日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

色づく秋の北近畿 四日目(16)

2011-10-11 23:49:27 | 甲信越
前回の旅より若干早く、日付が変わる前にどうにか諏訪湖までたどり着きました。ただし今日はかなり難儀しています。というのも、東名が今日から年に一度の集中工事に入った関係で、相当数の車が中央道に流れ込み、まるで東名の車が全部こちらへ回ったのではないかと思うほどの混みようなのです。少し走っては大型車に割り込まれてブレーキを踏んだり、どんぐりの背比べのような抜き合いに延々付き合わされたりで、その都度興ざめさせられます。正確にいうなら、これはスピードが出せないことに対してではなく、自分のペースで走れないことに対してです。すなわち、周囲の流れにひたすら付き合わされるため、運転が半ば受け身にならざるを得ず、運転する楽しみというものが奪われて、単なる移動になり果ててしまうということで、自分が西日本との間を行き来するのに東名経由を嫌うのも偏にこの理由からです。しかし、今日のような混みようは東名でもほとんど経験したことがありませんorz
経験上、岡谷で長野方面への車が分かれると大分空いてくるものですが、今日はとにもかくにも異常事態で先が読めません。巡航速度が相当落ちることだけは確かなので、ここまで早着した分が帳消しになって、どれだけ余計にかかるかといったところでしょうか。せめて前回と同程度の時間には帰りたいのですがね…
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色づく秋の北近畿 四日目(15)

2011-10-11 20:50:06 | 東海
全行程終了です。9時前ですから自分としては比較的早い時間です。普通に走れば五時間程度の距離ですから、大きく破綻しない時間に帰れそうです。あくまで普段との比較に過ぎませんが、それはまあそれとして…
四日間の疲れも相当たまってきており、特に今日は温泉にも立ち寄れなかったため、高速に乗ってからどれだけ疲れが出るかは未知数です。しかし、名神と中央道では車窓や線形の変化が多く、比較的疲れが出にくいものです。小休止をはさんで走り通せればよいのですがどうなるでしょうか。次は帰宅後にお会いしましょう…
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色づく秋の北近畿 四日目(14)

2011-10-11 20:26:08 | B級グルメ
大トリは東海の風物詩、スガキヤのラーメンで長距離移動の腹ごしらえを済ませます。チープさが癖になり、東海地方へ来た時には思い出したように食したくなる一品です。

★スガキヤ 大垣イオン店
岐阜県大垣市外野2-100
0584-88-0778
930AM-2130PM(LO)
特製ラーメン420円
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色づく秋の北近畿 四日目(13)

2011-10-11 20:18:36 | 東海
四日間の旅は奥の細道のごとく大垣にて完結と相成りました。例のごとく時間が押してきており、今から岐阜へ向かってもほとんどすることはなく、無理矢理立ち寄っただけで終わってしまうことがほぼ確実となったためです。全県庁所在地踏破などという酔狂な趣味に明け暮れていた何年か前の自分なら、それでも必死になって岐阜市へ足跡を残しに向かったはずですが、今となっては特段こだわりもなく、むしろ次の機会に回したいと思い至った次第です。今からでは立ち寄れそうな温泉もなく、大垣から名神と中央道をまっすぐ走って帰ることになるでしょう。
結局、一旦高速を下りて立ち寄ったのは養老の滝とMOSだけという結果に終わり、それなら初めからまっすぐ帰ればよかったかという気がしなくはないものの、それをいっては元も子もありません。風の吹くまま気の向くままに全国各地をさすらい、端から見れば無駄とも思える時間を過ごすのが、自分にとっては何より楽しいのです。
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色づく秋の北近畿 四日目(12)

2011-10-11 19:32:16 | MOS
大垣のMOSに立ち寄ります。着くやいなや驚いたのは、前回の活動で絶賛した富山の店舗とほぼ同じ建物がそこに鎮座していたことです。入り口が左端に寄せられて左右非対称になっているなどわずかな違いはあるものの、遠目に見れば全く同じ建物かと思うほどです。これが今後のMOSの標準型になるのでしょうか。そんなこととはつゆ知らず絶賛してしまい損をしたような気分ながら、特徴のあるよい店舗には違いありません。山科のMOSにしてもそうですが、最近の店舗は真っ当な方向へ回帰しつつあるように思います。よいことです。

