文文文文文

2005-02-06 22:31:46 | Weblog
益体もないブログをはじめて以来、愚にもつか
ない文章をダラダラと書いているが、所詮素人
の悲しさ、ひとを楽しませるような文はなかなか
書けない。やればやるほど、「文を書くプロ」の
仕事の難しさを考える。プロはやっぱプロですな。

 昔面白がって文体模写というのをやったことが
ある。かと言っても日本の文豪レベルの模写なんぞ
できっこない。やったのは競馬予想の文体模写。個
性のある予想家ほど文の構成、使用する単語、論理
運び、文のリズム等が統一されてるので、模写はそ
れほど困難でなかった。清水成駿の文体模写など、
割によくできていたと思う。

 山田雅人というタレントがいる。たいした芸もな
くテレビにのさばっており、どうも不快で致し方な
かったが、この方が競馬業界にかなり深く首を突っ
込んでいた時期があった。で、この方が某スポーツ
紙に競馬の予想を書いていた。早速模写なんぞをし
てみたが、それによってわかったのが、この方の競
馬に対する思いがいかに浅く、また頭脳も明晰でな
いということだった。「文はひとなり」というのは
まさしく至言であったのだ。

 最近、家のポストに某宗教団体の機関紙がよくは
いっている。たぶん信者獲得運動の一環なのだろう
が、これに書かれている文章がなんともはや。他の
宗教団体のトップを激烈に攻撃しているのだが、こ
れが下品なことおびただしい。2ちゃんねるの煽り
キャラでさえ赤面しそうな下品さだ。辛らつな皮肉、
批判と品のよさというのは本来両立可能なものであ
る。(たとえば魯迅のネチネチとした批判文など、
相手が自殺すんじゃねぇかと思えるほどの辛らつさ
だが、決して下品ではない)だがこの機関紙の批判、
非難は、品が無いうえに説得力にも欠けている。
こういうものを真面目に書くひとの仲間には、あま
りなりたいとは思わない。

 やっぱり「人生いかに生きるべきか」と「新×社
の悪あがき」とかいう記事を一緒に並べてはいかん
と思うのだが。

「念仏無間、禅天魔、真言亡国、律国賊」
開祖の罵倒はやっぱ品がある。少なくともコピーライ
ターの資質は充分にあるのではないか。開祖を尊敬す
るのであれば、もちっと罵倒にも工夫をすべきであろ
う。