とまと日記 2011

最近、映画のイラストばっか。気ままに続けます

06.10.28 街の本屋さんが閉業(涙)

2006年10月28日 | 生活と僕
僕のうちに毎月、雑誌の『装苑』が配達されて来る。配達してくれるのは、うちから徒歩2分圏内にある街の本屋さん、ブックスオオワダの亭主さんです。2分なのにわざわざ配達させているというのも謎だと思うけれど、僕が物心を覚える頃から街の風景としてあったなじみの深いお店でした。

まだ今みたいに大型書店がずらずら顔を揃える前、10数年前からよく行っていた。小学校のころは、子供なんでも辞典シリーズみたいなのを予約していたし、漫画を買うときはいつもあのお店でした。
高校の頃も服の本を買っていた。美術予備校に行き始めてからはブレーンなども買っていた。なにより予備校帰りのバス停の目の前だったから、立ち見含めて毎日のように行っていた。
ブックスオオワダから15m歩くとあるファミリーマートでバイトしてたころも、来店した時に顔が合うと軽い会釈をしたものです。
装苑の配達の時に一回だけ僕が出てお金を払ったことがあって、その時「ここの子っだったの~」って言われたことがあった。
思えば最初で最後の会話であったでしょう。。
そして公然と、「ダビングします」って書いてあります。していいの??VHSのみならず最近はDVDも書いてあった。していいものなの?ブックスオオワダの真向かいには交番があるのに…ちなみに若干高い。

そんなお店が、今月をもって閉店するのだそう。
近年、webで検索したことがあった。そうしたら大型書店におされ気味で経営が困難っていう記事が飛び込んできた。↓
http://www.kukitya.com/work/ohwada/


小さな本屋さんの生きる道は難しいんだなぁ。。。しみじみ。ちょっと涙です。この文を読んで、本を買うときはやっぱりブックスオオワダで買おう! …と思ったんだけれど、行ってない。横浜の有隣堂がメインbook storeになってます。。。
なんだかんだ言って大型書店の方がマイナー本も専門書も置いてあるし、面白い…
なんだか複雑な気持ちです。つぶれてほしくなかった。だったらもっと買っておくべきだった。
店長のおじさんの優しい顔が好きでした。
今日行こうと思ていたんだけれど、お金もないし欲しい本もなかったから結局行かなかった。

ブックスオオワダが去った後、500mくらい離れた所にある相沢書店が、店舗もそのまま後を引き継いで引っ越してくるのだそう。
…また本屋ができるっということは、まだ利益は見込めるってこと??本屋さんに飽きちゃったのかな??真相は闇の中。。

ブックスオオワダ

06.10.27 私の目は節穴です

2006年10月27日 | 生活と僕
僕の目は節穴です。色に関して言えば確実に。全国20人に1人いると言われる色盲です。


今日は最後のバイトのハズでした。高校から何回かバイト先を転々としました。。思えばバイト先がロッテリアに買収されて、実質全員首になるということもありました。そんなお店に行ってお仕事をする学生バイトも今日で終わりです

が、もう一人のバイトさんも本日付けをもってお止めになるそうで。小さなデザインの事務所なので、いきなり二人抜けると戦力格段に下がるわけで。。で、説得されました。え。。?
とりあえず卒制があるからと、11月から12初旬までの長期休暇扱いとなりました。なんだか、お話がちゃうやない。。
結局卒業まで在籍扱いらしいです。でも1月から免許とらにゃいかんから行けなくなりそうな予感ぷんぷんです。

なんてことがありました。

この簡単なデザイン事務所のお仕事のなかに、色調補正というお仕事があります。
例えば、絵描きの人がお仕事でどっかにデータ入校するとき。スキャンしてデータ化するんですが、スキャンの際、生原稿とどうしても色が食い違ってしまいます。そんな色の誤差を修正して、生原稿に近いカタチにしてあげるお仕事です。
(でも正確になんて無理です)

で、今日も簡単な色調補正のお仕事が回って来ました。でも僕は色調補正が一番苦手です。
僕は色盲です。全国的に珍しいことではなく、300万人いるそうです。色盲は、色を判定する錐体細胞(赤・緑・青)という細胞の一部が欠けている先天性の軽い障害だそう。(障害といっても、AB型の人よりも人口が多いので障害扱いにはなりません。)
僕はその中の赤緑色覚異常だそうで。色覚異常の中で一番多くて、赤と緑の区別が付きにくいんです。
でも色というのは赤・緑・青が混ぜ合わさってできているんで、普通の人とは見える世界の色がかなり違うらしい。
普通に生きて行くうえでは、何も問題はありませんが、色をどうしても扱う僕にとってはショックの源になってきています。

・当然のようにオレンジから緑、茶色、赤の区別が怪しい。
(赤を買ったつもりが茶色だったってことはよくある。)
・肌色と思っていた色が緑色だった。
・緑から茶色の判定が微妙。
・EVA初号機は青色だと思っていた。
・地下鉄マップの色違いが分からない。
・かぼちゃってオレンジなの?緑なの?
・ピンクと同明度の青が同じに見えることがある。
・親に僕の手が緑色って言われる。(えっっ)
など。

