春まだ浅い北陸へ

その後徒手のまま帰宅すると倒れるように眠り込み、只今ようやく目覚めました。東北と北海道を股にかけた強行軍から戻って以来、三日間休養らしい休養もとっていなかったため、自覚する以上に疲労が蓄積していたようです。ともすれば惰眠をむさぼるだけで終わってしまいがちな土曜日ですが、今回に関しては貴重な休養になりました。

それにしても、大雪をついて果敢に挑んだつもりが、見事なまでの返り討ちに終わった本日の活動でした。まあ、北関東が観測開始以来の大雪だったというのですから、今回ばかりは仕方がありません。
結果としては、行先を中京圏か京阪神にしていれば、何の支障もなかったわけです。しかしそれは全くの結果論に過ぎません。この時期に一泊二日の汽車旅に出るとすれば、中京でもなく京阪神でもなく北陸でしょう。それも現代的な列車を乗り継ぐ米原経由などではなく、長岡から国鉄型の特急電車に乗り継ぎ、日本海の風雪に吹かれながらです。列車でなくマイカーにしていればと仮想したところで、北関東の大雪を突破できたかどうかは何ともいえず、それ以前の問題として、今日の都内の道はたとえ冬タイヤでも絶対に走りたくはありませんでした。結局のところ、今日は北陸への汽車旅を決行する以外に選択肢はなかったのです。
たとえば今日、大事をとって活動を休止し、昼過ぎに目覚めて上越新幹線が終日運休などという情報を耳にすれば、ああそうか、大人しくしていてよかったと胸をなで下ろしていたのかもしれません。しかし、形の上では徒労に終わったとしても、自身敗北感は全くありません。上越新幹線が雪で終日運休などということが、開業以来何度あったのでしょうか。かくも貴重な瞬間に立ち会えたのは、むしろ幸運だったのだろうと思います。その点では、「迷ったら出ろ」の鉄則は今回も揺るぎませんでした。

都内の空は次第に晴れてきました。明日は天気がよさそうです。この時期に日帰りで活動するなら、いの一番に思いつくのが北関東です。しかし、昨日観測史上最大の雪に見舞われたことからして、その混乱を引きずっている可能性は十分にあります。そんな場所には近寄らないのが賢明でしょう。都内にもまだ相当な雪が残っており、これはこれで貴重な光景です。明日は散策がてら近所の雪景色を眺めるにとどめようかと思っています。

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たった今衝撃の通告が。終日運休決定ですorz
12時まで待てばかれこれ六時間、さすがにそこが潮時だろうと考え始めていたところが、それより先に否応なく終了となりました。長野新幹線も終日運休の決定が下されており、どうやら北関東ではまだ相当な雪が降っているようです。北海道並みの雪害対策を誇る上越新幹線が、よりによって雪害で終日運休するなど、年に何回、いや開業以来何回あったのでしょうか。貴重な瞬間に立ち会えたという点では、むしろ幸運だったといっても過言ではないでしょう。これは負け惜しみでも何でもありません。

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とうとう五時間が経過。秋田駅で三時間待たされようと一切退屈はしませんでしたが、無味乾燥な東京駅の新幹線ホームでこれだけ待たされると、さすがに徒労感が漂ってきます。
運転再開から立て続けに発車していった東北新幹線も、先ほどから目に見えて動きが鈍くなっています。折り返して発車する上り列車が遅れているようで、ダイヤの乱れは終日続きそうです。そして上越新幹線にいたっては何の動きもありません。今から出ても北陸に着く頃は暗くなっているため、もはや今日中にたどり着くかどうかの世界になってきました。

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四時間待っても依然として動きなし。「あけぼの」をも上回る自身にとっての最長不倒記録となることがこれでほぼ確定しました。案内放送も東北新幹線の発車を知らせるのみで、上越新幹線の乗客は放置に近い状態です。こうなるとこちらも半ば意地になってきます。たまったblogの記事など更新しつつ、気長に発車を待つつもりです。昼頃までに動いてくれれば、富山に着くのが夕方になり、呑み屋の開く時間に噛み合ってちょうどよいでしょう。

