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通勤読書 569 もう愛していない、ひとかけらも。名言だな

「永い言い」西川美和

妻が死んでも泣けない夫。
泣いてばかりの夫。
どっちの男もダメダメすぎて笑えるほどだった。
現実について行ってないのは二人とも。

「もう愛していない。ひとかけらも」
妻の携帯電話に残された編集途中のメッセージ。
この宙に浮いてしまった言葉の着地点はどこなのだろう。

妻は誰のことをもう愛していないのだろう。
「誰」が自分であっても、自分以外の人であっても
幸夫くんには衝撃であろう。

そして、本当に妻がいなくなってしまったことを
感じるのだろう。

 

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永い言い訳 (文春文庫)
西川美和
文藝春秋

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