絵の具の場合、チューブに「茶色」って書いてあるからそこまで困らなかったけど、データになるとCMYKやRGBの数値になるともう理解不能です。微妙な色合いは理解に苦しいっす

今日も「まったく違う」「緑じゃなくて茶色だよ」とか言われてへこむ。でも理解できないんです!!
見えません!!私の目は節穴なんです
ですので私の目は信用できません。がーん

06.10.25 ベイ・クオーター

2006年10月26日 | 生活と僕

学校でした。朝九時からの授業に間に合う(合わないんだけれど)ためには6時起きをせねばなりません。(してないんだけれど)そんで授業が終わると12:30。それだけでお疲れモードです。

授業後、友達と横浜のベイクオーターへ。8月にできたばかりのショッピングモールです。みなとみらいを背後に正面から見ると、豪華客船のようなシルエットになるんだそうです。なんとも横浜!
建物がUの字型になっていて、川崎のラゾーナにも少し似ていた。
でも客層が人妻横浜セレブ向けだそうで、しがない学生さんにはお高いです。
5Fのインテリアショップが敷地面積をずど~んととっていてセレブなひと時。。
でも思たよりもベイクオーター自体はでかくないので、さささっっと見れる規模です。疲れなくてよい。

そこの鹿児島ラーメン屋の、かつお節入りの魚介らーめんが絶品だった。おいひぃ。

06.10.24(火) 三日ぶりに外へ出ました。

2006年10月25日 | 生活と僕
昨日(23日)の夜は友達がプリンターを借りにうちへ来ました。5年ぶりかな?プロダクトデザインの人なんだけれども、やっぱり絵がうまいです。線がかっこいい。。いつぞやこのブログで描いたクルマの絵を見てショックを受けました。おれってへたくそー!!恥ずかしいっす。すいませんでした。やっぱりデザイン関係に足を踏み込んだわけだから、IDの人と会話できるくらいの絵を描けないといけないなぁ。と思う。

今日は自宅でバイトの製作。。なかなかすすまない。この三日間。ちんたらちんたらしていて、時間を有効活用していない気がする。せっかくの休日なのに。。長々と製作するのはよくないです。やっぱり家にいるからかな。
というわけで、一通り作業が終わった夜7時ごろ、カードの支払いのため横浜に行きました。
で、やってしまったー。今月の支払い26000円だったのを知っていたのに財布の中身が足りなかった。
今月は3回もこんなことを繰り返しています。バカ?店員さんも「また君?」みたいな顔してきます。そんな顔で見ないで~(><)
銀行からお金を下ろそうにもお金がはいってないから今日も支払いができませんでした。それだけ財政難です。明日は必ず!

そしてそのまますぐに帰宅。寒い!!もう冬なんです!!手袋しましたよ。。

あぁ。ここで一つ、ブランドを紹介します。

『ato』(アトウ)。
青山にフラッグショップを構えるモード系ファッションブランドです。立体裁断で仕立てられた服(特にパンツ)の着心地のよさは眉唾です。シックでちょっと変わったオシャレ服を探すならまずココ。てかんじ。でも高い。コート9万円とか。
高校生くらいのときからの憧れブランドでした。買えないのに試着してみたり。街で着ている人を見かけるとショック受けたり。当然コートの完成度もビビっときます。そんなブランド。僕が一番ジャケットやコートで見てしまう、ボタンも作りこまれていてナイスです。
横浜で着ている人がいて思わず書きました。かっこいいです。

06.10.22 まだ24分の3。

2006年10月22日 | 生活と僕
友達の紹介で、内職に近いイラストのアルバイトをしています。先週ラフを送って、完成版を火曜日までに送ると約束しました。
完成版にしても、そんなに仕事量は多くないだろうと踏んでいました。
が、今日の夕方までに終わらせるハズが、いっこうに終わる気配が見えません。24分の3しか終わってません。気付いたら20時です。

データ容量の関係で軽くする作業がしんどい。予想外にデータが重かったり、ドットががたついたリ。。
ラフで送った手書きのやわらかいタッチを再現するのは至難の技です。無理ーーーー。
切なくなるほど陳腐になってしまう。。これじゃあ却下されてまう===(><)
このバイトの紹介が来たからタイ旅行も決めてしまったのに!!完成させないとマズい。。

夜、近くの居酒屋さんに行きました。好きだった豆乳カクテルが、なんだかまずくなっててさらに予想外。う~ん。
課題もせねばぁ。

関係ないけどソフトバンクから出たパナソニックの薄型ケータイがオトナな感じで惹かれ中。薄いってカッコイイですね。
docomoではなんであんなにごっついんだろうか。謎~。

06.10.21 古畑VSイチローだったり。雑誌をまとめて読んだり。

2006年10月22日 | 生活と僕
正月特番の古畑VSイチローを今更見てみたり。実は古畑は好きなんですけれど、まともに見るのはこれで2度目。この前テレビで再放送してた古畑VSスマップ以来です。

ドラマがやってたころ見ていなかった理由は、テレビを見ながら考えることが好きじゃないから推理ものを見ていなかったんです。なんでテレビ見ているときまで脳みそ使わないといけないんだって。。
そして+として古畑シリーズは、いつも犯人が殺害するまでの時間をじっくりと撮る反面、時間の都合でやけにボロがいっぱい出て来るから。。。
あ、でも見てなかったからイメージで言ってます。違ってたらすいません。

