経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

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平年並みじゃ、イカンだろ。<4,364本目>

2013-05-28 07:09:00 | ひとりごと
お天気予報でよく使われる、
「(今日の)気温は平年並みです。」と聞く。

それは暑いのか寒いのかが良くわからない。

気象庁なら「平年並み」に使い方の定義があると思って調べてみました。

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天候に関する実況や予報について表現する時に、気温や降水量などを「低い(少ない)」「平年並」「高い(多い)」の3階級で示すことがあります。

この3つの階級に分ける区分値は、30年間の観測値(夏の平均気温など)を小さい順に並べて、小さい方から10番目まで(全体の33%)が「低い(少ない)」、11~20番目(同33%)が「平年並」、それ以上を「高い(多い)」、各階級の出現率が等しく33%(10年)となるように決めています。現在の区分値は1981年から2010年までの30年間の資料で作成した値で、区分値は10年毎に更新しています。
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気象庁HPより。

つまり、過去30年間のデータを数字的に並べて、
3分の一ずつ区分して判断しているということです。

ビジネスシーンにおいて、売上予算を
「昨年比」などのデータを使うことをしますが、
実際には、「昨年」「今年」の状況は常に変化しているわけで、
「去年並み」と言っているようでは成長することはできません。

これはお客様の立場に立って考えてみればすぐわかります。
例えば、何年も前に流行ったファッションスタイルを
“平年並みに着こなし”をする人はいません。

流行り廃りという言葉だけではなく
時代の流れというものが世の中にはあります。

その流れの変化を敏感に感じ取り、
対応させていくことがビジネスです。

「並」の仕事をしているようではつまんないね。













曇@下り坂。

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