TバートンとJデップが再びファンタジーな世界を見せてくれる。もちろんブラック・ユーモアたっぷりに!
2005年 アメリカ アニメ ファンタジー ラブロマンス
2005年11月9日 川崎チネチッタ
監督 ティム・バートン(チャーリーとチョコレート工場、ビッグ・フィッシュ、シザーハンズ)
声の出演 ジョニー・デップ ヘレナ・ボルム=カーター エミリー・ワトソン
むかしむかし。暗く沈んだ小さな村に住む内気なビクターとビクトリアが結婚する事になった。ビクターは両親が成金の金持ちであり、一方ビクトリアは金庫に蜘蛛の巣がはっているほどお金のない貴族の娘である。双方の両親の計略結婚だったが、二人は一目見て恋に落ちそうな気配を感じた。誓いの言葉がうまく言えずに落ち込んだビクターは、森の中で誓いの言葉を練習する。一人だったら上手に言える誓いの言葉。指輪を木の小枝にかけたつもりだったが、実はそれは「死体の花嫁」の指だった。地下から花嫁衣裳に身を包んだ「コープスブライド」が出てきて「結婚をお受けします」と答えてしまう。ビクターは生きているのに死の世界へ行く事になる。
死の世界は地上と反対に活気に満ち、骸骨たちが陽気に飲んで歌って踊っている。ビクターは「コープスブライド」から結婚の贈り物をもらう。箱の中に入っていたのはかつて飼っていた犬のスクラップの骸骨。スクラップはたちまち生き返り(?)、生前のようになつく。結婚の夢に破れ、殺された過去を持つ「コープスブライド」は、今度こそ幸せな結婚だと張り切るが・・・
ストップモーションアニメは、パペットたちを少しずつ動かしながら撮影して行く手法である。1~2秒のシーンに12時間もの時間をついやすこともあったようである。確かに、「コープスブライド」の髪が揺らいだりなどという繊細な動きもたくさんある。もちろん、主な登場人物たちのしぐさや骸骨たちのダンスも見所である。瞬きもしないで、全部観たいって感じ!
地上の世界は灰色を基調とした重苦しい雰囲気である。ビクターの両親もビクトリアの両親も、牧師もすべて嫌な性格。建物もインテリアもまるでディズニーランドのホーンテッドマンションみたい。反対に「黄泉の国」はカラフルで楽しそう。「コープスブライド」も最初は気味が悪かったけれど、段々その魅力が分かってくる。何しろ顔色は真っ青、頬には穴が開いて奥歯が見えているし片腕は骨だけになっていて、片目は時々取れて虫(蛆虫?)が住みついているという有様なのに、とってもチャーミングな女性なのだ。
美人だしスタイル抜群。一途で(思い込みが激しいが)ダンスやピアノは上手だし、セクシーだし、しおらしいところもある。なんとかこの「花嫁」に幸せになってほしいと思うようになる。
しかし、地上に残されたビクトリアだって魅力的な女性なのだ。両親の政略結婚にしぶしぶ従うが、ビクターの良さを一目で見抜いたかわいい女性。美人と言うより清楚で健康的なタイプなのである。(なにしろこちらは生きている!)
内気でちょっぴり変わり者のビクターの声をJデップが好演している。パペットもJデップにちょっと似ているね。二人の花嫁の間で迷う心優しい青年に、みんな同情してしまう。
1時間ちょっとの短い映画だが、アメリカ人の好きなミュージカル仕立てになっていて楽しめるし、愛の本質を描き出した秀作である。
2005年 アメリカ アニメ ファンタジー ラブロマンス
2005年11月9日 川崎チネチッタ
監督 ティム・バートン(チャーリーとチョコレート工場、ビッグ・フィッシュ、シザーハンズ)
声の出演 ジョニー・デップ ヘレナ・ボルム=カーター エミリー・ワトソン
むかしむかし。暗く沈んだ小さな村に住む内気なビクターとビクトリアが結婚する事になった。ビクターは両親が成金の金持ちであり、一方ビクトリアは金庫に蜘蛛の巣がはっているほどお金のない貴族の娘である。双方の両親の計略結婚だったが、二人は一目見て恋に落ちそうな気配を感じた。誓いの言葉がうまく言えずに落ち込んだビクターは、森の中で誓いの言葉を練習する。一人だったら上手に言える誓いの言葉。指輪を木の小枝にかけたつもりだったが、実はそれは「死体の花嫁」の指だった。地下から花嫁衣裳に身を包んだ「コープスブライド」が出てきて「結婚をお受けします」と答えてしまう。ビクターは生きているのに死の世界へ行く事になる。
死の世界は地上と反対に活気に満ち、骸骨たちが陽気に飲んで歌って踊っている。ビクターは「コープスブライド」から結婚の贈り物をもらう。箱の中に入っていたのはかつて飼っていた犬のスクラップの骸骨。スクラップはたちまち生き返り(?)、生前のようになつく。結婚の夢に破れ、殺された過去を持つ「コープスブライド」は、今度こそ幸せな結婚だと張り切るが・・・
ストップモーションアニメは、パペットたちを少しずつ動かしながら撮影して行く手法である。1~2秒のシーンに12時間もの時間をついやすこともあったようである。確かに、「コープスブライド」の髪が揺らいだりなどという繊細な動きもたくさんある。もちろん、主な登場人物たちのしぐさや骸骨たちのダンスも見所である。瞬きもしないで、全部観たいって感じ!