でもボロが出るのは時間上しょうがなく、シリーズの定番としてとらえればいいか。って思って。。今更ハマりそうな気配漂います。。
田村正和の仕草が面白い~~。今更ですけれど。。。
イチローの兄役の人が気持ち悪すぎて見るのを何回も止めようと思いました。

それと、溜まっていた読んでいない雑誌を読みふけりました。まだ溜まってます。
雑誌読みながら気になったらググっていたんで時間がすんごい過ぎていた。

動画共有サイトの多さにびっくりした。
stage6っていう動画共有サイトはyoutubeより動画の数は少ないけれど、高画質&簡単ダウンロードで期待しちゃう。↓
http://stage6.divx.com/index

このブログの記事の一部に、地図窓っていうサイトにリンクを貼ってみたのがあります。位置情報がこれで分かりやすくなりました。わーい。


やばい。今日やらねばならぬ事の30%もしていません!!

06.10.20 バイトと学校と秋の横浜

2006年10月21日 | 生活と僕
朝方まで卒業制作展の冊子の表紙デザイン案を作ってました。。本日は卒制展示会の会議で、何人かで案を作って持って来る予定なのでした。
僕は『グラフィカルな絵を一枚』というお題が渡されていた。

でも、恐らく学科特性上、いわゆる”原研哉ちっく”になることはほぼ間違いがないと思っていた。
・冊子の主役はあくまで作品であって、冊子自ら主張してくるものではない。
・作品を浮かびあがらせる舞台が冊子なら、きっとシンプルな感じの方が見やすいということ。
・具体的な写真やイラストで言い表しにくい学科であるということ。

こんなことを思いつつ、じゃあ、あえてグラフィカルにしてみようと踏ん張ったものです。
この手の構成系デザイン(?)をやってみたら、予備校の感覚を思い出した。そう言えば予備校のころ、細い線にこだわっていたことがあったんです。その時言われていたことは、受験で勝つには線だと弱い、ってこと。
『分かりやすさ』と『迫力』が求められた色彩構成で『線で構成する』なんてことは弱々しすぎなんです。結果断念しました。

でも今回の線画は目標とした『スタイリッシュ』な感じを少し出せたではないか?? でもあくまでラフの完成度です。
こーゆー絵がうまい人は構成力高いなぁ~。うらやますぃい。

バイトの打ち合わせが入ってしまって学校についたらすっかり夕方で、会議に顔出したらもう終盤でした。すんません。
方向性の結果はやっぱりベターに落ち着いていた気がします。原研哉っぽい感じ。(でもこれはしょーがないでしょ。)
グラフィカル路線は学科的に好ましくなさそう、という比較材料になれたことを見ても、描いた価値はありました気がしました。(ほんと??)


学校帰りに横浜に立ち寄る。。
ほぼ毎日と言っていいほど横浜をぷらぷら歩きます。別になにをするわけもなく、買う訳もなくです。
夜にもなれば治安の悪そうな街の顔が出て来てすこし怖い。でもお店はもう秋一色です。なぜメンズの服はないんだ。。レディースはショーウインドウに綺麗な色合いの服が飾られているのに。。。

ハロウィン間近の、オレンジと黒のメリハリある色合わせと、秋ならではの栗色から茶系にかけての繊細なグラデーションを披露する色合い。この二つの色合いが街に溢れる季節が大好きです。繊細なショーウィンドウを展開しているのに、オレンジと黒のド派手なハロウィンがなんともつぶし合っているなぁ、と今日思いました。

ここを過ぎてからの、白と黒の無彩色+赤seasonも好きなんだけれども。かぼちゃと栗が街を占拠している今がとても魅力的なんです。そしてフェルト素材のコートと細い手袋欲しいです。

06.10.19 予感命中ブルーの日。

2006年10月19日 | 生活と僕

バイトでした。本日最初のお仕事をした時、「あ…今日は何かやらかしそう…」と思いました。
予感は的中してしまった。。それも何回もカタチを変えてトラブルを招いてしまった。。すべて自分のせいなんだけれども。

ここ最近バイトに出れる日が少なかったので忘れていることも多々あって。。その曖昧ゾーンにたまたま今日は集中して突っ込まれてしまった。。

予感があたるってこと、今までそんなになかった。あ~。こんな日もあるんですなぁ。ちーん。
帰りに横浜のスープストックでやけ食いしました。シチュー。最後の一杯だったらしくって、野菜の残りカスとかがいい感じでドロついていたけどその分味が濃かった。カタチを留めている野菜と肉も少なかった。
閉店間際に飲食店に行っちゃだめってことですな。

06.10.18 学校とヨドバシと危険なクセ

2006年10月19日 | ケータイと僕
学校が朝からありました。昨日は、寝ると朝起きれないと思って製作しつつ雑誌読んだりしながら一晩を過ごしました。
やっぱり、どんな状態であれ徹夜は肌に響く。顔がむくむんです。やだなぁ。

