親の死に目…

2011-06-23 | 介護日記

思えば母の時も間に合わなかった。

離れて暮らしていたのだから覚悟はしていたし、仕方ないことだと思っていた。

でも急に、最期を看取ることが出来なかったことがつらくなってきた。

私には二人の母と父、三人も親がいたのに、誰の死に目にも立ちあえなかったわけだ。

せめて母のそばにいて手を握って見送りたかった。
父が息を引き取るのを見届けたかった。

仕方ないこと、と強がっていたが悲しくて今小さい子どもみたいになっている。




これでおしまい

2011-06-23 | 介護日記

明日から遺品整理。

死んだ男の残したものは………膨大な本と書き続けた日記と写真と衣類と家具と電化製品とCDとガラクタと…

何も残さなかった男の死は哀しいが、こんなにいっぱい山のようにいろんなものを残されると…哀しむ前にため息が出る。
主が死ぬとその家に残る全てのものがゴミになるという現実。


この家にあるもので欲しいものは無い。
思い出なんて無くても私は平気。

少~し歪んでるかな私の死生観。



昔々、寺山修司が書いた歌
時には母のない子のように
あれは本当です。