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長年の友人が舞台に立つという事で、昨日は日本橋劇場まで行った。第五回殺陣クラブ公演である。
小説家の故遠藤周作氏が主催していた素人劇団「奇座」は、氏が亡くなって解散したが、当時から殺陣だけは日ごろからお稽古をしていた。その人たちが核になってやっているのが「殺陣クラブ」である。やはり素人劇団ということは同じ。2年に一度、チャンバラ劇をちゃんとした劇場でちゃんとした脚本家などのバックアップの元に公演を行っているのだ。
もちろん、素人だからは一生懸命やればやるほど、トンチンカンになったりするのだが、そこが面白い。なんと今回は15歳から上は91歳というメンバーだそうだ。見る観客は家族や友人たち。野次は飛ばし放題。写真は取り放題。
とにかく、荒唐無稽なチャンバラ劇はユーモアなんだか悲喜劇なんだか分からない始末。何しろ、一生懸命練習したはずの殺陣なのに、主役が刀を抜き損なっているのに、切られて敵が倒れる場面もあるのだ。笑いを取ろうとする場面のほかに、真面目な場面でも笑わせてもらえる。そして、なんだか元気と勇気と温かさをもらって帰るのだ。しみじみと、何でもありの人生模様が心に残る。生きているのって、それだけですばらしい。たとえどんなにトンチンカンでも・・・
追記:遠藤周作氏主宰の劇団は「奇座」ではなく、「樹座」でした。失礼しました。
小説家の故遠藤周作氏が主催していた素人劇団「奇座」は、氏が亡くなって解散したが、当時から殺陣だけは日ごろからお稽古をしていた。その人たちが核になってやっているのが「殺陣クラブ」である。やはり素人劇団ということは同じ。2年に一度、チャンバラ劇をちゃんとした劇場でちゃんとした脚本家などのバックアップの元に公演を行っているのだ。
もちろん、素人だからは一生懸命やればやるほど、トンチンカンになったりするのだが、そこが面白い。なんと今回は15歳から上は91歳というメンバーだそうだ。見る観客は家族や友人たち。野次は飛ばし放題。写真は取り放題。
とにかく、荒唐無稽なチャンバラ劇はユーモアなんだか悲喜劇なんだか分からない始末。何しろ、一生懸命練習したはずの殺陣なのに、主役が刀を抜き損なっているのに、切られて敵が倒れる場面もあるのだ。笑いを取ろうとする場面のほかに、真面目な場面でも笑わせてもらえる。そして、なんだか元気と勇気と温かさをもらって帰るのだ。しみじみと、何でもありの人生模様が心に残る。生きているのって、それだけですばらしい。たとえどんなにトンチンカンでも・・・
追記:遠藤周作氏主宰の劇団は「奇座」ではなく、「樹座」でした。失礼しました。
普通の人達に日常と違う輝きをというのが、遠藤先生の劇団の原点でした。
皆、家庭も顧みず、本当に一生懸命練習しているのですが、なにせ才能も何もない、普通の人々なので、あのようなものになってしまうの(汗)
元気をもらえたと言う言葉は大変ありがたいです。
遠藤先生の劇団、本名は「樹座」といいました。でも、「奇座」は、言いえて妙ですね。