学校帰りにヨドバシにプリンターのインクを買いに行きました。店内に入ると小学校でよくみるあの銅像が立っていました。
横浜店のオブジェか?と思って近づいてみたら店員さんが作った紙立体物であった。
立体popというのをお店で初めて見た。。。なんだかどんな製品よりインパクトあったなぁ。。
以前コンビニでバイトしていたときに、おでんのブースを『屋台』っぽくしろって言われた事があって、みんなで無駄に金かけて作った事があった。そんなことを思い出しました。

ヨドバシには前記した903のモックが置いてあった。…メイン5機種だけだったけれど、やっぱり富士通が微妙…。
Nも質感が安くなってる。。SHARPはサイクロイドじゃない方のモックだったので残念。ソニエリ画面がでっかい。三菱は質感がプラスチックな感じで嫌だったけれど、902isよりはよくなっている!902はクリーンヒットだったために902isのずんぐりむっくり感が好きじゃなかったけれど、903はスタイリッシュになってきました。
スライドさせるボタンが以前より上に取り付けられていて、手の中でスライドさせても反動で落とす、といった悩みは少し改善されていてちょっと感動。902isから搭載のグリグリスピードセレクターも押し心地が向上していてよかった。裏面もよくなっていた。こんな感じで三菱さんの薄型ワンセグ機が出たら、来年の機種変メーカーは決まりかな。。。。

で、ここで思いました。今財布の中が大ピンチを迎えています。理由は浪費癖のせいです。
新しい収入の見込みができると、すぐに買ってしまうこの癖。やぁぁぁぁあばいです。今月バイトでお金が見込めるから、と言ってミュージカルチケットをヤフオクで落とすし、勢いで旅の契約しちゃうし。
今月は本気で歳入と歳出が食い違ってしまっています。どーしよ~~~~。おかしいなぁぁあ。
今月のカード払いとケータイ代すら払えていないのに、どんどん出費ホールを広げてしまっている。。

この出費癖を見直さないと将来破綻してそう。。。(><)。。。
という訳で家に帰ってDVDを一部売って来ました。BOX売ればまとまった金が入るんだけれど、直前で躊躇した。
「将来SED買って、5.1サラウンドで見たいから買ったんでしょ」って。そうだったー。

06.10.16 嫌われ松子の一生

2006年10月17日 | 映画とかと僕
今日は昨日の疲れもあって、かーなりぐったりしていました。ヤバい。

夜中に、嫌われ松子の一生を見ました。中島哲也監督の前作、『下妻物語』がかなりよかったので。。。。(昨日の牛久大仏も下妻に出ている…)

で、二作目となる今作も、相変わらず映像がキレイで演出もシュールにハイテンションで飛ばしていて絶対飽きないようになっています。というか、話が面白すぎて退屈はしません。面白い? いやぁ。面白い話ではないんだけれども。。

ストーリーは松子のあまりにもついていない、徹底的に悲惨なほど救えない半生のお話。その下降っぷりたるやすごいっす。
普通、ふっつ~の主役が頂点に上り詰めるもラストになって転落、といったストーリーが多いじゃないですか。(起承転結がはっきりしてるから。)
でも松子は最初から転落して最後には凄惨で本当に救いようがないです。本当に暗い。暗すぎる。原作読んだ事ないけど、めちゃくちゃダークなんだろうなぁ。。。

そんな超ダークのお話を、なんともメルヘンに仕立て上げられてしまった。その位お話を”ファンタジー”にして非現実性を持たせたことで、暗い最低の話を面白おかしくつづってしまった。その逆転の発想たるやオリジナル印で、未だ見た事がない作品になりました。
主役の中谷美紀の存在感と演技力はびびったぁ。エルメスさんとは真逆です。演技うまいなぁ。体当たりしたなぁ。
60年代から今にかけての時代の変化もとても面白かった。街並も髪型や服も変わる。時代の移り変わりを見るだけでもいっぱい発見がありそう。

ただやっぱり見る人にとっては、嫌気がさす作品であることには間違いなさそうです。
「なんで人の不幸話を2時間もみなきゃならんのだ」とか「不幸話を笑って片付けて、何がしたいの?」とか言われてそう。
確かにねぇ。でも、人の不幸は蜜の味って言うし。申し訳ないけれど、不幸を極限にまであげて、語り口を明るくしてしまうことで生まれるこの”蜜の味”は爆笑してしまうしかなかった。終盤はリアルすぎて笑えないんですけれども(;_;)

でも嫌われ松子の主軸にあるテーマは、家族愛なんです。最後はやっぱり家族の愛。そこだけが救える。ラスト、松子はフランダースの犬になって階段を上がり、和解した家族の元へ。きれいだぁ。

↓公式サイトより。
「壮絶な不幸に揉みくちゃにされながらも、誰かを愛し、その人だけを信じて突き進む。
傷ついても、傷ついても愛する人への思いを胸に夢を見つづける松子。
誰がどう考えたって不幸な人生なのに、彼女にとってはすっごくハッピー!
最後の最後まで夢見ることをやめなかった松子。そんな松子をすべての人々が愛してしまう。
『下妻物語』の中島哲也監督が贈る、おかしくて切ない…全く新しいシンデレラストーリーが誕生した!!」
…シンデレラストーリーはどうかは疑問ですがまだ見ぬ人には勧められる映画でした。

