掛け合ったのこと。



「カナダ産でなくても良いから、トナカイの毛皮で作った防寒着下さい」



「ダンハン、なにを勘違いしてまんにゃ。ウチは安物で有名な上州屋でっせ。トナカイみたいな高級品があるわけ無いちゅうねん。ネコかネズミにしときなはれ」



「ネコネズミも嫌いだ。犬なら我慢するが」



「犬は中国人が喰うてしもて、毛皮にする犬がおまへんにゃ。ウットコにある防寒着いうたら、ジェーンブ、ポリエステルでんがな」



「仕方が無いから、それでいい。北海道産のテンか、イタチ、キタキツネの帽子は売ってるかい」



「ダンハン、ここは上州屋でっせ。人をからかうのも、いい加減にしとくれやっしゃ。ウチであつこうてるんは、ポリエステルの帽子でんがな。毛糸の帽子なんぞおいても、だーれも手がでまへん」



「じゃあ、ポリエステルの帽子でいい。しかし、これならいっそ被らない方がマシだ。通気性が悪くて髪の毛に悪い」

<MARQUEE>ハゲても知らんでぇ・・・ ミニ珍さん</MARQUEE>

「ダンハン、冗談言うたら困りまんがな。ハゲがそないなこと気にして、どないしまんにゃ。今更、手遅れでっせ。ハゲアタマには寒さがこたえまっせぇ!イッヒッヒ」



「ロシア産の白クマで作ったブーツは有るのかい?」



「ダンハン、ここは上州屋でっせ。人をからかうのも、いい加減にしとくれやっしゃ。ウチにブーツがおまっかいな。長靴なら有りまんがな」



「長靴なら家に畑用がある。アザラシの毛皮で出来た手袋は置いてるかい?」



「ダンハン、ここは上州屋でっせ。人をからかうのも、いい加減にしとくれやっしゃ。ゴム手袋なら有りまっせ。なんせ、ウチは安物の釣り道具専門店でんがな」



「釧路まで便所掃除に行くわけじゃないから、ゴム手袋は要らない。ノルウェー産の大ジカを使ったマフラーは有るかな。無ければ奈良の若草山の鹿でもいい」



「ダンハン、ここは上州屋でっせ。人をからかうのも、いい加減にしとくれやっしゃ。ポリエステルのマフラーしか無いに決まっとるやろ」



「じゃあ、ポリエステルの防寒着上下と帽子をくれ」

<MARQUEE>         ポリエステルは汗をかくでぇ ミニ珍さん</MARQUEE>

と、いうことで、珍さん、たった5800円の釣り用防寒着上下と380円のポリエステルの帽子を買ったアル。どう考えても零下15度の気温に耐えられるシロモノでは無いのこと。仕方が無いアルから、寒い分はホカロンで補おうと、マツモトキヨシで靴底用と衣類用のホカロンを4日分買ったアル。



 珍さん、その晩は、「どの程度暖かいか試してみる」と買ったばかりのポリエステルの防寒着、帽子を身につけてフトンに潜り込んだアル。確かにポリエステルの防寒着は暖かく熟睡出来たアルが、帽子は通気性が悪いアルから、残り少ない髪の毛が蒸れて、翌朝になると、ペッタリと頭に貼り付いて、まるで”濡れワカメ”状態のこと。只でさえ少ない髪の毛が、数本ずつまとまってしまって、見る影も無いのこと。ア、ア、ア、アイヤー、元から見る影も無かったアルな。それも言うなら、「見るハゲも無い」だって?余計なお世話アル!



 珍さん、安物の防寒着、帽子、自宅に有った長靴、セーター、手袋、マフラー、ホカロン、下着などを詰め込んだスーツ・ケースとハスキーのクソ重い三脚をコンビニに持ち込んで釧路まで送り、その他のカメラ機材は自分で運ぶことにしたアル。あんな小さなスーツ・ケースでも釧路まで送るとなると、送料1600円も取られたのこと。ア、ア、ア、アイヤー、こんなことなら、毛糸の帽子を買って、スーツ・ケースは自分で運ぶことにした方が良かったに違いないアル。



鶴20

<MARQUEE>この続きはまた明天、ア、ア、ア、アイヤー、中国語で書いてしまたのこと!また明日!!! ミニ珍さん 再見、再見、再見、再見、再見・・・これじゃ、中国人の淀川長治アルな・・・</MARQUEE>






ダイアナ妃が泊まったホテルで昼食

2006年08月15日 00時00分00秒 | 珍国際のトラベル・ガイド

           2.汚いジャンバー姿で五つ星レストランへ

      (「珍国際のトラブル・ガイド・イン・ザ・ワールド」から抜粋)




