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2016.9.19 WBS・ワールドビジネスサテライト

2016年09月19日 23時59分59秒 | WBS
■マーケット

中国 日本への不動産投資 広がる
景気低迷が続く中国、賃金の上昇幅も縮小しているんですが、そうした中でも、中国人による日本の不動産購入は減るどころか、むしろ広がりを見せているようです。上海から吉田記者の報告です。

《中継担当:上海支局/吉田知可記者》

高層ビルが立ち並ぶ上海のマンション価格は、中心部では1億円を超える物件も珍しくはありません。中国では大都市を中心に、不動産価格の高騰が続いています。
8月の新築住宅価格は主要70都市のうち64都市で上昇、上海も前年比で3割以上あがりました。こうした中、割安だとして魅力が再認識されているのが日本の不動産です。先週開かれた海外不動産投資フェアでも、最もにぎわっていたのが日本ブースです。
《中国人の来場者》
「上海と比べて日本の不動産は、安すぎて白菜みたいな値段だ。」
「東京オリンピックがあるから、これから価格が上がると思う。」
関心の高まりの一因は2020年の東京オリンピック。将来の価格上昇を見込んで東京の好立地の物件が人気です。
都心の高級物件ばかっりではありません。ある夫妻は北海道に約700万円で一戸建ての購入を決めました。
《中国人の物件購入者》
「娘が札幌で民泊をやっている。私たちも近くに家を買いたい。」
また、訪日客の民泊需要を見込んだ購入も増えています。思惑は様々ですが、共通点があると業者は話します。
《北海道の不動産業者》
「やっぱり海外にある程度の資金を逃がしておきたいというニーズを皆持っている。国内だけだと心配だということです。」
中国の国内景気の先行きが不透明だからこそ、海外への投資欲が高まっているのかもしれません。






■ニュース特集

シニア活用へ取り組み広がる 高齢者の働き方 多様に
きょうは敬老の日。須山さんは繊維業界で約40年勤務した「生地のエキスパート」。4年前に現役を引退しました。現在は、ベビー服の製造・販売を手がけるYomの顧問として月2回訪れ、生地のアドバイスをしています。Yomは斬新なデザインが人気ですが、生地についてのノウハウに乏しく、新製品の開発に行き詰まっていたところ須山さんを紹介されました。紹介したサイエストには約2,400人のシニア顧問が所属します。メガネチェーン「オンデーズ」の店舗では、若い店員の中に混じり、シニア店員の姿がありました。オンデーズの客の2割以上は50歳以上。シニア層にもっとメガネを購入してもらうため、接客現場でシニアを活用しています。シニアにとり機械を使った作業は難しいケースもあるので、視力に関するデータなどは本社が遠隔で計測してサポートしています。オンデーズはシニアの店員を増やすため、60歳の定年制の撤廃を決断しました。

sinior.JPG【きょうは「敬老の日」、シニアの力に企業が注目!】
敬老の日の今日、各地で長寿を祝うイベントが催された。今年も65歳以上の高齢者の数が過去最多を記録した長寿大国日本。今その元気なシニアの力に注目が集まっている。

【シニア人材の新活用法!高齢者の働き方多様に】
総務省によると65歳以上の高齢者は3461万人と過去最多となり、総人口の3割近くにも上る。年々、少子高齢化の進む日本だが、そんな中増え続ける高齢者層の労働力を生かそうと様々な取り組みが始まっていて、高齢者の働き方も多様化してきている。

【企業を救う「10万円顧問」】
須山俊昭67歳はクラボウなど繊維業界で約40年勤務した生地のエキスパートだが4年前に現役を引退。現在はベビー服の製造販売を手掛けるベンチャー企業・Yomの顧問に就任して月2回、生地についてアドバイスを行い、月10~15万円の報酬を得ている。Yomは代官山などに直営店を展開していて斬新なデザインが人気だが、生地についてノウハウがなく新製品の開発に行き詰っていたところ須山を紹介された。須山をYomに紹介したのはシニア顧問の紹介サービスを手掛けるサイエスト。様々な業界の経験者約2400人が所属している。顧問という仕事は、仕事より私生活を重視するシニアとコストをかけられない中小企業、双方のニーズに合っていると強調する。