最後に、今ドラマやってるんですね。さっき知りました。2時間に凝縮されたエキスをどこまで伸ばせるんでしょうか?!。

06.10.14 まさかまさかの秋の旅

2006年10月15日 | 生活と僕
まさかまさか、急に茨城へ行って来てしまいました。目的は牛久大仏を観にです。
牛久大仏は世界最大の大仏で、120mもあるのです。鎌倉の大仏が14.9m、自由の女神が40mですので、本当に馬鹿でかいんです。比較になりません!!ウルトラマンの身長ですら40mです。ゴジラも100mがせいぜいです。我らの空想生物すら超える巨大さ!なんでこんなモノ作ったんだろう。。。
とりあえず、写真ではこの迫力は伝えきれません。圧巻です。そして都心にはない、真っ青で建物が何も見えないお空が神秘的です。茨城に行く機会があれば一回見た方がよいです。

そんな牛久大仏様を観に、JRに乗ってとことこと1人で向かいます。友達から紹介されたバイトのアイディア出しを車内でしつつ、吉井和哉の新アルバム聞いて、彼の復活した声に潤されたり。。
14時に牛久について、そこからバスでとことこ15分のハズ…だったのだけれど、14時代のバスが一本もない。歩いて行ける距離じゃない。。。ここまで来てUターンはないです。3時のバスまで待つにしても、次の予定が待っていたので、仕方なくタクシー乗り場へ。
僕「いくら位かかりますかね?」
運ちゃん「4000くらい?かな」
僕 「そうか~ 失礼します」

10分くらい考えて、
僕 「やっぱりお願いします」
運ちゃん「牛久大仏まででいいんですね?」
僕 「はい。…あのぅ…、安くなりませんか?」
タクシーというメーター換算の商売に、僕は値切りを打って出ました。そうしたら予算を聞かれ、3000円と答えました。
そうしたら3000円超えたら切り捨てしてあげる。という慈悲に満ちた答えが返って来ました。

こうして予想外の出費を出し惜しみ、巨大な人造神を拝みました。圧巻なのは大仏だけではありません。素直にキレイなコスモス畑。花摘みしている人もいたけど、ミツバチがいたので恐れ多く僕にはできませんでした。

そして池。鯉の大群がエサを求めて陸地にまで肉体をピチピチはみ出して来るんです。鯉の肉と肉がつるつるなんで、ひしめき合う鯉達は本当に「つるんっ」と上空にはね飛ばせれる。。。
エサをポイっとバラまくと、まるでカラスのようによってたかって水面から飛び跳ねてつぶし合いながら近づいてきました。
キモイです。

その後、茨城の高級とんかつ屋を経営する知人と落ち合って、厨房をふらふらしたり、マジックを目の前で見せられて、セロの目の前でさわぐ芸能人の気持ちがわかったりしました。んで、ごちそうしてもらった高級ロースが本当においしかった。「サク、じゅわっ、フワっ」。こんな感じ。スペアリブもとろろろろ~ん。mixiのコミュもあるほどの人気店なんです。『菜の花』ってところなんで機会あればどうぞ~。

色々ごちそうさまでした。


牛久大仏

06.10.13 903。本命アクオスケータイが欲しい!!!

2006年10月13日 | ケータイと僕
先日、903の発表がありました。やっぱり1年で世代交代なんだなぁ。年間で見ると、年明けにビックネームが発売、春に70X系のエントリーモデルが発売、夏に90X-iなどが発売。秋にまたなんか発売。
メーカーさんも言っていたけれど、全力投球は不可能らしい。やっぱり。言い方悪いのですけれど、マイナーチェンジしかそんなにできないらしいです。そして時々ビックネームを打つ、といった感じらしい。
さぁ、その年明けのビックネーム、903はどうなのでしょう??

結論から言うと、SHARPのアクオスケータイが僕の中では”買い”になりました。
あの予想ガイの動きを…そんな欲望。。欲しい~~。
でも一番ヘンテコなのは富士通。ディスプレイをスイングすると自分で決めた機能が出て来る。便利だけれど。。ディスプレイを斜めにしちゃったら見づらそう。

以下、ケータイwatchのサイトから抜粋します。


SH903iTV
サイクロイドスタイルの大型液晶を搭載したワンセグ端末。2007年早々にも発売される予定。
サイクロイドスタイルといえば、ソフトバンクの「905SH」。SH903iTVの愛称も「AQUOSケータイ」となり、905SHとの外観上の大きな差は感じられない。

ただし、メインディスプレイは約3.0インチ、240×400ドットと905SHの2.6インチよりも大幅にインチアップしている。端末自体は薄くなっている。

着うたフルも利用できる。おサイフケータイにも対応し、フルブラウザやドキュメントビューア、きせかえツール、FOMAプラスエリアなどもサポートする。ただし、GPSや3Gローミング非対応となる。 (そんな~~~!auはGPS標準なのに)