<MARQUEE>ボンジュールミニ珍さん</MARQUEE>

 食べ物の話で思い出したのことアルが、珍さん、パリのレストランで大恥かいたのことね。パリに着いて2日目の昼に、支局の女性と同行記者の3人で食事をすることになったアルね。記者が「美味しい物を食べたい」言うアルから、支局の女性がレストランに案内してくれたアルよ。



 珍さん、昼飯だから油断してたのこと。食事の後、町中をウロウロして撮影する予定あったから、釣りの時に着るような、ポケットが10以上も付いたアメリカのバナナ・リパブリックというブランドのカメラマン・ベストにTシャツ着てたのことね。



 珍さん、自律神経失調症で体温調節がうまく出来ないアルから、もの凄く汗をかくアルね。たから、パリジャンはコートを着ているのに、珍さん、Tシャツ着てたジャン、たから、すごく異常に見えるアルな。それにアメリカ製のベストはSSサイズなのに、まるでオーバーみたいにスソが長いのこと。

<MARQUEE>珍さん、164cmしか無いアル

ミニ珍さん</MARQUEE>


 そのレストランが入っているホテルは、あのダイアナ妃が最後に寄ったというホテル・リッツで、レストランは五ツ星アルね。珍さん、そんなレストランに生まれて一度も入ったこと無いアルね。珍さん、入り口で「アイヤー、シマッタのこと」と思ったアルが、時すでに遅しのことね。気取ったボーイのニーチャンが、何となく軽蔑した顔をしながら、

<marquee behavior="alternate" scrolldelay=150> ヘレカツでっか? ウエイター ブタマンでっか?</marquee>

ムッシュ、こちらへ、シュルブプレ」



とか何とか言ったので、珍さん



メルシー・ボク、嬉しー僕」



と言って席に座ったのことよ。

<MARQUEE> クルシー珍さん ミニ珍さん</MARQUEE>



 3人の中で珍さんが一番、年上アルし肩書きも一番上アルから上座に座るハメになったのことよ。珍さん、フランス料理なんぞという、気取ったメシが大嫌いアルから食べたことも無いアルし、ワインなんぞ「あんなジュースみたいな甘い物、日本男児、それも薩摩隼人のハシクレが飲む酒じゃない」と思っているアルから、ワイン・リストなんぞ見せられても、ナーンモ分からんのことね。



 ボーイが上座に座っている珍さんの所へ真っ先に来て、



「何食いまんねん、ムッシュ」



言うアルから



「無いとは思うアルが、万が一有ったら、旨い料理薩摩白波、シュルブプレ」



と言うと、



「ケスクセ(なんでっか)?」



とボーイ。珍さん



「シッケイな!珍さん昨日、風呂に入ったアル。日本男児をパカにするな!」



と言ったが、またも



「ケスクセ?」



珍さん、



「匂い嗅いだこと有るのか?」



と言うと、相変わらず



「ケスクセ?」



珍さん、怒って



「珍さんのケツ臭くない!」



と怒鳴ったのこと・・・これも作り話アル。話がまたまた横にそれるアルが、昔、「猿の惑星」という映画があったのことね。これ読み方気をつけるね。正しくは「サルのわくせい」アルが、決して「サルのはクセー」と読まないことアル。恐れ多くも賢くも、「吉永小百合の惑星」を「ヨシナガサユリのはクセー」なんぞと言ったら、直ちに切り捨ててくれるわ!何のコッチャ?

<MARQUEE> もう少し、上品な話は出来ないアルか? 

ミニ珍さん</MARQUEE>




 (これは後から追記したアルが、2006年5月に小百合様はついに、紫綬褒章を受勲したアルよ。長年の俳優活動が認められた結果アル。しかし珍さん、小百合様とは、早稲田大学で同学年、彼女は第二文学部、珍さんは第一政治経済学部卒業で、同じ歳から働き始めたアルに、かたや受勲で、かたや畑でスイカの受粉をしていることに納得が行かないアルな。受勲と受粉では天と地の差アルよ)



 珍さん、料理が出てくるまで神妙に待っていたら、何やら奥の方でボーイどもがこちらを見てヒソヒソ話をしてるのこと。珍さん、ボーイどもが「あの、かっこいい日本人誰アルか?有名な写真家かも知れないから、サイン貰いに行くか」などと噂をしているものとばかり思っていたら、ボーイの一人がやって来て、



「うっとこは、星が五つもついた一流の高級レストランでんがな。ダンハンのスタイルは 三流でっせ。そやサカイに、そのままでは当店に居てもろては困りまんがな。店を出て 行かはるか、それとも、この服を着るか、どっちゃかに、しとくれやっしゃ、シュルブプレ?」



