映画など

2008-01-27 23:03:22 | Weblog
 なんか楽しそうな映画がたくさんやってまんな。「スウィー
ニートッド」なんてのは無茶苦茶見たいわけでありますが、
結局は競馬優先させて見に行かないのだろうな。ああ、見
たい。これ本当にあった事件をモデルにしているそうで、ジ
ョニーデップの殺人鬼てのはかなり見たい。ジョニーデップ、
実はわたしと同い年で、生れ月見るとたぶん星座もわたし
と同じ。血液型はわたしと違いO型らしいので、この場合は
血液型の相違がかなり人生に影響しているといえよう。い
や、自分の言ってることが誤ってることくらいわかってるから。

 「陰日向に咲く」も梗概読むとけっこうよさそうな映画である
し。原作書店で立ち読みしたところアイドルオタとキャバオタ
の類似を発見し、思わずこころ打たれた。アイドルへの恋慕
は決して実ることはないが、かわりに拒絶されることもないと
いうくだり。現実女性への恋慕は、実る可能性もあるかわり
に「すみません」とか「お前キモいんだよ」とか「二度と話しか
けてこないで」という言葉と一緒に、人間関係が根本から壊
れることも多い。だがアイドルは違うと。握手会のあと事務所
において強力な消毒液で手洗いしているかもしれないが、そ
れでも表に出ている間は微笑みをもってうけとめてくれる。キ
ャバ嬢もそれと同じだ。ただ対価が高いのと、物理的な距離
がアイドルよりも近いところが違う。そういやキャバオタが主人
公の小説ってまだないな。だれも書かないのなら俺がシコシ
コ書いてやろうかとも思う。

 あと「全然大丈夫」というのも、なんか面白そうである。木村
佳乃がなにもできない不器用な美人を演ずるという。なんか紹
介記事読んでるととにかく「ゆるい」そうだ。「ゆるい恋愛映画」。
いいねえ。ストレスの塊みたくなってる脂ハゲにもっとも必要な
ものだ。ただこの手の映画は、微妙にポイントはずすとモノスゲ
ーつまらなくなるので、けっこうスキルが要求されたりするので
ある。

 あとスポーツ紙でデカデカ扱われててたのが「母べえ」。吉永
小百合というのはやはりカリスマなんだなと思うと同時に、いま
だに代表作が「キューポラのある街」ってのはアレであるなと。
脂ハゲにとっては、TVドラマの「花は花嫁」で児玉清の嫁さん
(芸者兼務)やってたのがいちばん印象に残ってたりする。いま
の40代にとっては映画よりもTVドラマなんでありますな。

 外国映画の予告編見ると、俳優の紹介するとき「パイレーツ・
オブ・カリビアンのジョニー・デップ」みたいな紹介のされ方をして
いるが、日本でアレ風な紹介すると代表作のない俳優とか結構
いそうな気がする。藤原紀香が映画出たらけっこうツライな。

洋服の歴史

2008-01-20 22:18:38 | Weblog
 2着1.580円というあまりの安さに惹かれ、白のワイ
シャツを買ってみた。場所は有楽町駅前、ガード下にある
あやしげな洋品店。まあ、なんという特徴もない、普通の
ワイシャツでございました。それにしても安い。

 タグなんぞを確認してみると、綿とポリエステルの混合
で、材料に関してはとりたてて騒ぐことなどなにもない。し
かし生産国がミャンマ。中国かベトナムと思っていたらミャ
ンマ。先日日本人カメラマンが軍からの銃撃を受けて亡く
なった、あのミャンマである。わたしの人生にミャンマなる
国が、こうも間近にからんでこようとは。意表つきすぎ。

 その日など着ていたスーツは北朝鮮製で、ネクタイはも
ちろん中国製で、そこに加えてワイシャツはミャンマ。あと
はベトナムを加えれば、アジアンの一大ネットワークが形
成されそうである。つーか、国内製の衣類なんてもう一般
民間人の手の届かないところへいってしまったのかもしれ
ない。ミユキ毛織製の布地で誂えたオーダースーツとか、
いったいいくらするのか見当もつかない。

 ひと昔前であれば「英国製スーツ」というのが高級なスー
ツの代名詞であり(新宿紀伊国屋書店ビル内に『英国屋』
なる高級洋服店がありますな)、日本製服地なんかは一枚
落ちの品物だったはずなんだが、時代はこうして変わってい
く。

