ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

坂の上の雲 1(少年の国)(11/29)

2009-11-30 | テレビドラマ
正直、期待していたのに途中で耐えられなくなって見なくなった「天地人」。最期の最期に、3回ほど妻夫木君を見たくてちょこっと見ましたが、やはり演出など私の好みに合わず、がっかり。

というわけで(どういうわけで?)、「坂の上の雲」の第一回です。このドラマは、第1部(1回~5回)が本年中、第2部(6回~9回)が2010年秋、第3部(10回~最終回)が2011年秋という全13回の予定で3年がかりのという放送予定だそうです。え~、途中で忘れちゃうわ~。アルツ、始まってますし~。ww

江戸時代から明治維新。ある日突然のように「ご維新」となったわけですが、地方の隅々までが一瞬にして近代国家になれるはずもなく・・・。そもそも、近代国家が何なのかわからないのが、一般庶民だったでしょう。その辺りの時代背景は丁寧にナレーションで語られています。NHKらしい「近代史のお勉強」になってしまっているけれど、渡辺健が素晴らしい。温かみのある落ち着いた語り口にすっかり魅了されました。ナレーションであそこまで感じさせるのはすごい!(先日のTBSの「唐招提寺」の寺尾聡は、脚本のせいなのか大仰過ぎて受け付けなかったです)

子役が生き生きして可愛いし、全体的にとにかく豪華キャスト。秋山兄弟をまったく知りませんが(原作未読・・・ごめんなさい)、阿部寛も本木正弘も大好きな俳優です。香川照之は、憎らしいほど上手いですし、菅野美穂、伊東四朗、竹下景子、西田敏行、松たか子が共演なんて、贅沢ですね。

壮大なドラマの初回としてはテンポもまあまあ。人物造詣も分かりやすいです。「茶碗ひとつ」っていうのは、エピソードして本当のことかもしれませんが、生きていますね。明治の初めにはまだ髷を切っていない頑固者も時々いたのでしょうし、「おひいさま」もいたのでしょう。そして近代化を急ぐアジアの小国は、治外法権に悩んでいました。これも今では考えられないことでしょう。開国してたしとしても、近代国家に肩を並べるにはあまりに脆弱な日本。軍備を急ぎたくなるのも分かるっていうストーリー仕立てですね。


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