日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

この季節の楽しみ(2)

2008-07-08 23:04:58 | 野球
先日「高校野球の校名チェック」という変わった趣味をご紹介しましたが、この趣味の真骨頂は、同じ都道府県内だというのに驚くほど離れた町のチームが、よりによっていきなり初戦から対戦してしまうのを、一人ほくそ笑みながら眺めるところにあります。あまりにヲタな視点ではありますが…

南北北海道大会が中休みに入った今、一押しなのが長野大会です。北海道は別格として、県大会で「遠距離対決」が一番多いのは、なんといっても長野なのです。
全43県の中で3番目に広いのですから、遠く離れたチーム同士の対戦が出てくるのはある意味当たり前なのですが、No.4であるお隣の新潟と大きく違うのは、対戦カードの組み合わせ方にあります。新潟は、県内を新潟、上越、中越、下越の四地区に分け、初戦では基本的に各地区内のチーム同士が対戦するように組み合わせることで、長距離移動の負担を回避するような配慮がなされます。ところが長野では発想が全く逆になります。県内が大きく東部、北部、中部、南部と四つに分かれるところまでは同じですが、初戦では違う地区のチーム同士が対戦するように組み合わせます。その結果、最南部と最北部の対戦などがいきなり出現しうるということになります。
広い県内に適度に町が散らばっているというのがもう一つの理由のようです。それぞれ県の面積No.1とNo.2である岩手福島では、あっと驚くような遠距離対決が初戦から出現することはそれほど多くはありません。県庁所在地とごく限られた町に高校が集中していて、ランダムに組み合わせるにしても限度があるということのようです。しかし長野の場合、四つのブロックのそれぞれに中核となる町が複数あり、それが他の広大県にはないバラエティに富んだ組み合わせを可能にしているのでしょう。

試しに今日の試合結果をあげてみます。と思ったら雨で全試合中止でしたorz
「野沢北対飯田風越」「篠ノ井対阿智」など、同じ県内とはいえ100kmを大きく超す距離を隔てた2校が、それぞれ縁もゆかりもない土地の球場で対戦するというのが秀逸です(何が)

★長野大会2回戦(7/8)
・県営上田野球場
野沢北(中止)飯田風越
小諸(中止)長野南
佐久長聖(中止)犀峡
・県営飯田野球場
上田東(中止)長野工
大町(中止)諏訪二葉
・松本市野球場
創造学園大付(中止)上田西
篠ノ井(中止)阿智
須坂(中止)松商学園
・諏訪湖スタジアム
地球環境(中止)東海大三
長野東(中止)松本深志
穂高商(中止)諏訪清陵
・長野オリンピックスタジアム
長野日大(中止)飯田長姫
上田千曲(中止)武蔵工大二
・長野県営野球場
長野商(中止)塩尻志学館
長野西(中止)松本美須々ヶ丘
伊那弥生ヶ丘(中止)丸子修学館
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