と言って差し出したのはボーイの制服アル。珍さん、



「何言うアルか。これ、日本の新聞社のカメラマン、みな着てるのことアル。ニポンチン,

パカニスルノコト、ユルサナイノコト。ナゼ、お客がボーイの格好する必要アルか、ボーイはお前アル!ワタシ、金払う人、あなた金貰う人、一緒にするの良くないアル」



と言いたかったけど



「メルシー・ボク、嬉しー僕」



と言って、Tシャツの上から黒い制服を着たのことね。

<MARQUEE>フランス語出来ない、これ悲しい!ミニ珍さん</MARQUEE>



 これが、フランス人用アルから実に大きいのことね。珍さん、制服のソデから手が出ないアル。しかも、ノー・ネクタイで、首の周りのだらしないこと。まるで禿たスッポンのこと。アイヤー、若いスッポンには毛が有ったアルか?



 このスタイルで、「これが鴨のネギ焼き・シャンパーニュ風」だの「トリフドリフターズ風」だの「フォアグラ股ぐら炒め」だのと、訳の分からないエサを食べさせられても、まーるで上の空アルね。いったい何を食べたかナーンモ覚えてないのこと。ひたすら周囲の客やボーイの視線ばかり気にしてたのことね。やっとの思いで、まずいフランス料理を食べ終わり金を払ったら、ボーイがうやうやしく



「メルシー・ボク」



珍さん



「嬉しく無いボク」

<MARQUEE>パリなんか大嫌いアル・・・ミニ珍さん</MARQUEE>






マダーボールがオブジェになった!?

2006年08月09日 00時01分00秒 | 農業
<MARQUEE>上の半分は誰が食べたアルか? ミニ珍さん</MARQUEE>

マダーボール  ア、ア、ア、アイヤー、珍さんが今年作ったマダーボールという、なんと糖度が13.4度も有って非常に甘いスイカが、カミさんの手によって、こんなんなっちゃったアル!



中身を食べ終わったら、中にパイナップルなどの季節の果物を入れてフルーツ・ポンチの器(うつわ)になる予定のこと。



               農民







<MARQUEE>ウチのスイカは随分、多重活用されているアルなぁ・・・ ミニ珍さん 昔は「多重活用」なんちゅう、つまらん言葉でこき使われたアルなぁ・・・</MARQUEE>








糖度計

糖度計  これが「アタゴ社の糖度計」。簡単に使えるアル。欲しい人は写真をクリックするヨロシのことね。


 ア、ア、ア、アイヤー、世の中には凄い人が居るもので、スイカを使った芸術品を作る人が居るのこと。作品を紹介するアル。


スイカの彫刻1



スイカの彫刻2

<MARQUEE>スイカって彫るもんでねぇ、喰うもんズラ!!! ミニカール せぇーっかく、オラが作ったスイカを無駄にするもんでねえだよ!!!</MARQUEE>


下の文字をクリックすると、この人のオークションに飛んでいけるアルよ



スイカの芸術


もし駄目なら下の文字をクリックして、検索結果のどれかをクリックするヨロシね。



strongpassagestone







電池式並3ラジオ

2006年08月09日 00時00分00秒 | 真空管ラジオ
並四全景 これは珍さんが作った、なんと006Pという1本が9ボルトの乾電池5本で作動する「並三」という形式の真空管ラジオのこと。

このキットは学研が発売し、あっと言う間に1万セットを売り切った人気商品アル。珍さん、東京の八重洲ブックセンターで見つけて、思わず買ってしまったアル。

<MARQUEE>珍さんのお気に入りアルよ ミニ珍さんこれいいだろうのこと→→→</MARQUEE>

 まず気に入ったのは、そのデザインの面白さアルね。アンテナを兼ねた大きなコイル、そして「ブック・バリコン」という、ただ2枚のアルミ板を向き合わせただけのユニークなバリコン、そして、なんと言っても、スピーカーホーンのデザインのこと。



ブック・バリコン



←←これがユニークなブック・バリコン。かなり昔のラジオにはこれが使われていたらしいアルが、珍さんは今まで、見たことも聞いたことも無かったアルから感激したのこと。ツマミを回して2枚のアルミ板の間隔を変えて、静電容量を変え、目的の周波数を選ぶ仕組みアル。

<MARQUEE> 発明した人はエライ!!! ミニ珍さん 珍さんには発明出来ないのことね・・・</MARQUEE>










 下の2枚は珍さんが一番気に入ったスピーカーのアップのこと。右と左を向いて貰ったアル。ただし、コイルとバリコンを昔からの定番、「並四コイル」と「単連バリコン」に変更したものアル。電圧が9×5で45ボルトアルから、いくら改造しても感電の危険はなさそうのこと。珍さん、すぐにもう1台を買い増して改造したアル。