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始発の盛岡行が2時間40分ほど遅れて発車し、さらに後続の「つばさ」と「やまびこ」が立て続けに発車して行きました。東北新幹線はこれでもう大丈夫でしょう、しかし、肝心の上越新幹線については、除雪中との情報が入ってきただけです。これで三時間遅れがほぼ確定、「あけぼの」で経験した四時間遅れも射程に入ってきます。新幹線の中でもとりわけ雪に強いはずの上越新幹線が、今日に限ってこうなるのですから、何が起こるか分かりません。

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さらに一時間が経過。7時45分と言われていた東北新幹線の運転再開が、いつの間にか8時半から変わっています。先程始発の盛岡行が入線してはきたものの、上越新幹線については依然として何の動きもありません。まだまだ先は長そうです。

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小一時間経過したところでようやく動きが。東北新幹線については、7時45分頃に運転再開との案内放送が入りました。上越新幹線については依然として未確定ながら、こちらだけが半日一日止まるということもないでしょう。二、三時間の遅れで済めば痛み分けといったところではないでしょうか。
これで最低二時間以上の遅れが確定したため、長岡で乗り継ぐはずだった「北越」には間に合わなくなりました。もともと長岡での乗り継ぎ時間が一時間あり、その二時間後に次の「北越」がやってくるため、三時間遅れると結果的にはちょうどよいということになります。しかし、それも逃すと次は三時間後となるため、越後湯沢から「はくたか」に乗り継ぐという選択も視野に入れる必要がありそうです。
いずれにしても、今の段階では全て絵に描いた餅でしかありません。気楽な一人旅の特権を生かして、臨機応変に動きます。

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おはようございます。降雪をものともせず強行に踏み切った今回の活動ですが、東京駅で早くも立往生してしまいましたorz
まず、最寄り駅まで出向いたところ、中央線が運転見合わせとなっていたところまでは、ある程度予想通りでした。地下鉄で有楽町に向かい、そこから東京駅まで一駅歩く羽目になったのも、当然ながら覚悟の上でのことです。しかし、新幹線までもが運転見合わせという事態は予想できませんでした。
都内の雪は既に雨へと変わっており、隣のホームでは東海道新幹線が何事もないかのように発着しています。しかしながら案内放送によると、北関東が50cm級の積雪で、線路と架線の点検に手間取っているのだそうです。復旧の見通しは立たないの一点張りで、この調子では30分や一時間で動き出すこともないでしょう。
まあ、「あけぼの」を三時間半待った経験からすれば、一、二時間の遅れならどうということはないのです。しかし、秋田駅のホームで待つのと違い、雑然とした東京駅で、いつ出るとも分からない列車を待ち続けるのは、さすがに退屈でしかありません。ともかくこの膠着状態だけは早く解消してくれるとよいのですが。

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どうにか終電に滑り込み只今帰宅しました。だからといって業務が片付いたわけではなく、体力の限界が近付いたため、あとは野となれ山となれの心境で切り上げたに過ぎません。どうやら週明けに早出して片付けるしかなさそうですorz
ともかく、これで少なくとも一両日は、日常の事どもを忘れて旅に注力できることとなりました。しかし、代わりに浮上してきた問題が一つあります。雪が想像以上に降り積もって、深さだけなら先日訪ねた釧路といい勝負になってきたのです。列車の運行状況を確認しても、首都圏のJR各線がほぼ機能不全に近い状況となっています。この雪が一晩降り続けば、明日の朝は一体どうなるのでしょうか。
もちろん、震災の翌日でさえ旅に出た人間ですから、これしきのことで活動を休止するつもりは毛頭ありません。どうにか東京駅までたどり着ければ、あとは新幹線に乗り込んで、大雪に慌てふためく都会におさらばできます。しかも、この雪で人々が出控えてくれれば、列車も空いて一石二鳥です。そんな展開を期待しつつ、明日に備えて束の間の休養をとります。おやすみなさいzzz