本日の晩酌 - 籠太

異郷での新生活が始まれば、世話になってきた地元の飲食店ともしばしの別れです。出発前に挨拶がてら訪ねておきたくなるのが人情ではあります。しかし、気違いじみたお触れのせいで、多くの店は休業中です。久々に「籠太」の肴を取り寄せました。
一連の騒動により休業に追い込まれていた当店が、起死回生の一手として始めたのは肴の発送です。事態が一時沈静化へ向かったことで、中断された時期はしばらくあったものの、年初から再開されて今に至ります。今回は身欠き鰊が初めて外れ、会津の夏の風物詩、小茄子漬を含む初見の品が加わりました。それら以上の存在感を放つのは、おまけとして同梱された胡瓜です。懇意の農家から買い上げる旬の野菜は、親方のfacebookでも常々喧伝されているところではありますが、市販のそれと全く違う存在感には目を見張ります。自慢のほども宜なるかなと思わせる、実に立派な胡瓜です。素材を直に味わうべく、もろきゅうにしていただきました。

しめ鯖
塩辛
こづゆ
鰊麹焼き
イワシへしこ
小茄子漬
ヒメマス煮付け