日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

明日私は旅に出ます

2014-02-21 22:11:42 | 旅日記
平凡な五日間の日常は、毎度のことながら瞬く間に過ぎ去りました。二月最後の週末は、最近恒例行事化した感のある、春まだ浅い信濃路への汽車旅に出ます。

この時期に一泊二日の小旅行をと考えた場合、いくつかの候補がありました。まず思いつくのは長らくお預けとなっていた静岡、それに先週雪に阻まれ頓挫した北陸の旅です。正月以来汽車旅が続いたため、マイカーで信州へ行くのも捨てがたいものがありました。
しかしながら三月も間近に迫ると、晴は晴でも富士の高嶺が最も映える冬晴れではなく、静岡に関しては最もよい時期を既に逸した感があります。そうすると実質的には北陸か信州の二択となり、天気予報を勘案すると、好天が期待できる信州を選ぶのが順当です。そして、この時期にマイカーで信州へ行くなら、富士山、南アルプスと八ヶ岳を眺望できる甲州経由が何といっても一番でしょう。その甲州に、先週の大雪の影響が依然として残っていることを考慮した結果、汽車旅という選択に落ち着きました。

まずは往年の名曲に倣い8時ちょうどのあずさ号で旅立ち、松本に半日滞在してから長野、直江津を経由し長岡で一泊。翌日は来た道を引き返して長野に戻り、電車に乗って温泉に浸かるなどした後、駅前で一杯引っかけて帰るというのが大まかな予定です。要は大半が去年の焼き直しであり、それほどの目新しさはないものの、いまだかつてない積雪に見舞われたという甲州と信州が、どんな眺めになっているかが楽しみではあります。もちろん、長岡で呑むのもそれに負けず劣らず楽しみです。
去年は暴風雪に見舞われ、長野へ引き返すつもりが直江津で延々三時間足止めされて、結局長岡経由で帰路につくという予想外の結末に至り、越後の冬の厳しさを実感したものでした。今回も、首尾よく完遂できればそれでよし、思わぬ展開に陥ってもそれはそれでよしといったところです。いずれにせよ、短いながらも見所の多い活動になるでしょう。
コメント