ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

ER XⅠⅠ 251話「夢の家」(5/7放送)

2007-05-08 | Weblog
レイの相手の女性はニーラの歯ブラシを使ってしまうようなゾーイだ。しかし、レイはセックスするだけでなく、家の鍵まで預けている。しかし、ゾーイはニーラを頼ってERに来る。頻繁なセックスから来た膀胱炎かと思われたが、性感染症だとわかったのだ。しかも、彼女がまだ中学2年の14歳だと判明。「何故隠していたんだ」と言うレイだが「だって、聞かれなかったから」と答えるゾーイ。この年齢の未成年と性交渉を持つのは明らかに犯罪なのだ。
プラットの元に腹違いの弟・チャズが患者として来た。家で手に怪我をしたためだった。虐待を疑われたためにプラットはついに彼を「大丈夫。問題ない。弟なんだ。」と口にする。
一方ドクター・ドゥベンコは前立腺がんの手術が無事終了。自宅療養中だが、外科手術のために導入を考えている機器を試験的に使う良い機械だと言って、自宅からモニターでスタッフの一人として診察に参加しようとしている。キャスターの付いたモニターはさながらロボットドクターだ。
サムはイブから昇給を餌に、看護師の管理を任される。最初の仕事として残業が多いと注意をしているのに改まらないヘレエをクビにする事を命じられるのだ。
ドクター・クレメンテは、交友のあった調教師から依頼されてチンパンジーの赤ん坊の治療を始める。ニーラとアビーを引っ張り込んで、鍵を掛けてまで。しかし・・・。

月200ドルの報酬でサムは看護師の管理をすることになるが、手始めの仕事が「テロリスト」の手先になることだとは思わなかっただろう。しかし、結局それを受け入れる彼女。ERは今は第12シーズンだ。ドクター・カーターさえ去ったERで第1シーズンからのメンバーは貴重だ。そんなヘレエを切ることになったサムは、病院のスタッフたちだけでなく、視聴者にもブーイングが殺到するのかもしれない。イブは最初から憎まれ役で登場している。このイブにも思わぬ面があるなどという展開か?あるいは、ロケット・ロマノのように、最後までアクの強い個性を振りまきながら不慮の事故で・・・というパターンもある。今後が楽しみだ。
毎日多くの患者を看るERは慌しく、忙しい。そんな中で、忘れられない患者は少ないだろう。しかし、クレメンテの枠を外れた行動のおかげでアビーは思いがけない体験をするのだ。DNAの96%は人間と同じだと最初に言ったのは彼だ。モンキーの治療をするんですか?と疑問と抵抗を示したアビーだが、「母親を連れてきて、看取らせよう」という言葉に、さすがのクレメンテも「常軌を逸している」と思う。しかし、連れて来られた母チンパンジーは子どもの死を悼み、治療したスタッフを労わる。こんなこと、本当にあるのだろうか?アビーの目に涙が・・・。
このエピソードと平行してプラットの家庭の事情が明らかになってくる。アメリカ人の好きな親子の絆の話だ。今回はその辺が、話題の中心だろう。
「この20年、父親を必要としている時にあんたはそばにいなかった。それは変えられない。」「なら、取り戻そう」「手遅れだ。もう遅い」・・・プラットの心の傷と辛かった生まれ育ちを改めて思わせられる。どん底から這い上がり、医者になるために相当な努力が必要だったのだろう。父親を求め、得られなかった失望はチャーリーが思っているよりずっと深いのだ。しかし、チャーリーも言っている。「人生は思ったより複雑なものなんだ」と。この親子の和解が待たれる。時が来て、二人が理解しあう日が楽しみだ。

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