とまと日記 2011

最近、映画のイラストばっか。気ままに続けます

06.10.28 街の本屋さんが閉業(涙)

2006年10月28日 | 生活と僕
僕のうちに毎月、雑誌の『装苑』が配達されて来る。配達してくれるのは、うちから徒歩2分圏内にある街の本屋さん、ブックスオオワダの亭主さんです。2分なのにわざわざ配達させているというのも謎だと思うけれど、僕が物心を覚える頃から街の風景としてあったなじみの深いお店でした。

まだ今みたいに大型書店がずらずら顔を揃える前、10数年前からよく行っていた。小学校のころは、子供なんでも辞典シリーズみたいなのを予約していたし、漫画を買うときはいつもあのお店でした。
高校の頃も服の本を買っていた。美術予備校に行き始めてからはブレーンなども買っていた。なにより予備校帰りのバス停の目の前だったから、立ち見含めて毎日のように行っていた。
ブックスオオワダから15m歩くとあるファミリーマートでバイトしてたころも、来店した時に顔が合うと軽い会釈をしたものです。
装苑の配達の時に一回だけ僕が出てお金を払ったことがあって、その時「ここの子っだったの~」って言われたことがあった。
思えば最初で最後の会話であったでしょう。。
そして公然と、「ダビングします」って書いてあります。していいの??VHSのみならず最近はDVDも書いてあった。していいものなの?ブックスオオワダの真向かいには交番があるのに…ちなみに若干高い。

そんなお店が、今月をもって閉店するのだそう。
近年、webで検索したことがあった。そうしたら大型書店におされ気味で経営が困難っていう記事が飛び込んできた。↓
http://www.kukitya.com/work/ohwada/


小さな本屋さんの生きる道は難しいんだなぁ。。。しみじみ。ちょっと涙です。この文を読んで、本を買うときはやっぱりブックスオオワダで買おう! …と思ったんだけれど、行ってない。横浜の有隣堂がメインbook storeになってます。。。
なんだかんだ言って大型書店の方がマイナー本も専門書も置いてあるし、面白い…
なんだか複雑な気持ちです。つぶれてほしくなかった。だったらもっと買っておくべきだった。
店長のおじさんの優しい顔が好きでした。
今日行こうと思ていたんだけれど、お金もないし欲しい本もなかったから結局行かなかった。

ブックスオオワダが去った後、500mくらい離れた所にある相沢書店が、店舗もそのまま後を引き継いで引っ越してくるのだそう。
…また本屋ができるっということは、まだ利益は見込めるってこと??本屋さんに飽きちゃったのかな??真相は闇の中。。

ブックスオオワダ