日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

金沢移住顛末記 - 晩酌

2021-08-10 20:03:32 | 晩酌
業務用の機材の設置も加わって、朝から慌ただしい一日となりました。少し早めに切り上げ晩酌します。
昨晩の嵐を境に酷暑はひとまず去ったものの、耐え難き暑さが耐えうる暑さとなったに過ぎません。買い出しのついでに風呂も済ませたいのはやまやまながら、銭湯まで歩いて行き来しようにも、帰った頃には汗にまみれ、元の木阿弥となっているのは明らかでした。銭湯通いは当面の間お預けです。

お昼のついでに繁華街を下見したことで分かったのは、店がほとんど営業していないという事実です。ざっと見渡す限りでも、九割どころか九割五分が休んでいました。開いてさえいれば御の字で、持ち帰りなど期待すべくもありません。
お門違いな「要請」には、毅然とした対応を採っている店が、都内ならわずかとはいえ存在します。しかるに当地で大多数の店が休業しているのは、固定費の違いによるところがありそうです。なけなしの「協力金」ではとても持たない都内に対して、こちらでは固定費だけなら一応賄えることから、波風を立ててまで営業をするよりも、休んだ方が理にかなうのかもしれません。
真相のほどはともかくとして、問題は今夜をどう乗り切るかです。貴重な選択肢となるはずの赤玉も、今日は連休の振替で休んだためか閉まっていました。頼みの綱と位置付けたのはやきとりの名門秋吉です。全国チェーンたるが故に食わず嫌いをしてきた秋吉を、北陸へ越したのを機に一度は表敬したいとかねがね思っていました。それを早速実行に移そうとしたわけなのですが、またもや誤算に見舞われます。七時前に訪ねたところ、品切れであえなく振られてしまったのです。その結果、残ったのは橋の袂の8番らーめんだけでした。唐揚げと餃子を持ち帰ったため、昨夜残った肴とともにいただきます。

★8番らーめん 犀川大橋店
金沢市片町2-21-12 KDビル1F
076-232-1238
コメント

金沢移住顛末記 - 三晃

2021-08-10 14:02:32 | B級グルメ
今日から業務が始まりました。前半を終えたところでお昼にします。表に出てみて気付いたのは、長らく続いた酷暑が一段落したことです。体感としては松本のそれに近いと感じます。自分にも辛うじて耐えられる暑さということです。居ても立っても居られなかった昨日までなら、兎にも角にも近いところを選んだでしょう。しかしこれなら多少は足を延ばせます。金沢でいただくお昼はこれが初です。記念すべき一軒目を「三晃」が飾ります。
自転車が納品されれば行動範囲は広がるものの、今のところは徒歩圏内の店に頼るほかありません。近年執心している大衆食堂に限ると、野町の「梅の屋」と並んで選択肢に入ってくるのがこちらです。鶴来街道沿いに佇む「梅の屋」に対して、繁華街にあるこちらの立地は好対照。しかし、年配の店主と女将が二人で仕切る店内と、麺類、丼、定食を各種揃えた品書きは、紛う方なき大衆食堂です。定食の充実ぶりが特筆されます。日参も十分ありうる一軒でした。

三晃
金沢市片町2-3-1
076-261-5404
1100AM-2100PM
日祝日定休
冷しラーメン660円
コメント

金沢移住顛末記 - 四日目

2021-08-10 08:46:08 | 北陸
おはようございます。いけしゃあしゃあと延長を続ける卑劣な政策を散々批判しておきながら、こちらの「旅」も延長戦に入ります。顛末をこのまま綴るということです。
新居に落ち着くまでの過程を綴るのが、出発前から表明していた方針でした。かような観点からすると、高岡から戻った時点で旅は終わったことになります。しかし、一風呂浴びて車を置き、新居へ戻って片付けを済ませ、あとは晩酌して休むだけとなったとき、終わったという実感は全くありませんでした。むしろ、最小限の環境だけを整えて、自ら用意した肴でささやかな晩酌をするひとときは、ソロキャンプのようでもありました。そのときようやく自覚したのは、自分の中で「旅」がまだ続いているということです。こちらでの暮らしが軌道に乗ったわけではなく、当面は毎日のように新しい出来事があると予想されます。来週末に一旦帰京の予定があるため、それまでを一連の活動として綴るのが現時点における方針です。
コメント