主演のアシュトン・カッチャーが美しい。しかし、ドキドキしたのはそれだけではない。サプライズが連続するオリジナリティーあふれる物語にひきこまれ・・・
2004年 アメリカ サスペンス ヒューマンドラマ ラブロマンス
2005年6月1日 川崎チネチッタ
監督・脚本 エリック・ブレス&J・マッキー・グラバー
出演 アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート
7歳の少年・エヴァンは時々記憶を失ってしまう以外は、普通に母と暮らしていた。母は医師の指示に従ってエヴァンに日記をつけさせる。エヴァンはケイリー、トミーの兄妹やレニーと過ごす毎日を書き綴る。記憶をなくすこともなくなった大学生のある日、エヴァン(アシュトン・カッチャー)は昔好きだったケイリーが死んだことを知る。そして、昔の日記を読むと昔に戻れることを知った。彼は昔の小さなできごとを変えて、なんとかケイリーを助けようとする。何回でも・・・
「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる。=初期条件のわずかな違いが将来の結果に大きな違いをもたらす。・・・・カオス理論」
時間軸を行ったり来たりする、精巧にできたパズルのような映画である。どのピースも緻密にできていて隙がない。脚本を書いたコンビが、「作品を守るために自分たちで監督をした」と言っているほどのこだわりである。
心理学を学んでる大学生のエヴァンが、14歳の頃に別れた友達を訪ねてみるとレニーは引きこもり、ケイリー(エイミー・スマート)は自暴自棄なウエイトレスで自殺、トミーはろくでなしになっている。しかし、過去を修正すると・・・・
これ以上はネタバレになってしまうので書けないが、一人の少年や少女が同じ人格から出発していても、起こった出来事や環境で全く違う人生になってしまう。メイクや衣装、照明や時には使うフィルムまで代えて、俳優には中心的な人格は変わらないのに違う人生を歩む人間を演じることが求められる。アシュトン・カッチャーは髭があるときには初々しい大学生。髭なしですっきり整髪するとハンサムな精神科医として街を行く。エルソン・ヘンソンは、様々なレニーを演じるために3週間の間に9キロの体重の増減をしたそうである。エイミー・スマートも、目を疑うほどの違う女性を演じ分けて見事である。そのほか脇役もいい味。
いきなり主人公のピンチの場面から始まり、時間を行ったり来たり。ドキドキ・ハラハラ度が高いだけでなく、伏線がアレコレ出てくるので、何もかも見落とすわけには行かないと、緊張して画面に見入ってしまう。時間を行き来する子供だましのファンタジーも時々あるが、そんなものや単なるサスペンスではない。最悪に思える状況でも人間は変わる事ができるという希望のあるメッセージや、観終わったときにはラブロマンスだったのかと納得する映画でもある。最後は切なく、うるうる・・・
また、アシュトン・カッチャーは美しい若い男性というだけではない。(2003年ピープル誌の「世界で最も美しい50人」に選ばれただけでなく、レオナルド・デカプリオを抑えてトップページを飾ったという。そして、デミ・ムーアの若い恋人だとか?)この脚本にほれ込んで自ら製作総指揮をした、才能と実行力のあるハリウッド・スターとなった。私も脚本にほれ込んだ一人であるが・・・。
上映最終週だということもあるが、小さい劇場で小さいスクリーンだった。もっとこんな秀作を多くの人に見て欲しいものである。断然お勧め。大好きな映画である。
2004年 アメリカ サスペンス ヒューマンドラマ ラブロマンス
2005年6月1日 川崎チネチッタ
監督・脚本 エリック・ブレス&J・マッキー・グラバー
出演 アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート
7歳の少年・エヴァンは時々記憶を失ってしまう以外は、普通に母と暮らしていた。母は医師の指示に従ってエヴァンに日記をつけさせる。エヴァンはケイリー、トミーの兄妹やレニーと過ごす毎日を書き綴る。記憶をなくすこともなくなった大学生のある日、エヴァン(アシュトン・カッチャー)は昔好きだったケイリーが死んだことを知る。そして、昔の日記を読むと昔に戻れることを知った。彼は昔の小さなできごとを変えて、なんとかケイリーを助けようとする。何回でも・・・