P903iTV
P901iTVに続く、パナソニック製ワンセグ端末第2弾。前モデルと同様に回転式2軸ヒンジを採用した端末となっている。
ワンセグの視聴時間は約5時間。また、Bluetoothに対応し、ワンセグの音声をワイヤレスでBluetoothヘッドセットなどに飛ばせる。
メモリカードにはワンセグの番組を録画することが可能で、同梱されるパソコン向けソフトを利用すれば、録画した番組をパソコンで楽しむこともできる。
おサイフケータイやメガiアプリに対応するが、フルブラウザ、ドキュメントビューア、GPS機能などはサポートしない。FOMAプラスエリアをサポートするが、1.7GHz帯は非対応となる。


「F903i」
ディスプレイ部分が左右にそれぞれ90度回転する機構を備えた富士通製端末。画面の“スイング”に合わせてさまざまな機能が呼び出せるようになっているほか、メニュー画面やフルブラウザなども横画面表示対応する。

最大の特徴は、左右にそれぞれ90度回転する回転機能。待受画面での回転、メール作成中での回転についてさまざまな機能を割当てることができる。例えば、待受画面の状態で右に回転すると電卓が起動するといった具合で、メール作成画面では、左に回転すればデコメピクチャ選択画面に切り替わり、画面を元の位置に戻すと選択されていたデコメピクチャが挿入される。
ICアプリの保存容量がアップし、「iCお引っこしサービス」や携帯同士だけで電話番号などが送信できる「iC通信」が利用可能。
セキュリティ機能では、背面のカメラ部の隣に指紋認証センサーを搭載。GPS機能は、対応アプリによるナビゲーション機能が利用でき、「イマドコサーチ」にも対応する。2007年4月より順次開始される予定の緊急通報の位置情報通知もサポートしている。
なお富士通では、同端末のイメージキャラクターに木村拓哉(!)を起用することを明らかにしている。

D903iTV
厚さ19.8mmの薄型ボディでワンセグに対応する三菱電機製の端末。
ワンセグ対応端末でありながら、厚さは20mmを切るスライド式ボディを採用し、いわゆる普通の携帯電話を意識したデザインとなっている。スライド式ボディを開くと縦画面表示、閉じると横画面といったように画面の切り替えも可能となっている。

また、操作部の方向キーにはD902iSでも採用されていた「スピードセレクター」を装備する。
おサイフケータイやフルブラウザ、ドキュメントビューア、メガiアプリなどにも対応する。ただし、GPS機能は搭載しない。FOMAプラスエリアをサポートするが、1.7GHz帯は非対応となる。



キムタクすごいなぁ。ニコン、トヨタ、富士通。なぜここ最近,急にCM王になってるのかな。
新興ジャニーくんに人気が危ぶまれているから??anan統計の好きな俳優総合一位も、なんとなく怪しく見えて来ますな。
スマップの裏にあの敏腕マネージャーの暗躍アリです。

SHARPか三菱ワンセグのどっちかだなぁ。欲しいなぁ。デザインは三菱のほうが圧倒的に好きです。でも予想ガイと比べてしまうと…。。
中身はどうなんだろう??ってか全機種high-speed対応かと思ったらそうじゃないんですね。絶対出し惜しみしるなぁdocomoさん。。それじゃ902と速度は変わっていないジャナイカ。確実に夏には対応してるんだろうなぁ。

今D902を使っているのだけれど、そんなに不満もない。かっこいいし。強いて言えば動作が鈍感と、ヒットしたせいでよく町中で見かけること。年間契約今のうちに切って年明け発売当日にいってしまうか。。。もんもん。でもどこにそんなお金があるのだろう。謎。

06.10.12 Pen 未来の乗り物特集

2006年10月12日 | デザインと僕

penという雑誌が好き。月二冊のペースで出すとは思えないほど毎号面白い特集があって、よく買ってます。
そんなpenの今週の特集は『未来の乗り物はこんなに楽しい』です。

愛・地球博で話題になったトヨタのi-unitやセグウェイのように、次世代感溢れる乗り物がどんどん試作されていています。50年後はこんなの乗っている生活を想像するとワクワクしますよね?
最近でも一昔前まではSFっぽかったデザインの車も、少しずつ市場に出回ってきてます。SF映画のような未来像が本当に現実化しそう。
さすがに空飛ぶ車はまだそうだけれど。。

1960年年に予測した21世紀初頭の科学技術135項目のうち実現したのは4割だったとか。実現しなかった企画の中には、月への拠点となる地球空港などがあったらしいけれど、最新版の”未来の乗りもの年表”には、
・2015年 宇宙ホテル開業。
・2020年 日本でわずかに浮いて走行するエアロトレインが実用化。
・2025年 ロシアが火星に有人着陸。
・同年  太陽系大航海時代の幕開けとして日本から150万km離れたラグランジュポイントに「深宇宙港」を建設。
・2030年 NASAが火星に有人着陸。
・同年 日本の月面長期間滞在が始まる。

とか!NASAがロシアより5年も遅れての火星着陸は謎だけれど、このプラン通りに事が進められたら、僕はまだ44歳。定年記念として月に旅行してくるわぁ、なんてことも出来る訳ですね