 残念ながら、今のところ、コイルの巻き数の問題があるようで、旨く作動していないアルが。デザインが気に入って、ダミーとして搭載してあるアル。



並四右向き 並四左向き


<MARQUEE>↑↑↑ 昔のデザインは味が有るアル! ミニ珍さん</MARQUEE>




並四バリコンアップ

珍さん、お気に入りのバリコンと並四コイル部分





鉱石ラジオ全景



鉱石ラジオ これも、同じメーカーが出した昔懐かしい鉱石ラジオのこと。珍さん、小学校の遠足に行っては、景色や弁当なんぞ何の興味も無く、鉱石ラジオに使えそうな石ころを探していたアル。先公だの周囲の大人からすれば、実に妙なガキに見えたに違いないのこと。天才って、そうやって潰されて行くアルな。

<MARQUEE>天才って、誰のことぉーーー??? ミニ珍さん まさか、珍さんのことじゃないアルよねぇーーー!!</MARQUEE>

 今、あえて「先公」と書いたアルが、思い返せば、小学校から高校まで、「先生」という人種はロクでもない人物ばかりだったのこと。子供の頃は分からなかったアルが、今、考えると、あの連中では一般社会では全く通用しないような輩(やから)ばかりだったアル。

 先生自体もそうであったアルし、学生仲間で先生になったヤツは、学生仲間のつまはじきばかりだったアル。



 小学2年生の時に、長崎県の佐世保から東京の小学校に転校したアル。珍さんがいくら国語のテストで全部100点を取っても、その時のババー先公は通信簿で「5」を呉れなかったアル。通信欄には、その理由として「方言があり、アクセントが悪い」と書いてあったアル。それから珍さん、人前で話すことが苦手になってしまったアル。



 今なら校長、教育委員長をクビに出来るくらいの差別アル。あの時は子供心ながらに、「実に理不尽」と想い、母子で泣いたものアル。あん時(昭和29年頃)の荻窪小学校の国語担当でクラス担当の馬鹿女教師よ、あんたが同じ事をされたら納得が行くかい?あんたの名前は何てったけなぁ?

<MARQUEE>理不尽、理不尽! ミニ珍さん</MARQUEE>

 そして、東京から長野県の松本市の中学校に転校し、図工の時間に絵を描いたら、先公が、急に怒り出し、「キサマの絵は馬のションベンで掻き回したようだ」との悪口雑言。東京の小学校では「絵の具に水を混ぜて描きましょう」と教えられたアルから、その通りにしていただけアル。その先公は大学で洋画を勉強したらしいアル。

 

 頭に来た珍さん、「水を入れなきゃいいんだろ!」と、次回の公園でのスケッチの時間には、桜の木の下で描いて、画用紙の上に上から落ちてくる桜の花びら、クモなどを、筆を使わずに絵の具のチューブを手に持って塗り込め、最後に絵の具のフタも画用紙の上に載せて絵の具で塗り込んでしまったアル。



 その絵を見た先公は、「キミは絵が上手い。是非、絵画クラブに入れ」とほざいたアル。珍さん、そんな先公は大嫌いアルから、クラブに入る事を拒否すると、母親を学校に呼びつけ、「あんたの息子をクラブに入れないと、絶対に5をやらない」と脅したアル。珍さん、それでも拒否したアルから、図工の通信簿は「2」だったアル。こいつだって、今なら校長、教育委員長のクビを取れる程のひどい話アル。覚えているだろう、久田クンよ!

<MARQUEE>理不尽、理不尽! ミニ珍さん</MARQUEE>

 さらに、中学校2年になって、松本から静岡の学校に転校になったアル。またもや図工の時間に、「松本では、絵の具に水を混ぜないで描いたら誉められた」という意識が有るアルから、同じように描いていたら、またもや先公が、「おまえ、タドンを作る気か!」と激怒したアル。その先公は水彩画下がりだったアル。決して「水彩画上がり」では無いから念の為。画家に成れずに「仕方が無いから先公になった」だけの「デモ・シカ先公」アル。久田とあんたに言われた言葉は50年経っても忘れられないが、あんたの名前は忘れた!



 珍さん、それ以来、「図工の先公なんて所詮その程度のもの。自分が習ってきた技法しか認めない、了見の狭い世界。絵画もその延長線。実にくだらん世界」と思うようになり、どんなに名画と言われるものでも実につまらない物にしか思えなくなったアル。



 音楽も同じで、珍さん、子供の頃からキーが低く、小学校唱歌の音程では歌えなかったアルから、「音痴」とされ、音楽の成績はいつも「2」だったアル。それが中学校になると、音楽理論の筆記試験になり、勿論珍さん、いつも100点だったアル。すると、先公は、「どうしても合唱クラブに入れ」と言い出したアル。筆記試験で100点を取ることと、歌は全く無関係の筈アルが、先公は固執したアル。珍さん、小学校以来、「音痴」だと思っているアルから、クラブに入らなかったアル。

<MARQUEE>理不尽、理不尽! ミニ珍さん</MARQUEE>

 しかし大人になって、カラオケに行き、2度下げて歌うと、周囲の人は「珍さん、上手いね」と誉めてくれるアル。小中学校の先公は、単に「転調」してオルガンを弾く能力が無かっただけアル。ねえ、北村さんよ?



