ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【教生】難波先生より

2017-12-31 14:38:39 | 難波紘二先生

【教生】
 教生。「教育実習生」の略称である。11/30「ライブドア・ニュース」が教生の不祥事を報じていた。<先生が黒板を見ている隙に胸触る 教育実習中の大学生を逮捕>
http://news.livedoor.com/article/detail/13964110/
 教師の免許は大学教育学部の所定の学科(小学校、中学校、高校)の課程を修了しないと与えられない。(医師、薬剤師や弁護士とちがい、国家試験はない。)
 で、在学中に「教育実習」がある。将来担当すべき、学年の生徒を相手に実際に授業をするのである。

 私が学んだ高校は「教育学部附属高校」だったので、毎年、教生による授業実習があった。正規の教師の代わりに彼らが授業をするのだ。ところが生徒たちはませていて、教生を困らせるような質問をする。何しろ40人クラスのうち5人くらいが東大に進学するのだから、「広大卒予定」の教生に対して、一種の反感があったのは否めない。
 で、教生にまつわる「うわさ話」として、こういう話が流布していた。
 地理か東洋史の授業で、教生が黒板に(中国の)「陝西省」と書いて「きょうせいしょう」と言った。
 すぐ生徒が質問し、「先生、それは『せんせいしょう』と読むのが正しいのでは?」
と誤りを指摘したが、その教生は「きょうせいしょう」とばかり思い込んでいるので、一向に誤りを認めようとしない。
 最後に生徒の方が根負けして、「ああ、先生は教生だから<きょうせいしょう>と読まれるのですね。本当の先生になったら<せんせいしょう>と読まれるのでしょう…」と引き下がったという。
 学校の「都市伝説」だからどこまで本当かはわからない。だが教生の中には非常にレベルの低い人がいたのは事実だ。

 あの当時は地名の読み方という知識レベルの問題だったが、愛知県豊橋市での今回の事件は「教師資格」以前の教生のモラルが問題となる事件だと思った。



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1 コメント

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Unknown (Mr.S)
2018-01-01 08:59:02
あけましておめでとうございます。

「教生」といってもまだ大学生。二十歳過ぎでも子供同然。
本当に性的欲求から児童に触れたのか怪しいものだし
弁解する能力が高ければ事なきを得たに違いない。
こうした事件が起きると教育者全員が誤解を受ける恐れがあるので、やたらに報道するべきではない。
生徒に愚痴をこぼす程度で報道される世の中である。
この報道界の成敗をするのが先決だ。
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