えかったぁ。とりあえず竹内結子がかわいかったぁ。途中演技がイライラするけどよかったぁ。
お話はいたってよくある話なんだけれど、それを補うだけの映像のきれいさがあった。
特に”梅雨”の色合いがよかったぁ。和製ホラー映画にある湿った質感ってわけでもなく、濡れているんだけれどもさわやかでやわらかい光なんですよ。ともかく全編にわたって美しい。
死別した妻と再会し、梅雨の終わりとともに訪れる別れ。ここでエンディングなら「またか...ふぁぁ。」になってしまう所、この作品は、ここからが長い!正解!
中盤の中だるみの最たる原因である学生時代のエピソードが、エンディングになってすっごく生きていていた。
そしてこのファンタジーに酔ってしまった。もう一度見たくなること必至。
『泣き系』映画かと思っていたけど、見終わった後はなんだか少しハッピーになれます。
小日向文世の名脇役っプリはさすが。ほんとにお医者さんが似合うなぁ。こんな医者にお目にかかりたいと見た人は思うハズだ。
あと何気に松尾スズキが出ている!印象がかぁなり薄いところがいい感じだった。
なにはともあれ、『死んでしまったら生き返り、少し経つとお別れの時が』映画としてはよく出来ています!
「んな馬鹿な」とか突っ込みを入れたくなる人には素直で綺麗すぎるかもしれないけれど、ファンタジーを美しくまとめてあるので、僕の汚れた心を浄化してくれました。相当ピュアです。セカチューよりもずっとピュアです。
DVD買いたいリストに挙げました。