(関係ないけれど松本零士のSF漫画は全て繋がっていることで有名。999とかハーロックとか。ヤマトは今まで独立体勢だったんだけれど、どうやらヤマトがでる2200年頃は、宇宙代航海時代の幕開けとして位置付けられているらしい。
ちなみにそのヤマトの著作権問題がありました。
宇宙戦艦ヤマトの基本プロットは、アニメーション会社が作ったものらしい。
元々の原作は漫遊記で、舞台を宇宙に直したあたりからアドバイザーとして松本零士がからんでくるらしい。有名な波動砲も当初からあったもの。無論ネーミングに関しても。え??松本先生、全然関係ないじゃん。)


特集の中には、SF映画にでてくる乗り物のデザインをする人も出て来ています。例えば『マイノリティ・リポート』やめちゃくちゃカッコイイ『バットモービル』やらアルマゲドンやら。そのデザイン画が格好良すぎた。
プロダクトデザイナーの描くスケッチってなんでこんなにカッコイイんだろう?職人技?

そんな影響で、僕も描いてみました。未来のクルマ。そんなにクルマ自体は好きじゃないんだけど。。初めてクルマっぽい絵を描きました。

上はよくわからんけど、クルマっぽいスポーティーな感じ。。。
下はかぼちゃの馬車をモジリアーニしました。。。

結論。
クルマのデザインは見慣れているだけあって、難しい。

06.10.11 アース・ダイバー 著者 中沢新一

2006年10月12日 | レビューと僕

友達と先生が読んでいて、卒業制作の趣旨とも近い論点があって、前から読みたかった本。
そもそも僕は昔の古代遺産とか、そーゆーのが好きなタチだったので。。本日は長文です。

『アース・ダイバー』は中沢新一の東京小旅行記です。優れた旅行記がそうであるように、本書も読者を変態的にも興味深い観点からでも旅気分に浸らせてくれます。

土地にはその土地が備え持つ力がある。 だから忌み嫌われる土地があったり、ここに住むと変になるとか、自殺の名所があったりします。 今は都会であるこの東京という土地も、縄文時代の土地の記憶が脈々と受け継がれている。
そして今の東京は偶然今の形状になったわけではなく、全ては太古の土地風土が決定していた、という趣旨。

そして東京中にその不思議な深淵をのぞき込めるスポットがいくらでも残されているという。皇居、明治神宮、代官山の古墳群、六本木ヒルズ、東京タワー。面白い。
無理なく東京が全く違った都市に見えて来た。。。今度東京に行く時にはこの本を持って出かけよう。

でも途中、中沢新一自体は相当なヘンタイだな、と思わせる箇所が満載です。

あと、先生が押している「洪積層・沖積層」理論ですが、端的にまとめると
洪積層=乾いた土地、高級、財産。
沖積層=湿った土地、情欲、エロ。
という感じ。例えば新宿などは 高地のほうには伊勢丹などの高級デパート群があって、 低地のほうには歌舞伎町の風俗街がある、というような説明です。え??そんな単純な…

そして人って昔から性欲しかないのか、と思わせるほど性のからみ話が多すぎました。ドンビキします。

以下、おもろかったところ。

東京タワー
50年前に朝鮮戦争で使えなくなった米軍戦車が搬入されて、それを解体して東京タワーの鉄として使われた。
もともと東京タワーのある芝公園は、古墳である。 さらに東京大空襲で人が死んだ。 また、東京タワーに行くためにはどの方角から目指しても墓地がある。増上寺や延々と続く地蔵様。。。 そして東京タワーの足下には南極観測隊に置き去りにされたかあわいそうなカラフト犬達の象がたっている。そして中にはマダムタッソー人形館があって拷問やギロチンの風景がある。
東京タワーは電波塔である。もともと昔から電波っていう目に見えない情報は死霊とも考えられていたそうな。
げえ!!なんとも呪われたシャーマン塔!!

東京タワーを立てる上で意識されたのはエッフェル塔であることは言うまでもない。んで、エッフェル塔の方もパリ万博を記念して廃兵院前に作られた。
 
まさしく死霊の大国の地下に、死者に支えられるようにして戦車をつぶした鉄材がつきささる。呪われてますねぇ感100%です。


 秋葉原
秋葉原は「あきはばら」と呼ぶのではなく、『あきばはら』と読むのが正かった。明治の初期に大きな火よけ地よしてつくられ、そこに火防で知られる秋葉権現 (三尺坊とも呼ばれている。身長が1メートルも満たない火をコントロールできる超能力あり。)がまつられたため、秋葉様の原っぱという意味でつけられた。

火は昔、世界を変えるポジティブな意味があたらしい。火事が起きてそれまで裕福だった人達が地震で財産をなくすかたわら、貧乏だった連中が木材の買い付けや建設ラッシュでもうける、といった具合。

戦後に誕生した新興宗教の教祖がラジオ商をいとなんでいた。 ここで「たましい」と「電波」との興味深い関係が示されている。目に見えない空間を飛び交う電子が遠く離れた意味ありげなメッセージを送る事から、しだいに霊的な実存を信ずるようになったのではないか、とのことです。

