日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の木曽路を行く - 展望台

2015-10-25 09:19:48 | 甲信越
本日は朝から雲一つない快晴です。出発の前に、山頂の展望台から伊那谷を眺望します。
昨晩は暗い中で判然としなかった展望台からの眺めですが、明るくなってから眺めて気付いたことが二つあります。まず、正面に鎮座する南駒ヶ岳の眺めが、松本のアルプス公園から眺める常念岳に似ているということです。山の形が似ているということではなく、眼下に谷が広がって、そこから山が壁のように立ち上がるという絵柄が、瓜二つといってもいいほど実によく似通っています。誰が撮っても様になる絵葉書的な光景です。
これに対し、南北方向の眺めは、同じく松本の城山公園から眺める北アルプスと安曇野に似ています。ただしこちらは瓜二つというわけではありません。正面から北東にかけてが北アルプスと安曇野、南側が松本市街、東側が美ヶ原になる城山公園からの眺めに対し、こちらでは駒ヶ根から飯田にかけてほぼ一直線に谷が延び、そこを天竜川が蛇行しながら下るという眺めになります。もっとも、北東方向の眺めが特によいのは城山公園と同じで、駒ヶ根市街と天竜川を右に、木曽駒ヶ岳を左に置いた左右非対称の絵柄が印象的です。
標高が高いこともあって、見晴らしのよさにかけてはこちらの方が松本よりも一枚上手という印象があります。その一方で、山並みに関していえば、常念岳、有明山など絵になる山が多い松本に軍配といったところでしょうか。しかし、そのように感じるのは山に雪がないからなのかもしれません。山々が雪化粧した冬から早春にかけて、ここを再訪してみる価値はありそうです。
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晩秋の木曽路を行く - 二日目

2015-10-25 07:56:51 | 甲信越
おはようございます。七時前に目覚め、只今撤収を終えました。本日は飯田まで南下し、峠を越えて南木曽に下り、そのまま木曽路を北上する予定です。塩尻まで走った後は、松本でカリーをいただくなり、諏訪で温泉に入るなりして帰るという流れを考えています。
到着時には穏やかな月夜だったはずが、晩酌のときにわか雨に降られたり、さらにはテントが根こそぎ揺れるほどの風が吹いたりと、時折落ち着かない場面もあるにはあったものの、特筆すべきは寒さでしょう。到着時にはさほどの寒さも感じなかったはずが、にわか雨で空気が変わったのか、晩酌の後半からはかなり冷え、寝袋を二枚重ねてもやや足りませんでした。風の冷たさよりも、とにかく手先が冷えるという印象です。それもそのはず、車載の温度計は2度となっています。テントに結露した水分が凍りかけていたことからしても、一時は氷点下になったのでしょう。それでもキャンプはできると分かったのが、最大の収穫といえそうです。
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