 漱石の小説に出てくる「背広服」などというのは、当時の一
般的な日本人の収入の何割くらいを占めていたのであろうか。
フロックコートとかいう例のアレも。「白木屋であつらえる」とい
う例のやつね。明治末期の洋服職人の収入なんて、どんな風
に調べればいいのか。見当がつかない。

 だいたい、裁縫等は「女性の仕事」とされていた当時の日本
において、「洋服をつくる職人」というのは男性だったのか女性
だったのか。それさえよくわからない。服飾系の学科に学ぶ学
生ならあっちゅー間に答えてくれそうな疑問であるが。

 だいたい「洋服をオーダーメイドで作る」というのが、普通の習
慣でなくなったのはいつくらいからなのか。うちの70代の父親
でさえ、オーダーでスーツ作った経験などないはずだ。短足で腹
がぽっこりとせり出したこの脂ハゲでさえ、既成服でなんとかな
ってしまうのが現実。コストを下げるためにはサイズを絞っての大
量生産がいちばんのはずなんだが、紳士服の量販店へ行くと驚
くべき数のサイズが吊るされている。上記の問題をどうやって解
決しているのか。

 結局は「服地は大量発注現金払い、縫製は人件費の安価な国
で」ということになってしまうのかねぇ。フィリピン製シャツや、アフ
リカ製スーツの日本への進出も間もなくかもしれない。

キングコング西野の発言をあえて擁護する

2008-01-13 23:20:01 | Weblog
 無理。

 そんなわけで、またと思われるかもしれんが「電車の中で
見た出来事ネタ」でございます。

 先般中山競馬場まで出張ったときの話。朝8時10分くら
いに新宿駅を発する中央線、見た目西欧系と思われる男性
と、バリバリの日本人と思われる女性が親しそうに話してい
る。二人の間には明らかに混血と思われる小学校低学年く
らいの子供がふたり。まあ、通常の判断なら国際結婚のご
夫婦でございますな。

 で、ふたり会話が聞くともなく耳にはいってきたわけですが、
ダンナの方は英語オンリー、カミサンの方は完全に日本語
のみをしゃべっている。しかもそれで会話が完全に成立して
いる。要するに、ふたりとも異国語のヒアリングについてはほ
ぼ完璧で、だがしゃべる言葉については母国語にこだわって
いるという、そんな状態。英検うけたら四級でさえ危ない脂ハ
ゲ的には、「ああ。かっこいいなあ」と。

 日本人&異国系というカップルなど最近は珍しくもなく(見た
目でそれとわかるのは片方が西欧系、中東系、アフリカ系の
場合だけですが)、いろんな場所で見かけるわけですが、こう
いう形で会話をしている二人というのは初めてでありました。
たいていは「男の母国語」に合わせている場合が多いですな。
日本人男性とフィリピン人女性の夫婦で、タガログ語話してる
カップルというのは希少なのではなかろうかと。

 国際結婚夫婦で、「コトバが偏ってしまう」というのは仕方の
ないことなのかもしれないが、「母国語がしゃべれない」という
のは相当なストレスなのではなかろうか。わが日本国、最近
中国嫁やフィリピン嫁が増加しているわけだが、ダンナ連はそ
ういう嫁のストレスにまで気が回っているのであろうか。

 「互いの母国語をきちんと習得し、話すのは自らの母国語」
というのは傍で見ていると「互いの文化を尊重しているようで
とてもカッコイイ」と脂ハゲは思ったわけである。「相手の母国
語を学ぶ」というのはそれこそ倒産した某社のキャッチフレー
ズにいう、「異文化コミュニケーション」だし。

 しかし子供はどうなるんだろね。「母国語」というのはひとつ
に統一した方がのちのち「思考が安定する」という説もあるし。
父さんと母さんが異なる言語をしゃぺっていたら、こころの発達
にいろいろと妙な影響があるような気もしないではない。

