「イン・ハー・シューズ」
観ようかなーと思っていたけれど、
この手のアメリカの映画は悪い意味で裏切られることが多くて
避けていた。
キャメロン・ディアスもあんまり好きじゃなかったし。
某携帯電話のCMにでていたのが本物のキャメロンだと
思っていたような私である。
ひそかに彼女はカルーセル麻紀に似ていると思っていた私である。
ブルーの瞳にひいてしまう私である。
でも、この映画はとてもよかった。
素晴らしかった。
姉妹っていいなぁと思い、大変に羨ましかった。
そのような存在の人というのは
きっとみんな持っているんだろうけれど。
人は経済的に自立することだけでなく
精神的にも自立せねばならないということが
改めて思い知らされる。
そしてそれは難しい。
そしてそれは一人ではできない。
盲目の老教授と、難読症のキャメロンのやり取りは
暖かく、涙がでてきた。
やるじゃん、キャメロン。
姉の結婚式でI carry your heart with me. / E.E.カミングスを
暗唱するときも
グワングワンと泣けてきた。
やるじゃん、キャメロン。
この E.E.カミングスの詩はたいそう有名なようで、
検索かけるとたくさんでてくる。
訳詩は(私はあなたの心とともにいる)となっているものがほとんど。
私が見ていた字幕では
(私の心をあなたの心に重ね合わせよう)みたいな感じだった。
こっちのほうがいいな、ピッタリ来る感じ。
トニ・コレットも、シャーリー・マクレーンもそれはそれは
素晴らしかった。
それはそれはものすごい存在感であった。
劇場に見に行けばよかった。。。