 東京の荻窪小学校高学年の時、担任の小峰って馬鹿女教師だったアルが、今、想い返すと、多分、あんたは30歳前後、独身だったよな。あんたは、生徒がちょっと言うことを聞かないと、すぐに泣き出し、すねて授業を放り出し、先公どもの部屋に逃げ帰ってしまったよな。



 学級委員長をさせられていた珍さん、仕方なく、あんたんところに行って、「先生、授業をやって下さい」と頭を下げたよな。なーーーーにもしていない珍さんが、クラスを代表して謝りに行ってやってんだぞ!今時、他人の不始末を代わりに謝りに行くようなガキがいるかってんだ!そんな気持ちも理解せず、あんたは泣き続け、ついに授業をやらなかったよな!そんなことが何回有ったと思ってるんだ!あれから50年、まさか、未だにどっかの校長なんぞやってんじゃねえだろうな?どいつもこいつも、女教師でロクなヤツは一人も居なかったアル。



 こういう事が有り、珍さん、絵も歌も、そして先公も大嫌いになってしまったアル。親になってみて、息子の先公どもを見ていると、「こんなヤツラが先公じゃ、生徒が荒れるわけだ」と実感するのこと。まして、最近は女の先公ばかりアル。結婚までの腰掛け先公、子供が言うことを聞かなくてもコブシ一つ上げられない先公、亭主とのトラブルをそのまま学校に持ち込んで、いつもヒステリーを起こす馬鹿女、何のやる気もない公務員的女校長・・・もう、日本の教育は崩壊の一途を辿るしかないアル。



 ア、ア、ア、アイヤー、珍さん、昔の先公どもの事を思い出したら、今更ながらに腹が立って、つい興奮して無関係なことを書いてしまったアル。くたばれ、先公ども!


 珍さんが、ヤフーのオークションで一生懸命落とした中国製の「ノスタルジア」というトランジスター・ラジオのこと。デザインが気に入っているアル。これも直ちに2台買ったアル。

ノスタルジア






芸術的な高級真空管アンプ

2006年08月08日 00時00分00秒 | 高級オーディオ
<MARQUEE>珍さんの高尚な趣味を公開するアル ミニ珍さん</MARQUEE>

 珍さんが気に入っている「トライオード社」の高級アンプを紹介するのこと。実は珍さん、こう見えても・・・どう見えるっちゅうんじゃ!姿が見えないぞ!・・・かなりなオーディオ・マニアのこと。誠文堂新光社の「無線と実験」(現在は「MJ」と改名)というハイ・エンド・オーディオ自作マニア(直訳すると「高級終端的音響的自作作品過信的変人)向けの雑誌の中で、カリスマ的筆者である秋田大学の金田明彦教授が書いている「DCアンプ」を何台も作ったことが有るアル。



 この先生、例えば、「ビニール被服のコードを配線する場合に、コードの表面に印刷されているブランド名や社名の書き出しの方を、必ず配線図のプラス側に使わなければならない」と指定する程の凝り性アル。科学者の声とは思えないほど非科学的な発言アルが、先生に「この通りにしないと私のアンプと同じ音は絶対に出ない」と言われると「ウッソォー!」と思いつつもその通りにするアルな。



 珍さん、少しでも良い音を出そうと、先生の言うとおりに作っているアル。製作費が15万円以上もかかり、かなりな高級アンプが出来るのこと。その音たるや、確かに凄まじいもので、市販の100万円以上のアンプが裸足で逃げ出す程アルよ。



 しかし、所詮はトランジスター製で、どうにも見た目がサミシイのこと。昔は先生も「絶対にトランジスターでなければ駄目」と言っていたのに、ここ10年以上、真空管アンプの製作記事も目立つようになったアル。

<MARQUEE>金田先生は言うことがコロコロ変わるから、ついて行けないのこと ミニ珍さん</MARQUEE>



 珍さん、小学生の頃に真空管製のワイヤレス・マイクを手作りし、アンテナに250ボルトの高電圧が漏れているのに気づかず、アンテナを触ってしまって、あわや死ぬところだったアル。幸か不幸か、アンテナを握らずに吹っ飛ばされたアルから助かったのこと。それ以来、真空管アンプの製作は怖くて出来ないアル。



