廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

茨城県 旧美和村 上桧沢小学校 

2016年04月16日 18時46分27秒 | 茨城の廃校
現在の常陸大宮市の旧美和村にあった上桧沢小学校を訪れました。
グーグルマップの航空写真を見ても校舎は残っていないことはわかっていましたが、
近くのお寺や咲き誇る梅の香りのせいか、何とものんびりとした雰囲気の廃校跡でした。

校庭から一段高くなった部分に校舎があったようですが、
跡地にはたくさんのアジサイが植栽されていました。
そんなアジサイに囲まれて廃校記念碑があり、
沿革と校歌が刻されていました。


沿革 記念碑より
明治5年11月 桧沢小学校開校
明治23年10月 上桧沢分教場設けられる
大正8年9月  改築
昭和24年12月 増築落成
昭和32年4月  独立校となり上桧沢小学校となる
昭和54年3月31日 廃校

独立後22年で廃校になってしまったようです。
記念碑にはありませんが、
昭和54年4月に旧檜沢小学校、氷之沢小学校と共に統合されています。
統合先の学校名は檜沢小学校ですが、この学校名の表記は上桧沢小学校と新字体表記です。
同じく統合された氷之沢小学校も読みは「ヒノサワ」ですので何とも不思議な感じですね。

その他の遺構は門柱にいくつかの卒業記念のオブジェ。
それに何かの遊具の遺構らしき錆びた鉄柱がありました。
校庭のすみにほとんど埋もれてしまったタイヤ飛びが、わずかに頭を出していました。


















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