昨日、
野良仕事班長は3ヶ月振りに南清里の畑で作業をする事になり、
早馬を飛ばしたのこと。
早馬専用道は庶民が連休を前に出控えている為か、ガラガラだったのこと。
野良仕事班長は急遽、
写楽斎に変身して、パシャリ1枚。(素人衆は絶対に真似をしないこと)
野良仕事班長は
「
畑を見るのが恐ろしゅう御座る!多分、ざっそうだらけで御座る」
と、3ヶ月振りの畑を心配していたアル。
畑に着いて、真っ先に目に入ってきたのが、この見慣れない花アル。
野良仕事班長は
「
こんな場所に花の種を蒔いた覚えは御座らぬ。ハテサテ、一体何の花で御座るか?」
と呑気なことを言っていたのこと。しばらくして、
「
ア、ア、ア、アイヤー、これは保存の為に地中に埋めておいたダイコンが生きていて、花を咲かせたもので御座る」
と気が付いたのこと。地中に埋めて10センチくらい土を被せておいたアルが、ダイコンの生命力には驚くのこと。
野良仕事班長は試しに葉っぱを囓ってみたら、当たり前アルが、ダイコンの味だったのこと。
次に目に付いたのが
開花したコマツナのこと。花が開く前に採れば美味い菜の花のオヒタシになったアル。
春の畑の風物詩にはなるものの、ここまで開いてしまうと茎が硬くて食べられないアル。
馬鹿め、お主はいつから
百姓を辞めて花屋になったのじゃ。
花は喰えぬわい。
今年の年貢は、どうやって納める気じゃ。娘でも売りに出す気で御座るか。
ワシにとっては、その方が良いがのう、フッフッフ・・・
ア~レ~~~、何をなさいまする、ご無体な!
黒マルチに植えておいたタマネギは、プラスチック製のマルチ押さえが霜柱で持ち上げられてしまったところへ、強烈な谷風が吹いてマルチごと吹き飛ばされて裸の状態だったアル。
畑は標高650メートルの山麓に在り、毎日午後になると必ず風速15メートルくらいの強烈な谷風が吹くのこと。長さ10メートルくらいのマルチを一人で持って居ると強風で身体が持ち上がるくらいアル。
ここで
野良仕事班長は気象予報士を目指している
写楽斎に
谷風の原理を尋ねたのこと。
写楽斎の説明に因れば
「
この畑は八ヶ岳の麓に位置して御座る。昼間は八ヶ岳の山肌が強烈な太陽で熱せられ、畑よりも高温になるので御座る。すると熱せられて軽くなった大気が上昇して、気圧が低くなるので御座る。谷の方は気温の上昇が少ないので相対的に低温、つまり気圧が高くなってしまうので御座る。この気圧差を埋めるべく、谷から山に向かって素早い空気の移動、これすなわち、強風が吹くという原理に御座る。これが夜になると高地の方が冷えて、谷が相対的に高温になる為、山から谷に向かって風が吹くので御座る。これを『山風』と申すのじゃ。」
ということアル。
野良仕事班長は
「さすが
写楽斎殿、あい分かったで御座る」
と感心したアル。調子に乗った
写楽斎は、さらに
「
昼間は熱し易く冷め易い陸地が、熱し難く冷め難い海面よりも相対的に高温、すなわち気圧が低くなり、海から陸に向かって風が吹くので御座る。これを『海風」と呼んで御座る。夜は逆に陸風が吹く事になる訳で御座る」
と訊かれてもいない事まで喋っていたアル。
野良仕事班長にとって、そんな事はどうでも良い話アル。
野良仕事班長が雑草と格闘すること7時間、やっと抜き終わった雑草の山を一輪車(と言っても、小学生が無理矢理教えられているアレでは無いのこと)に載せて運ぼうとしたら、
「
ア、ア、ア、アイヤー!」
まるで
珍国際本部長のような声を出して畑に倒れ込んだのこと。
野良仕事班長は腰がメチャクチャに悪く、一度手術を受けているアルが、又もや手術をしなければならないまでに悪化しているアル。一輪車に載せた泥付きの雑草は非常に重く、腰に来るのこと。
仕方なく
野良仕事班長は、そこで作業を中止し、匍(は)うようにして早馬に乗って江戸へ向かったアル。
ところで、何故、小学生は
一輪車なんぞというクダラン物を体育の授業として受けなければならないアルか?
実社会に出て一輪車に乗る必要は皆無のこと。
日本人全員を
中国雑伎団に売り飛ばすつもりアルか?あんなもんで通知簿が「5」になっても、実社会では100%無駄な事アル。そんな事を覚える間に漢字の一つでも覚える方が大事のこと。
あんなクダランものが出来ないばかりに、落ちこぼれてしまう脳味噌が優秀な子供は五万と居る筈アル。どう考えても
自転車業界と文部族の癒着としか考えられないアル。世界中で、こんな馬鹿な授業をしているのは日本と中国雑伎団だけに違いないアル。
ブリジストン自転車の社長を始め全社員は一輪車に乗れるアルか?タブン乗れないだろうのこと。おかしな時代アル。