「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる。=初期条件のわずかな違いが将来の結果に大きな違いをもたらす。・・・・カオス理論」
時間軸を行ったり来たりする、精巧にできたパズルのような映画である。どのピースも緻密にできていて隙がない。脚本を書いたコンビが、「作品を守るために自分たちで監督をした」と言っているほどのこだわりである。
心理学を学んでる大学生のエヴァンが、14歳の頃に別れた友達を訪ねてみるとレニーは引きこもり、ケイリー(エイミー・スマート)は自暴自棄なウエイトレスで自殺、トミーはろくでなしになっている。しかし、過去を修正すると・・・・
これ以上はネタバレになってしまうので書けないが、一人の少年や少女が同じ人格から出発していても、起こった出来事や環境で全く違う人生になってしまう。メイクや衣装、照明や時には使うフィルムまで代えて、俳優には中心的な人格は変わらないのに違う人生を歩む人間を演じることが求められる。アシュトン・カッチャーは髭があるときには初々しい大学生。髭なしですっきり整髪するとハンサムな精神科医として街を行く。エルソン・ヘンソンは、様々なレニーを演じるために3週間の間に9キロの体重の増減をしたそうである。エイミー・スマートも、目を疑うほどの違う女性を演じ分けて見事である。そのほか脇役もいい味。
いきなり主人公のピンチの場面から始まり、時間を行ったり来たり。ドキドキ・ハラハラ度が高いだけでなく、伏線がアレコレ出てくるので、何もかも見落とすわけには行かないと、緊張して画面に見入ってしまう。時間を行き来する子供だましのファンタジーも時々あるが、そんなものや単なるサスペンスではない。最悪に思える状況でも人間は変わる事ができるという希望のあるメッセージや、観終わったときにはラブロマンスだったのかと納得する映画でもある。最後は切なく、うるうる・・・
また、アシュトン・カッチャーは美しい若い男性というだけではない。(2003年ピープル誌の「世界で最も美しい50人」に選ばれただけでなく、レオナルド・デカプリオを抑えてトップページを飾ったという。そして、デミ・ムーアの若い恋人だとか?)この脚本にほれ込んで自ら製作総指揮をした、才能と実行力のあるハリウッド・スターとなった。私も脚本にほれ込んだ一人であるが・・・。
上映最終週だということもあるが、小さい劇場で小さいスクリーンだった。もっとこんな秀作を多くの人に見て欲しいものである。断然お勧め。大好きな映画である。
ほんとにすごい作品で、とても魅了された作品です。
パズルのような断片も本線も伏線も、
すべて計算されて見事な脚本でした。
さすが、6年もかけた作品ですね。
私も、ネコ好きです♪
彼にはブルース・ウィリス化してほしくない。
映画館は300席以上の大スクリーン!
観客が10数人でした。
もう一回観たいなぁ。
ショウビズカウントダウンで映像を見たときは
コメディかと思いましたが、非常にシリアスで
重いお話でした。放送コードぎりぎりなカット
もありましたし。
人の運命について、考えさせられる映画でしたね。
非常に才気あるライター/ディレクターチームだと
思います。アシュトン・カッチャーの代表作に
なるんじゃないでしょうか。
印象深い映画でした。
そんなに空いていましたか?残念ですね。日本ではアシュトン・カッチャーが知られていないためもあるけど、こんなすごい映画がとても残念です。
Gun0826さん
監督・脚本のブレス&グラバーって知らなかったけどこれから注目ですね。アシュトン・カッチャーもです。大変有望な人たちと出会えた感じで、それも嬉しかったです~
もう公開終わってしまって残念。
配給会社に資金が無いためか露出があまりにも少なすぎ。。
あの時言った一言が将来を決めてしまうなんて。運命っていうけれど、実は自分のしたことの積み重ねなんですよね。思わずわが身を振り返って反省。。。(^ ^;
日記を読むと過去にさかのぼるっていう仕掛けが面白いなーと思いました。ノートの字が揺れるあたりの描写、ドキドキしませんでした?
ノートの字が揺れる描写はユニークで面白かったですね。「今度は何がどうなるの?」ってどきどきしました。