そんなラジオ商が戦後秋葉原に集って来て、小さな部品やが所狭しと並んできた。そして電子の聖地として今に至る。

ところが電子の築いた内面的空間が次第に想像力や生活様式まで浸透して来ると、それだけで自律をしはじめる。それがオタクとなった。
(ちなみに”オタク”の由来は、80年代の人気アニメ「マクロス」の主役が、人を呼ぶ言い方を”君”や”あなた”ではなく、”お宅”って言っていたことから始まるそうです。そこからアニメファンが使うようになっていつの間にか違う意味になったとか。)

銀座
江戸時代、幕府は職人の工房と生産拠点としての街を作って管理するという計画があった。そのころ職人は座という組合を作って自分達の権利を守ろうとしていた。横のネットワークを作る事で、新参者の勝手を許さないようにするなどをしていた。

銀を吹いたり加工する職人の作る「銀座」があった。 銀職人たちは独特であざやかな婆娑羅な感覚が育っていた。
婆娑羅とは、墓地や処刑所での仕事をしていた人達のこと。
世間が恐れて着ないあでやかな色彩を身につけ人間のきるものとは思えないデザインで人々の目を圧倒した。

死霊の支配する世界に住むと言うのは人間が限りない自由を手に入れるということからきている。 誰も見た事がない色彩やデザインを着るということは自由の心を持っているひとでなければできない。そのためには自由=死に近づいていかなければならない。(青山にファッションブランド拠点がたちならぶのも土地柄に関係している)

金属職人の異様におしゃれな姿はたちまち江戸中にブームとなった。羽織を極端に短く着こなすというもの。裾を極端に長くしてかかとぎりぎりだった。(番長スタイルだ! )
そんな銀座はおだやかな農村感覚ではなく、荒々しくあでやかな金属職人が作ったキレイで造形的な都市として発展して行った。そうい意味でも、「高級さ」の幻想をかき立てやすい条件があった。

ところが明治に大火災にあって、官僚たちが、横浜からの鉄道で降り立った外人のための東京の表玄関にしようと、レンガ作りのモダンな街並をつくる計画があがった。 「高級」さが残る建物や商店が立ち並ぶようになった。


地下鉄
作者は地下鉄乗るとたまらなく興奮するらしい。
地下を走るチューブの中のその周りは地球の熱いドグマの血液が脈打っているのである。 地上にいて、足下を地下鉄が走り抜けて行く振動を感じるたびに東京が性的快感にふるえているかのように思えるんだって。…変態的です。

天皇

歴代天皇たちは皇居の森に行き、ときどき森に身を潜めて何日も籠る。 森の奥に行って、森の霊的なパワーを身につけるのである。平地のくらしているうつに衰えてしまった天皇霊パワーを死霊の領域である深い森に籠る事で復活しようとしていた。実際に皇位継承権をめぐるとにしばしば形成逆転を狙って森に行ったり。特別な時にしかしなかったそうな。 ところが近代天皇は、東京のど真ん中に森を作り、年がら年中そこに住んでいる。
東京のど真ん中が森、という都市もシュールです。
パリなど近代都市は、都市の真ん中に権威の象徴として城がそびえ立つもんなのに、東京は霊的な森!。。


日本人は幽霊が遺伝子レベルから寄り添って好きなんですねぇ。

06.10.08 時をかける少女

2006年10月09日 | 映画とかと僕
写真はイメージです。貝殻みたいのなんて出て来ません。すいません。イメージに乏しくて。

日本でのタイムループネタの代名詞映画のリリリリメイク。。yahoo映画レビューの評価があまりにも良いのでついに見ました。
見終わった後、甘酸っぱいレモネードのような感覚になった。そうか~。タイムループしたのは観客のほうだったのか~。

90分という上映時間がよいです。構成がすんごいうまくまとまっていて、意味の無いシーンがほとんどないんでないか??
ほとんどのシーンがタイムループに絡んで来るシーンばっかりで、”いらない”シーンがない…と思う。
よくできてんなぁ~。

絵がよいです。
人によっては作画の乱れが時々ある、とか言いそうだけれど、いやいやいや。この映画の”さわやかな軽さ”を出すために効果的だったと思うなぁ~。ジブリみたいにきちり描かれていたらこの軽さは出ないでしょう。
当然、実写にしても無理でしょう。アニメーションの良さというか、動きの”うそ”がここち良いんです。

自然体がよいです。
このご時世に、『タッチ』みたいな『耳をすませば』みたいな、こんなに等身大の普通の高校生の姿を描いたことに勝算があったんだろうなぁ。
そこに練られた脚本とラフでいい動きをする絵が加わって良作になってます。

ただ、現役の中高生が見たら、どうなんだ?
もしかして高校卒業した人達がラモネード味の甘酸っぱさを楽しむ映画だったのか??
少し切ないけど、僕らの世代(22、3)が見たらきっと戻りたくなること間違いないし。。あ、これっておっさんの意見?

見た映画館↓
川崎ラゾーネ。先週くらいにオープンしたばっかりの商業施設。なんでもある。2日は余裕でつぶせる。神社もある。
とりあえずでかい。きれい。でも階段とエスカレーターがぶつ切りにされている設計で、5階まで行くのに一苦労する。
半日の予定が、一日つぶしてしまった。おしそうなお店多数あって絶対行くべきスポットです。ただめちゃくちゃ混んでます。

ラゾーナ!!