地上の世界は灰色を基調とした重苦しい雰囲気である。ビクターの両親もビクトリアの両親も、牧師もすべて嫌な性格。建物もインテリアもまるでディズニーランドのホーンテッドマンションみたい。反対に「黄泉の国」はカラフルで楽しそう。「コープスブライド」も最初は気味が悪かったけれど、段々その魅力が分かってくる。何しろ顔色は真っ青、頬には穴が開いて奥歯が見えているし片腕は骨だけになっていて、片目は時々取れて虫(蛆虫?)が住みついているという有様なのに、とってもチャーミングな女性なのだ。
美人だしスタイル抜群。一途で(思い込みが激しいが)ダンスやピアノは上手だし、セクシーだし、しおらしいところもある。なんとかこの「花嫁」に幸せになってほしいと思うようになる。
しかし、地上に残されたビクトリアだって魅力的な女性なのだ。両親の政略結婚にしぶしぶ従うが、ビクターの良さを一目で見抜いたかわいい女性。美人と言うより清楚で健康的なタイプなのである。(なにしろこちらは生きている!)
内気でちょっぴり変わり者のビクターの声をJデップが好演している。パペットもJデップにちょっと似ているね。二人の花嫁の間で迷う心優しい青年に、みんな同情してしまう。
1時間ちょっとの短い映画だが、アメリカ人の好きなミュージカル仕立てになっていて楽しめるし、愛の本質を描き出した秀作である。
この映画は(吹き替え版は見てませんが)、オリジナル版で正解!でしょう。
私もビクターガジョニデに見えましたよ。
パペットはみんな、声の主に似てる気がしますね。
ダニー・エルフマンの音楽もよかったですよ。
やはり、Jデップの声で観たかった私です。内気・弱気なビクターを魅力的に見せたのは彼のおかげもあったと思いますよ!
ふぴこママさん
スクラップスファンは多いみたいです。死後の世界で、猫だったらどんなだろうと思います。毛皮はなくても、爪はあって研いだりするのだろうか?
無難な作りとは、感じながらも、こ
の作品を作るのにどれだけの作業工程
が費やされたと思うと「すげぇ~」と
思っていまいますw
ティム・バートンとジョニー・デッ
プは「チョコレート工場」と同時進行
でやっていたそーなので、それを考え
ると尚更凄い!
ビクトリアもコープス・ブライドど
ちらも素敵な女性でしたよね。あと、
あんな楽しそうな冥土ならちょっと行
ってみたいかなw
トラバありがとうございますm(__)m
私もトラバさせていただきます
コープスブライド良かったですネ
ストップモーションアニメーションの出来にも感動しちゃったし。
ストーリーも切ないケド感動モノだったし・・・。
DVD出たらもう一度観たいデス
CG全盛のこの時代に、手作り感いっぱいのストップモーションアニメでしたね。ストーリーは民話を元にしているので分かりやすく、Tバートンならではの、味付けも気に入りました。
lovecinemaさん
もう一度観たいと思う、数少ない映画だと私も思います。Tバートンに脱帽です。
お仕事お忙しそうですね。実は私も、介護員ではないのですが、同じような業界で働いてます。ほんと大変な仕事ですよね・・・。
ティム・バートンの、非現実的な世界が大好きです。次はどんな映画を作ってくれるんでしょうか、楽しみ。
仕事は大変で自分にむいているかどうか、ついていけるかどうか悩みますが、役に立つ仕事なのでやりがいはありますね。
Tバートンのブラックな味付けにはまり始めました。癖があるけど、とまらない!