モスバーガー大垣南店
岐阜県大垣市外野1-25-1
0584-87-0838
800AM-2400AM
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色づく秋の北近畿 四日目(11)

2011-10-11 18:49:02 | 東海
大垣市内に入りました。小浜以来道中二度目の給油を済ませて長距離移動に備えます。出発からの走行距離は奇しくも999.9km, ここから東京まではまっすぐ走って400kmほどの距離です。四日間の旅にも終わりが近づいてきました。
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色づく秋の北近畿 四日目(10)

2011-10-11 17:56:42 | 東海
結局拡大志向に走って養老を訪ねることにしました。といっても辺りはもう暗くなりつつあり、駐車場から延々歩いて滝を見に行くわけではありません。名水百選の一つ、菊水泉で水を汲むのが目的です。神社へ続く急な石段の下で、同じ斜面を駆け下りてきた湧水が、それこそ滝のように音を立てて流れ落ち、さすがは誰もが知る養老の名水と得心させられます。
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色づく秋の北近畿 四日目(9)

2011-10-11 15:10:06 | 近畿
記念撮影を済ませて大津を後にします。この後は予定を変更して名神で距離を稼ぎます。空がどんより雲って撮影には今一つの条件になってしまったのもさることながら、それ以前にの問題として、今から八幡などを訪ねてもほとんど時間をとれないことが理由です。平日昼間割引がぎりぎり使える大垣まで、そこで下りれば新モスもあり一石二鳥です。時間が許せば一つ手前の関ヶ原で下り、名水の聖地巡礼で養老の滝を訪ねるのもよさそうです。大垣の後は岐阜へ立ち寄り、最後は温泉に寄れれば寄って帰ります。これで最後の長距離移動が400km未満に短縮されるので、今回の復路は大分楽になりそうです。
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色づく秋の北近畿 四日目(8)

2011-10-11 14:36:30 | 酒屋
大津でのお楽しみ、小川酒店に立ち寄ります。初めてこの店に出会ったのが九州への行きがけに立ち寄った七年前、以来大津を訪ねる時は、営業時間内なら必ず立ち寄っていることからすると、少なくとも四、五回は訪ねたことになるでしょうか。しかし、久方ぶりに立ち寄ると、これまで気付かなかったこの店のよさというものが分かってきます。その一つが店内のレイアウトです。奥手に長い店内へ入ると、まず左には冷蔵ケースが鎮座し、申し訳程度のビール類の他は、この店の主力ともいうべき滋賀の地酒で占められています。その奥には酒と同程度のスペースでワインが並ぶのですが、この棚というのが年季の入った木製の棚で、そこに置かれると酒瓶がなおさら引き立ってきます。対する右側の手前には信楽などの小洒落た酒器が、やはり酒とほぼ同じスペースを使って陳列されていて、奥手の棚に焼酎など常温の酒が並びます。そしてひときわ目を引くのが中央部です。常温の酒の四合瓶、五合瓶が置かれた手前側はともかくとして、突き当たりのレジカウンターの背後に造り付けたガラスのショーケースに、店主が趣味で集めたであろう和洋様々な置物が並んで、そこだけ見れば酒屋とは違う店のようです。そんな瀟洒な店内で、所狭しと並んだ滋賀の酒を見定めるうちに、気付けば小一時間滞在してしまうということも珍しくありません。見て楽しく選んで楽しいこの店は、これからも大津での必須の立ち寄り場所となることでしょう。

小川酒店
滋賀県大津市浜大津2-1-31
077-524-2203
日祝日定休
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色づく秋の北近畿 四日目(7)

2011-10-11 14:17:27 | 近畿
逢坂山を越えて大津に着きました。滋賀の風物詩、平和堂で土産を買います。県庁所在地の駅前の一等地という県内随一の好立地から平和堂屈指の旗艦店を想像するところ、こちらの店舗は驚くほどにうらぶれていて、語弊を承知でいうなら今にもつぶれそうな地場の百貨店のようです。これが地方都市の悲しき現実なのですね…
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色づく秋の北近畿 四日目(6)