【遠隔で接客サポート!】
メガネチェーン・オンデーズでは客の2割以上は50歳以上という事から、シニア層にもっとメガネを購入してもらう為に接客現場でシニアを活用している。ただシニアの店員にとって機械を使った作業は難しいケースも。そこで視力に関するデータは苦手な店員に代わり本社から遠隔で計測し、そのデータを元に店員がレンズを入れる。オンデーズはシニアの店員を増やすため60歳の定年制の撤廃を決断した。今後、地方を中心に店員が全てシニアの店舗を増やし、他社との差別化を図る方針。






広がるシェアビジネス キーワードは「あこがれ」

今、若者を中心に拡大しているシェアビジネス。その背景には消費者の節約志向があると言われています。ただ最近ではそのニーズが変わり始めているようです。キーワードは「あこがれ」です。

syear.JPG東京・小平市の自動車教習所で高級スポーツカーの体験試乗会が開かれました。イベントを主催したのは、カーシェアリングサービス「エニカ」を展開するDeNAです。エニカは一般オーナーが車を貸すため様々な車を借りる事ができるのが特徴で、軽自動車から高級車まで約500種類が揃っています。体験会はシェアリングサービスとは別に、月に1度のペースで開かれていて、メルセデスベンツ6×6やデロリアンの体験会も行われました。参加者に聞くとこうした高級車は「あこがれ」だと語ります。これまで多くが「節約」志向から利用されていたカーシェアはいま、「あこがれ」の車に乗るために利用する人が増えているのです。こうしたニーズを掴みエニカの会員数はサービス開始以来堅調に推移し、4万人を超えました。

一方、和風のレンタルスペースではコスプレ撮影会が行われていました。ここは1時間3000円で借りる事ができるレンタルスペースで、空きスペース検索サイト「スペースマーケット」と契約した後に、問い合わせが殺到し週末の予約は来年3月まで埋まっているといいます。スペースマーケットは節約志向から始まったシェアリングビジネスがあこがれへ変化している事を察知し、提供する物件の幅を広げています。地上20階250平米のペントハウス(1時間8000円)などもあります。
利用者は空きスペース検索サイト「スペースマーケット」を利用することで、簡単に撮影場所を検索・予約することができるといいます。スペースマーケットはシェアリングビジネスが節約志向から“あこがれ”へ変化することを察知し、よりラグジュアリーな物件を増やしています。





■特集 進化する地図 道路に潜む危険を先読み!
国内の新車販売は厳しい状況が続く一方、カーナビの販売は好調です。中でも注目されているのが、安全運転を支援する機能です。交差点で、前の車が右折するのにつられて、対向車の確認をせずに発進する“つられ発進”を予防してくれます。カーナビには、その地点で過去に、急減速や何かリスクに直結する傾向があったものをデータベース化し、搭載しています。そのビッグデータは累計距離にして65億キロに及びます。開発したパイオニアは、今後、自動運転の時代がやってきても、ビッグデータがカギを握ると考えています。また、自動運転の実現に欠かせない次世代の地図を、日の丸連合で作製しようという動きも始まりました。三菱電機や地図会社のゼンリン、大手自動車メーカー9社などが出資する会社です。来年度中に、自動車専用道路2万キロの「3Dマップ」作製を目指します。3Dマップは特殊車両で測量、取得したデータはほぼ自動的に地図化できます。この3Dマップを自動運転車に搭載すれば、車がどの車線を走っていて、先にどんな交差点があるかなどが正確に把握でき、安全な自動運転につながるといいます。年内に、幹線道路300キロの3Dマップを試作し、自動車メーカーの自動運転の実験用に供給する計画です。
取材先・オートバックス・パイオニア・ダイナミックマップ基盤企画


carnavi.JPG【進化する地図、道路に潜む危険を先読み!】
2016年度の国内新車販売台数の見通しが15日に発表された(日本自動車工業会調べ)。それによると約484万台と3月に発表された約525万台という予測から大幅に下方修正され、前年度の実績を下回る見通し。新車販売は厳しい状況が続いているが、その一方でカーナビの販売は好調。そんな中、今注目を集めているのが道路に潜んでいる危険を先読みして安全運転を支援する新しい機能。自動運転の時代を見据えて劇的に進化する地図。その最前線を取材した。