 金田先生の真空管アンプには大いに興味が有るアルが、やはり怖くて手が出ないアル。しかしどうしても真空管アンプ、それも音はともかく、見た目の綺麗なアンプが欲しかったアル。



 そこで見つけたのが、トライオード社の真空管プリメイン・アンプ「TRV-35SE」アルよ。インターネットで写真を見た途端に、「これを買わないと一生後悔する!」と、大枚10万円をはたいて即刻購入したアル。



 同社では有名な「300B」のアンプなども作っており、金さえ有れば、一生に一度は手元に置いてみたいアル。しかし太遺憾了(残念)ながら、今年の4月から年金暮らしに突入した身としては、夢のまた夢アル。せめて、カタログの写真だけでも眺めて我慢するのこと。同社の製品はデザインが素晴らしく、価格も他社より遙かに安いしアル。この価格でこんな素晴らしいアンプを提供してくれる同社に感謝、感謝。もっと安くしてくれればもっと感謝!

 みんなも興味が有れば、下のバナーをクリックしてみるヨロシね。

<MARQUEE>芸術的なアンプでっしゃろ? ミニ珍さん 珍さん、これ持ってマンニャ! </MARQUEE>




TRV-34SE



  <MARQUEE>これで10万円以下は、ただみたいなもんでっしゃろ?  ミニ珍さん 長谷川君、1台どないでっか?</MARQUEE>



おいど(尻)の方も見とくれやっしゃ!結構、えーケツしてまっしゃろ?



TRV-34SE?¦

【送料無料】Tri トライオード10周年記念モデル同型TRV-35SE

【送料無料】Tri トライオード10周年記念モデル同型TRV-35SE




【送料無料】Tri トライオードプリメインアンプVP-300BD

【送料無料】Tri トライオードプリメインアンプVP-300BD


トライオード 300Bパラレルシングル プリメインアンプ【税込】 VP-300BD.カンセイ-A3(TRI [VP3...

トライオード 300Bパラレルシングル プリメインアンプ【税込】 VP-300BD.カンセイ-A3(TRI [VP3...
Tri(トライオード)TR-EQ1【フォノイコライザー】

Tri(トライオード)TR-EQ1【フォノイコライザー】
<MARQUEE>これもエエでんなあ! ミニ珍さん</MARQUEE>

88SE

Triode(トライオード)TRV-88ST【AB級真空管プリメインアンプ】

Triode(トライオード)TRV-88ST【AB級真空管プリメインアンプ】
<MARQUEE>これ、最高でっしゃろ? ミニ珍さん</MARQUEE>

300B-SE

 みんなも興味が有れば、下のバナーをクリックしてみるヨロシね。

<MARQUEE>珍さん、死ぬまでに1台買うぞーーー!!! ミニ珍さん</MARQUEE>
300B/pair

<MARQUEE>       これは死んでも買えそうもオマヘン!!! ミニ珍さん</MARQUEE>

モノラルパワーアンプ(2台セット)トライオード TRV-M300SE-PEA

モノラルパワーアンプ(2台セット)トライオード TRV-M300SE-PEA








ドイツのパンは血の味アルよ

2006年08月05日 00時01分00秒 | 珍国際のトラベル・ガイド

ドイツのパンは血の味がする
<marquee scrollamount="6" scrolldelay="85" behavior=alternate>上の「ドイツのパン」をクリックするヨロシ

ミニ珍さん</marquee>
                 中           略
<marquee behavior="scroll" direction="left" loop="-1" scrollamount="6" scrolldelay="85">グーテンタークミニ珍さん</marquee>



 このホテルのキーも巨大だったのこと。鍵の根元が直径5センチくらいの黄銅(しんちゅう)製の球で出来ていて、重いのなんの。へたにズボンのポケットに入れておくと、この球が珍さんのキャン玉に当たり、痛いのなんの、珍さん、歩き乍ら飛び上がってないと、気絶しそうだったアルね。あのホテルに1週間泊まったら、ズボンのポケットに直径5センチの穴が開くこと保証するのことね。



 夜になって、このクソ重たいキーをフロントに預けてから、ホテルの近くのレストランでステーキを食べたのことよ。このステーキは結構旨くて、パリのステーキより数段美味だったのこと。しかし、一緒に食べたパンは硬くて不味かったアル。不味いと言うより、正確に言えば何故か血生臭くて、とても食べられなかったアルよ。



<marquee behavior="scroll" direction="left" loop="-1" scrollamount="6" scrolldelay="85">アイネ・クライネ・アカルイネ。明るいナショナル・・・

ミニ珍さん</marquee>



 ステーキはそれ程、生焼きではないアルから、血がしたたることもないアルし、不思議なのは、食べ始めは、そんなに血生臭くなかったアルに、食べれば食べるほど、口の中が血生臭くなり、あまりに血生臭いから、珍さん、食べるの止めたのことね。珍さん、ドイツのパンには牛とか馬とかウサギとか犬とか、いずれにしろ何かの動物の血が混ざっているに違いないと思ったのことよ。