 その辺の研究、あるかどうかネットでちょびっと探してみるか。
明日は休日。暇つぶしには最適かもしれない。

新春競馬

2008-01-06 22:54:27 | Weblog
 えー、てなわけで昨日は金杯見に中山競馬場へ出張った
わけでありますが。

 「土曜の金杯だから若干混むかな」と考え、法典門へ9時
くらいに着くよう自宅を6時ちょい過ぎに出たわけであります
が、到着したらアータその混雑ぶりはとても「若干」なんても
のではない。法典門からスタンドへ着くまでは歩いて5~6分
かかるのだが、スタンドのレストランコーナーに行って下辰の
カレー丼食おうと思ったらもう席がない。開門と同時に中入っ
て立ち食いって。「うわー、こりゃエライことになるな」と思った
らまあ本当にエライことになりまして。第1レース発走時の雰
囲気がもう普段の土曜日なら準メインくらいの勢い。土曜の競
馬場独特の「ノンビリとした時間の流れ」なんてものはどこにも
ない。第4レース発走前に昼ごはんとしてちりめん亭のラーメ
ン食うのが習慣なのだが、これまたはじめて「行列」というもの
を経験した。土曜の競馬場で昼休み前にラーメン食うのに「行
列」。JCダート施行時の東京競馬場より確実に混んでいる。午
後に友人のT田さんと落ち合ったわけですが、彼曰く「皐月賞
の時より混んでるんじゃねーか」と。本日のスポーツ紙見たら
昨年の皐月賞より入場人員多かったようで。いやー、新年早々
他にやることない人間がわたし以外にもこんなにいると。こころ
落ち着くような不安になるような。

 まあしかし、昨年と比較すると入場人員および売上げが大幅
に増加したようなんであるが、これは別に新聞報道でさかんに
煽っている「JRAプレミアム」(金杯その他の指定レースに限っ
て控除率を25%から20%に下げる)のおかげなどではなく、単
に「土曜日で休みのサラリーマンが行きやすかったから」である
と思う。実際、脂ハゲ自身も土曜でなかったらわざわざ金杯など
見に行かない。年はじめ、結構仕事が煮詰まってて休暇とりに
くいことも多いのである。

 天気も朝のうちは雲が多く、つーかほんの一時ではあるが霰
みたいなものがちらついたのが昨日である。午後からはなんと
か晴れてきたんだが。あのまま雨模様の天気になってたら。想
像するだけでちょっとこわい。競馬観戦はやはり晴天の日に限
ります。

 馬券の収支に関しては一切語らないことから勝手に想像して
いただきたい。つーか、一年のはじまりなんていつもこんなもん
だなと。「はじめよければ終わりよし」というコトバは、わたしの
辞書にはないのである。

恭賀新年

2008-01-02 23:39:29 | Weblog
 遅ればせながら、あけましておめでとうござります。

 えー、いつもながら三が日はなんのやる気もなく、昼寝
三時間くらいしてしまいましてもうなんというか。モノ食っ
ては寝、起きてはまたモノを食うの繰り返しで、仕事始め
の日にはまたベルトの穴が一個移動するのではないかと
気が気ではありません。かといって新年早々ジョギングす
る気もなく、布団かぶってのぬくぬくユニバースから抜け
出す気もなし。自分の「無職適性」に毎年あきれるのが正
月という時間であります。

 この年になれば凧揚げもできず独楽回しも無縁、かとい
って社交嫌いのため親戚回りもなし、よく考えたら本年45
才になるオッサンなのに子供にお年玉をあげた経験がない。
従兄弟などにはけっこう子供もいるらしいのですが、ここ十
数年会ったことがないので状況がどうなっているのかよくわ
からない。なんか本当に世間的には引きこもりも同然、ただ
「会社に籍があり、出勤日には事務所行ってなんかパソコン
使って事務処理している」だけでは、「社会人」として充分で
ないような気がしてしょうがありません。

 なんつーんスか、中年男とか初老男などというのは、深い
人生経験から若いモノへ教訓たれられるくらいでないと駄目
な気がするわけですが、こっちゃ深い人生経験などというも
のがなにもない。障害やら嫌なモノは回り道してでも避けて
通ってきたのがこの脂ハゲ、若いモンに対してできることなど
なにもありません。せいぜいキャバ嬢に焼肉奢るくらいが関
の山です。それも、わたしが肉が好きで魚が食えないから焼
肉であって、彼女自身は魚の刺身がより好きだったりするわ
けです。キャバ嬢にさえ世話かけてるというこの現状。なんか
もうどうにもなりませんな。

 本年こそは人生経験を深め、塩辛声で若いモンに説教でき
る身になりたいと思いますが、一年くらいでそのような成長が
できるかどうか。ひとの器というのは生まれながらに大きさが
決まっていて、どう頑張ってもそれ以上大きくはならないもの
なのかもしれません。

 とりあえず指名のキャバ嬢から至極真っ当な説教食らって
絶句するのだけは避けたいかなと。20以上年下の娘さんか
ら説教食らう40ハゲというポジションから、もういい加減抜け
出したいと感ずる今日この頃であります。いやな抱負ではあ
りますが。