2011-10-11 12:01:23 | MOS
京都の最後は山科の新モスで締めくくります。最近できたスーパーとホームセンターの複合施設のテナントという、面白くもなんともない業態ではあるものの、ファクトリーではなく曲がりなりにもモスバーガーであり、材木を何本も並べて作られたレジカウンター回りの特徴ある天井や、明暗のブラウンを使ったツートンカラーのベンチシート、天然木を使ったドリンクのトレイなど、簡素ながらも真っ当な店舗です。一時期の眉をひそめるような安普請から脱しつつあるのはよいことです。

モスバーガーマツヤスーパー山科三条店
京都府京都市山科区竹鼻地蔵寺南町9-1
075-594-8476
930AM-2130PM
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色づく秋の北近畿 四日目(5)

2011-10-11 10:19:24 | B級グルメ
新福菜館で少し遅めの朝食をいただきます。京都に総じていえるかどうかはともかく、新福菜館と第一旭が軒を連ねるこの場所だけは、朝からラーメンという喜多方のような文化が根付いています。朝の10時というのに店内は時折相席も出るそれなりの賑わいで、これからギャンブルにでも行くといった風体の中年男達が入れ替わり立ち替わり現れてはラーメンをすすって行きます。
正統派に見えながらも個性があって一言では表現しづらい第一旭のラーメンに対して、こちらのラーメンは明快です。黒にも見える濃い色のスープとストレート麺を組み合わせ、薄切りのチャーシューと九条ネギを散らせたその出で立ちは、具材こそ若干違えど徳島の中華そばに通ずるものがあります。スープは見た目通りに塩辛く、飲み干せばかなりの塩分をとりそうです。それにもかかわらず汁まですすってしまうのは、この品の完成度がそれだけ高いからなのでしょう。

新福菜館
京都府京都市下京区東塩小路向畑町569
075-371-7648
730AM-2200PM(水曜不定休)
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色づく秋の北近畿 四日目(4)

2011-10-11 09:17:33 | 近畿
土産に煎茶を買い求めます。風格ある店構えはもちろんのこと、太い梁や柱で組まれた見るからに重厚な店内、さらには茶葉の入った壺がいくつも並んだ棚など、古い商家の設えの一つ一つが素晴らしく、見ているだけで楽しめます。こんな店がそこかしこに散らばっているのですから感服するほかありません。

一保堂茶舗
京都市中京区寺町通二条上ル常盤木町52
075-211-3421
900AM-1900PM(日祝日 -1800PM)正月休
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色づく秋の北近畿 四日目(3)

2011-10-11 08:42:09 | 近畿
京都の街をしばし散策して別れを惜しみます。明るい時間に歩くと当然ながら暗い時とは全く眺めが違います。古い建物がそこかしこに残っているのはもちろんのこと、ただ残っているのではなく、たとえば民家の一つ一つに格子戸、簾、植木などが上手に使われていて、田舎の古い町並みとも一味違う京都の小粋さというものが感じられます。これを本気で訪ね出したらたちまち日が暮れるでしょう。もちろんそうなったら帰宅時間は破綻濃厚となるため、今回は若干の未練を残して切り上げます。
街路には出勤中、登校中と思しき人々が心なしか急ぎ足で行き交い、今日が平日であることに今更ながら気付かせてくれます。地方を旅していると平日と休日の区別がなかなかつきません。都会の慌ただしさを旅先で体感するのも久しぶりのことです。
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色づく秋の北近畿 四日目(2)

2011-10-11 08:01:55 | 近畿
活動を再開します。気温は17度、空は薄曇りで可もなく不可もなくといったところです。天気予報ではおおむね終日晴天ということになっていますがどうなるでしょうか。
本日は出発地まで一日かけて引き返す最終日になります。これまでの西日本への旅では、最終日に少なからぬ確率で時間との闘いに陥り、帰宅時間が深夜どころか早朝まで延びることも珍しくはありませんでした。しかし、今回は最終日の移動距離を500km以内に抑えられたため若干の余裕があります。通常のペースで移動すれば滋賀県内のどこかで日が暮れ、そこから高速に乗れば五、六時間で帰れるため、さほど破綻しない時間に帰着できるのではないかと見込んでいます。もちろん日付は越えますが、それはまあそれとして…
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