 ドイツ・ビールはさすがに美味で、珍さん、ガブガブ飲んだのことよ。大ジョッキ4、5杯は飲んだアルね。当然、珍さん、ショーベン小僧に会いに行ったアルね。トイレの鏡を見て珍さんビックリのことよ。珍さんの口の周り、真っ赤な血だらけのことね。アイヤー、パンが血生臭いの当たり前のことね。パンがあまりに硬くて、珍さん、口の中、傷だらけになってたのことよ。これ本当の話アルよ。



<marquee behavior="scroll" direction="left" loop="-1" scrollamount="6" scrolldelay="85">アウフ・ビーダー・ゼーン!!!

ミニ珍さん</marquee>








珍国際のトラブル・ガイド・イン・チャイナ

2006年08月05日 00時00分00秒 | 珍国際のトラベル・ガイド
          
                珍さんのトラブル・ガイド・イン・中国

                (騒動的珍道中的記録於支那) 

<marquee>

       ワタシが珍国際アルヨ ミニ珍さん</MARQUEE>

 アイヤー、珍さん今度は1998年7月13日から28日まで中国行くことになってしまたのことよ。珍さん、いくら香港系不良日本人とはいえ、中国なんぞ大嫌いのことよ。香港ですら、気持ちが悪かったアルに、中国となるともう我慢の限界を越えると思うのことよ。行く前にガイドブックを何冊か読んだアルが、読めば読むほど行きたく無くなるのことヨ。



 まず、汚い、不潔、臭い、古臭い、だらしない、ごまかしが多い、いい加減、デタラメだ、治安が悪い、人間性が悪い、水が悪い、頭が悪い、交通マナーが悪い、日本人とみたら吹っ掛ける、危険、暗い、騙される、犯される、下痢になる、肝炎になる、赤痢になるし、食中毒になる、空気が乾燥しているから喉を痛める、郵便が届かない、郵便切手をはがれる、電話かからない、タクシーにぼられる。

 まだまだ有るアル。メガネは粗悪アルから、必ず予備を用意して行け。紙質が悪いから便箋を持って行け。洋服が汚れるから必ずボロを着て行け。肌の弱い人は日本の石鹸を持って行け。歯ブラシは現地の物でも使えないことはないが持って行け。ソフトなタオルが必要な人は持って行け。食事の際に食器を拭くのに必要だからウエット・ティッシュを持って行け。蚊が多いから蚊取り線香を持って行け。

 中国の田舎は暗いから懐中電灯は必需品。シャワールームが汚いからサンダルを持って行け。中国には日本人好みのものがないから耳カキを持って行け。コップが汚いからマイカップを持って行け。体温計、ビタミン剤を持って行け。ロクなデザインの物が無いから水着を持って行け。中国製は切れないから果物ナイフを持って行け。中国製はバネが弱いから洗濯バサミを持って行け・・・まだまだ山のように持って行けと書いてあるのこと。ウソだと思う人は下の絵をクリックして、「地球の歩き方・中国」を買うヨロシ。



海外旅行なら地球の歩き方

海外旅行の最新情報


 珍さん、これらのガラクタをスーツ・ケースに詰め、3台のモーター・ドライブ付き一眼レフ・カメラのボデイ、レンズ6本、ストロボ2セットなどを入れたカメラ・バッグ、フランスのジッツォ社製の大型三脚、三重の鉛の袋に入れた100本のフィルム、それを運ぶ大型キャリアなどなど、50キロ近い荷物を持って、まるで”乞食の引っ越し”アルヨ。さあ、どうなることやら、珍さんの乞食道中のハジマリ、ハジマリーーーーーーーー!


                中               略

              下の青い文字をクリックするヨロシ



 こんな道路を走っている時に、珍さん、レンガ作りの高さ1メートルの塀で囲っただけの公衆便所を発見したアルヨ。勿論、ドアなんぞ無く、高さが1メートルしかない塀アルから、立てば隣の女便所の中は丸見えアルヨ。通訳の話によると、中国人は排便中の姿を見られても別に恥ずかしがらないアルヨ。



 小浪底ダムに行く前に、途中で中華民国旅遊局のオフイスに立ち寄り、案内の旅遊局員を拾いに行ったアルヨ。ここの建物でトイレを借りたアルが、ドアを開けてビックリ。金隠しが無い大便の便器が、50センチくらいずつ離れて3つ並んでいるアルが、仕切りは無いのこと。これで男女兼用というから、女性は小便をする時にはドアから入って来た人に対して、人類のフルサト剥き出し状態アルヨ。こんな便所だから人口が増えるアルな。