【注目のカーナビ、安全運転支援の実力】
カーナビの出荷台数は今年度11.3%伸びている(JEITA調べ)。
中でも注目されているのがカロッツェリア(パイオニア)「マルチドライブアシストユニットセット」で、今週23日の発売だが既に予約が殺到しているとのこと。客が注目しているのはカーナビに追加された安全運転支援機能。バックミラーには画像認識技術搭載カメラが取り付けられていて、車間距離が3mを切ると警告してくれる。また交差点では右折する時のつられ発進に対して注意を喚起する。その地点で過去に急減速やリスクに直結する傾向があったものをデータベース化して地図に積んでいるという。2007年から累計65億kmの走行データをデータセンターに集めている。パイオニアでは今後、自動運転の時代がやって来てもこのビッグデータがカギを握ると考えている。

【始動!日本3Dマップ、作製現場を初公開】
自動運転の実現に欠かせない次世代の地図を日の丸連合で作製しようという動きが始まった。6月に設立されたダイナミックマップ基盤企画には三菱電機やゼンリン、大手自動車メーカー9社などが出資し、来年度中に自動車専用道路2万kmの3Dマップ作製を目指す。道路を測量するモービルマッピングシステム(MMS)(赤外線センサー、GPS受信機)で測量し、そのデータを測量会社で地図化する。この3Dマップを自動運転車に搭載すれば車がどの車線を走っていて先にどの様な交差点があるかなどが正確に把握でき、安全な運転に繋がるという。年内に幹線道路300kmの3Dマップを試作し、自動運転の実験用に供給する計画である。

《大浜メモ》
carnavi2.JPGこのカーナビの競争というのは、もう一段落したんじゃないかと言われた時期もあったんですが、実際はまさに新しい段階に入っているんですね。これからの自動運転をにらんで、「3Dマップ」は全体条件、なくてはならいものです。単なる道案内ではなくて、道路の状況をより細かく把握する必要がある。問題はこれをやったうえで、「情報提供」で差をつけるということです。ビッグデータを使って渋滞場を知らせるとか、(つられ発進などの)注意喚起をするというのもあるし、将来的にはエンタメ情報や観光情報、もっというと、車が車庫に入って止まっているときも情報を送ってくるようになるかもしれない。そういうのも含めて競争になってくるので、グーグルやアップルなど、情報提供のうまい会社も参入してきて、競争はもしかしたら今までで一番厳しいかもしれない。





■ニュース

台風16号 九州南部に上陸へ
非常に強い台風16号はあす未明にかけて、九州南部に上陸する見込みです。暴風や高波、大雨に厳重な警戒が必要です。台風16号は鹿児島県の南西の海上にあって、暴風域を伴いながら九州南部に上陸する恐れがあります。台風はあすにかけて西日本や東日本の太平洋側を進み、21日には日本の東で温帯低気圧に変わる予想です。20日夜遅くまでに予想される雨の量は、九州の多い所で300ミリとなっています。土砂災害や川の増水に警戒してください。



