ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【日経記事】難波先生より

2018-02-05 11:21:39 | 難波紘二先生
【日経記事】まさか日経2/3の記事で、岡山市の弁護士光成卓明さんの名前を見るとは予想もしていなかった。岡山県議13人が2016年に、公費1,446万円を使い、米東海岸の諸都市(ワシントン、ニューヨークなど)を視察したのに、報告書は「ワープロ原本」からのコピペだったという記事だ。

 県会議長が団長だったいうから、悪質というより「県の恥」だろう。何しろ「これ区書」という語句が全員の報告書にあり、これが「コレクション」の打ち間違いだというから、笑ってしまう。
 これは「剽窃・盗作」をチェックする際の、基本ポイントで、「間違い」の「引用」は即盗作の証拠となることも、知らなかったということだ。岡山ってそんなに「民度」が低かったのか?

 光成弁護士は、「腎移植移植」裁判の原告側弁護団の1人だったからよく知っている。先日も
フォン・シーラッハ「コリーニ事件」(創元推理文庫)
というミステリー(著者は法律家)の推薦を受けたばかりだ。(2/4「朝日」が書評で取り上げていた。)
 光成さんは、私の知る限り、末弘厳太郎「嘘の効用」(冨山房百科文庫)を読んでいる唯一の弁護士で、相当な読書家だ。(今、堀啓子「日本ミステリー小説史」中公新書を読んでいるが、これは駄作だ。
コナン・ドイルはエジンバラ大医学部を出た医者だったから、「シャーロック・ホームズ」の造形ができ、相棒に「医師ワトソン博士」を置けたのだということを知らないで書いている。
晩年には「心霊術」にはまり、オカルトめいて来たことも知らない。)

光成さんはNPO法人「市民オンブズマンおかやま」の代表で、「市民が検証できるように、ネットで内容を公開すべきだ」と話している。賛成したい。

 今アメリカ旅行など安いものだ。総経費1,446万円の5%は72.3万円になる。国内で使ったら8%の消費税がかかるが、米国の旅費・入場料・買物には、外国人は消費税がかからない。
 だったら英語につよいオンブズマンがこの費用で、議員団の視察旅行に同行し、「オンブズ(監視)」したらよかろうに…。


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