 二人同時に大便をする時は50センチしか離れていないアルから、”連れション”ならぬ”連れフン”をすることになるアルヨ。そして、お互いの大便も丸見えアルから、

<MARQUEE>   ミニ珍さん</MARQUEE>

「ダンハン、羨ましいデンナア。随分エエもん喰ってはりマンナア」



「それ程でもありまへんがな。ダンハンだって、しっかり焼き肉食っとるやない かいな。それも、 上ロースにキムチまで。ワテはここ十年がとこ、上ロースなんぞ見たこともオマヘンガナ」



「なんで、そないなことまで分かるんデッカイナ」



「肉の中に消化不良の白い脂身が混じっているし、白菜にトウガラシの赤い点が付いてマッシャロガ」



「これは切れ痔の出血デンガナ。ダンハンかてフグ食ったでっしゃろ。時価と書いた紙切れが混じってマンガナ」 <MARQUEE>              ミニ珍さん</MARQUEE>

「その黄色いブツブツは、一体なんでっか。ホレ、そこのキムチの脇デンガナ」



「これでっか、これはウニの便でんがな。結構ボラレタでえ」



「そやろなあ、ウニなんぞ生まれてこの方、一度も食うたこと無いサカイ、ウニの便て見たことないんですワ」



「ダンハンのかて、ワテの知らんもんが混じってマンガナ。それ、そこの茶色いのなんでっか。肉の便みたいやけど、何やらつなぎが一杯入ってマンナア。それに米粒も混じってまっしゃろ。ステーキの便とは違いマンナア。いったい、それ、何の便でっかいな」



「これでっか、これを知りまへんか。これ、吉野家の牛丼デンガナ。ダンハン、これ知らんちゅうのは、随分、ゴーセーな生活してマンナア。ほなら、これも知りまへんやろ。ほれ、隣の便器にうず高く積もっているやつの中でグルグル回ってる部分が有りまっしゃろ」

<MARQUEE>↑ 上の「吉野家の牛丼」をクリックするとオモロイでえミニ珍さん</MARQUEE>

「エ?どれでっか、アア!あれでっか、ホンマにグルグルよう回ってまんなあ。あれ、ナンデッカ?」



「ダンハンはホンマに幸せな人や。動かない寿司しか喰うたことがオマヘンにゃろ。あれが回転寿司の便デンガナ。回転寿司食いまっしゃろ。ネタが腐りかけやサカイ、その晩は腹がグルグル音を立てまんにゃ。ごっつう、腹が痛いでえ。朝になると、回転寿司の便がグルグル回りながら出て来まんにゃ。それが、はずみがついてまっしゃろ。そやから、ああやって製作者が立ち去ったあと、いつまでも結構回ってまんにゃ。長い間、売れ残ってたイカかタコでも食ったんと違いまっか。よっぽど、金の無いヤツの便デンナア、あれは。普通ならイクラとか大トロが混じってるもんやサカイ」



「エ?そないなことまで分かりまっか。すごいもんでんなあ。どこでそないなこと、勉強しはったんでっか」



「勉強なんぞしとりまへんがな。毎日、毎日、『今日はどないな便が出たんかいな。昨日は何を食うたんかいな』と考えながら自分のを見とれば分かるようになりまんがな。こういうのを、”勉強”やのうして、”便今日”言いマンニャ」



「なるほど、”便今日”でっかいな。それにしてもこの作者、良くもまあ、馬鹿

 なことばっかり考えつくもんデンナア。これだけのくだらんことを書くのにど

 れくらい考えたんでっしゃろな」 <MARQUEE>

         ミニ珍さん</MARQUEE>



「ジェーンジェン考えないっちゅう話デンガナ。旅遊局のトイレに入って、ドアが無いのを見た途端に、これだけのことが閃くっちゅうことでっせ。あれじゃあ、脳味噌に仕事のことなんか考える隙間はオマヘンなあ」



「こんな作者が考えたって、会社の為になんぞ、ちーともなりまへんがな。会社は『電気代が無駄になるから会社に来るな』っちゅうてるらしいでっせ。それを、『家でパソコン・ゲームをやるとカミサンに電気代が無駄だと怒られるから会社に居させてくれ』と頼み込んで会社にいるんでっさかい、会社もいい迷惑、大変デンナア」
 この先を読みたい人は「珍国際のトラブル・ガイド・イン・チャイナ」を買って読むヨロシ。ア、ア、ア、アイヤー、珍さん、金が無くて自費出版出来ないアルよ。みんなで応援ヨロシクのこと。ブログの人気が出たら思い切って出版する予定アル。取りあえず、現在、書店で販売中の「珍国際のトラブル・ガイド・イン・パリ東京図書出版会)」(税込み1155円)を買って欲しいのこと。