安倍総理 NYのセミナーで対日投資 呼びかけ
国連総会に出席するためニューヨークを訪問中の安倍総理大臣はついさきほど、対日投資セミナーに出席し、アメリカ企業トップらを前にTPP=環太平洋経済連携協定の早期発効に向けた手続きを、日米がリードしていくことを呼びかけました。スピーチの中で安倍総理は、「アベノミクスにより日本の投資環境は確実に改善した」とアピールした上で、高度な知識などを持つ外国人への永住権取得条件の緩和や再生医療製品の早期承認制度など、政府の取り組みを紹介しながら、いっそうの投資拡大を訴えました。安倍総理は日本時間のあす、アメリカ大統領選挙の民主党候補クリントン氏と会談する予定で、どのような意見が交わされるか注目を集めそうです。



国連サミット 難民・移民対策でニューヨーク宣言採択
世界で増え続ける「難民」や「移民」への対策を議論する国連サミットが、19日、国連本部で開かれました。サミットでは、難民の支援や受け入れの負担などを各国がより公平に分担するとした「ニューヨーク宣言」が採択されました。紛争や、経済的理由による難民や移民は、去年、2億4,000万人を超えたといわれています。



NYの爆発事件 28歳のアフガン系男を指名手配
ニューヨークで17日におきた爆発事件について、FBI=アメリカ連邦捜査局は19日ニュージャージー州に居住歴がある28歳の男性、アハマド・カーン・ラハミを容疑者として指名手配しました。当局は写真を公開して行方を追っています。ラハミ容疑者はアメリカの国籍を持つアフガニスタン系で、武装していて危険な可能性もあるということです。



「空の日」前に成田空港で小学生らが旅客機と綱引き
成田空港では全国から集まった160人の小学生たちが全日空のジェット機、ボーイング787と綱引きをしました。全長56.7メートル、重さはおよそ160トンの機体を一生懸命引っ張ること十秒ほどで見事に動きました。今回、イベントを主催した成田空港は、周辺地域に住む人々などに航空への関心を高めてもらいたいとしています。






long.JPG■【ロングセラー研究所】緑の液体せっけん
大阪市東住吉区に本社がある、1952年創業の「サラヤ」。創業時に開発したのが、学校や駅の洗面所で良く目にする「緑の液体せっけん」シャボネットです。発売当時、日本では赤痢が流行…。殺菌剤が入った初めてのせっけん「シャボネット」は、瞬く間に全国の学校や施設などで普及するヒット商品に。さらに販路を広げた要因が「ヤシ油」を原料にしていることです。肌が荒れず、環境にも優しい商品と消費者に受け入れられました。ところが世界的に「ヤシ油」の需要が伸びると、原産国でヤシの伐採が進み、その結果、動物の住む森がなくなっていると報道されます。環境に良い商品が、環境を破壊してると指摘されたのです。会社には苦情や非難の電話が殺到します。すぐに原産国の植林や動物保護に協力し、森を復活させることで危機を乗り越えることができました。シャボネlong2.JPGットから始まった「ヤシ油」の製品は300を超え、さらなる躍進を遂げています。
取材先・サラヤ

分析
① 殺菌効果と安全の緑色で赤痢の予防
② 原産国の環境保全を支援することで信頼回復






■【トレたま】誰でもスケッチ名人

透明な板に描きたい風景を入れて大まかな線をなぞる。光を当てて板に描いた線を画用紙に写す。

【商品名】ダブレット
【商品の特徴】透明な板を使って風景を写し取ることで、初心者でも簡単にデッサンの構図を決めることができるスケッチ用画材セット
【団体名】観光スケッチ協会/カドワキノブオ代表理事
【住所】東京都渋谷区恵比寿2-28-10
【価格】1万3,000円(予定)
【発売日】2017年1月
【トレたまキャスター】北村まあさ





■【コメンテーター】ロバート・A・フェルドマン氏(モルガン・スタンレーMUFG証券チーフエコノミスト)

