料理は腕より素材でしょ!?

2013-09-04 | 台所から…マトリョーシカ今日何食べた?


本日のグリーンスムージーは葡萄と林檎にホーレンソウとモロヘイヤ


先週生活クラブの新蓮根で作ったら、美味しくてあっという間に食べてしまった蓮根餅。
今日は差し入れ用に気合いを入れて作った…

ところが味がイマイチ。
何か入れ忘れた訳じゃない。
蓮根をすり下ろしていた時すでにおかしいと思ってた。
近くのスーパーマーケットで買ったこの蓮根、やけに色白なのだ。
穴の回りも色白!
ウーム、表示が無いから安心してたのに、漂白蓮根だったのね…(-_-;)

妙にサッパリ仕上がった。
色黒で多少器量が悪くても、甘くてモッチリがいいね。
ガッカリして出来上がりは撮り忘れた!


一人なので夕べの残りもの、真鱈のトマトシチュー(^^)d






バカと褌はマタにしてくれ

2013-09-04 | 日記

8/31辺見庸氏の講演会に行ってきた。

難解な内容だったらどうしよう、と不安も抱えての参加だったが

辺見さんの声と言葉はとても…んんん…とても…

(ああ自分の表現力の無さにガッカリだ!)

…心が動かされ、何か大事なものを託されたような2時間だった。

気になった言葉をいくつかメモしながら聴いた。

メモには脈絡なく

「ヤバい国」

「ファシズムに対する感覚の麻痺」

「我々は自由を求めているのか」

「自由より不自由の方がラク・何をするか考えなくていいから」

「個の力、個の闘い」

「例外がいない、孤立者がいない→ファシズム」

「よく見ておきなさい、今が歴史的瞬間です」

「実時間に何をするか?」

などと殴り書きしてある中で一番デッカク書いてあったのが

『バカと褌はマタにしてくれ』

まったくナニ聴いてんだか

でもね、わたしはこれ聴いたときヒャヒャヒャと声出して笑いかけたんだけど

周りのみなさんが結構シンとしてたのでちょっと違和感を覚えた。

辺見さんの言葉はさすがに詩人らしく美しい言い回しで、

リフレインされる「死刑囚になぜウマオイを見せていけないか」が通奏低音だとすると

「(検閲で)黒塗りされた死刑囚からの手紙」の話し・殯の宮(もがりのみや)等々の話しが重なって

力強いだけでなくある意味とても美しい表現なのだが、ユーモアもかなりなものだ。

麻生太郎氏の話しや、現役の記者時代の「ドツキ合い」の話しなど本当に可笑しい。

確かに真摯に受け止めなくてはならないテーマだけど笑える時はおおいに笑おうよ!

笑いもまた武器である、と誰か言ってなかった?

とすぐにずっこけるワタシはやはりファシズムに馴染まないな。

それはともかく 

「一人で声を上げるのは虚しいものなのだ」

でも

「一人でやれることをやる」

「いやなことはいやだという」

「歌いたくないんです、と言ってみる」

「いやなヤツを正面から睨み付ける」

 

もっと大事なことも確かに聴いたのだが

今の私にはまだ消化出来ていない。

サザンの「ピースとハイライト」

教科書は現代史をやる前に時間切れ

そこが一番知りたいのになんでそうなっちゃうの

は本当にその通りだと思う。

辺見さんの話を聴きながら大正時代からの歴史を知りたい思いが湧いてきた。

大正時代というとモボ・モガ!

先進的でオシャレで文化的だったという。

美輪明宏氏いわく「それなのにあの戦争のおかげで日本の文化が100年(?)は遅れた」らしい。

そんな時代からなぜ戦争へという道筋に進んでいったのだろう。

いつが「歴史的瞬間」だったのか?

ああ、この歳で知らないことが多すぎる。