・労働市場効率化へ、定年制撤廃を

--シニアの方の力を必要とする場面が増えてきていますから、そういった意欲のある方がより働きやすく、そういう環境を作るにはどうすればいいでしょうか。

「いろいろありますけれども、まずオンデーズのやった定年制撤廃は大いに褒めたい。労働市場がうまくいくようにするには、原則はが4つあると思います。同一労働同一賃金、適材適所、成果主義、働き方の自由、この4つですね。定年制は全て邪魔していると思います。今の例もありましたけれども、名門大学もそうですね。例えば視聴者の全部が知っている竹中平蔵先生が65歳になって、慶応から東洋大学になったですね。あるいは諮問会議にいる伊藤元重先生が東大から今度は学習院に移ったんです。なんとなく不自然だなあという感じがする。もちろん東洋さんと学習院さんは大喜びですけれども、ちょっと不思議だなという感じがします。すなわちこの4つの原則を徹底して初めて公正と効率が両立するということです。もう一つあります。成果主義を徹底しなければ医療、年金が危ないと思います。何故かというと、成果主義じゃないと、生産性が上がらないんですよね。生産性が上がらなければ、医療や年金制度は持たなくなっちゃうということですから、やっぱり働き方改革を担当する加藤大臣に、この定年制の撤廃を提案させて頂きたいと思います。」

--働き方の自由ということは、定年制を撤廃しつつ終身雇用は無くすということですか。

「無くなりますね。そうすると、やっぱり長く働けますし、終身雇用ですからこのままいないといけない、どこへも行けなくなっちゃうということもなくなるわけですね。成果主義がよくなるし、生産性が上がると思います。」






・大統領選中の会談はまれ、トランプ氏の反応に注目

--安倍総理はアメリカでクリントンと会談へ、ということなんですが、大統領選の前に総理が候補と会うというのは珍しいですよね。

「非常に珍しいですよね。実はこれはクリントン氏の方が申し入れたという話ですけれども、目的は自分は外交政策の専門家ですよ、ということをたぶん見せるということだと思います。日本がなぜ受託したのか、ということですけれども、私の推測ですけれども、おそらく、日米同盟は世界平和の基礎だということを安倍さんが訴えたいということだと思います。注目は2つあると思います。1つは、TPPの話が出るか出ないか。もう1つは、共和党はどこまで迎合的に反応するか。」

--トランプ氏が攻めてくるかどうか、ということですか。

「そういうことですね。ちょっとよく分かりませんけれども、TPP反対、それからこれまで日米関係を良くしようと、トランプさんはあまり言っていませんから、たぶん何か攻撃するんじゃないかと思いますね。」




・日米の中央銀行は動くか

--今週は世界中が注目するスケジュールがありますよね。フェルドマンさんが注目するのは水曜日。
come3.JPG《今週の注目スケジュール》 21日(水)
日銀金融政策と「総括」発表
黒田総裁会見
米国FRB金融政策発表
イエレン議長会見
まずは日銀の金融政策、そして総括的な検証の結果というのが発表されますね。こちらはどうなるというふうにご覧になりますか。

「もちろん政策を決定することも大事ですね。マイナス金利を深掘りするかしないかという、これは大きいんですけれども、私はむしろ総括の方が大事だと思っています。すなわちマイナス金利は景気にとってもマイナスだと思う人も結構います。そうではないと日銀が納得できるような証拠を出さないと、また日銀の信任はどうなるのかということがちょっと心配ですね。私は実はこのマイナス金利は火遊びだと思っています。さらに下げたら、もう複合的に悪化してしまうという可能性はないわけではないと思いますので、ちょっと危ないなあと個人的には思っていますけれども、そうではないというはっきりした証拠を日銀に出して頂きたいと思いますね。」

--そして同じ水曜日にアメリカのFRB連邦準備制度理事会の金融政策発表されます。ここで金利がどうなるか。

「9月に上げると思っている人が多いようですけれども、我々はそうは思っていない。12月だと思っていますけれども、今年の12月ではなくて来年の12月だと思っています。」

--そんなに上げるのは難しいですか。

「と思いますね。やっぱり時間軸じゃなくて、どういうデータを見て上げるか、ということをもうちょっとはっきりして頂かないといけないんですけど、物価が上がっていないから急ぐ必要は全くないと思っています。」