ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

ER XⅡ 262話「アメリカの幻想」(7/23放送)

2007-07-24 | 海外テレビドラマ
ナイフで首を刺された大学生、ニメットがボーイフレンドの付き添いで運び込まれて来た。最初から挿管するにも苦労するような状態でかなり悪い。後から母親と弟が来るが、弟とボーイフレンドは揉めている様子だ。ニメットの容態は次第に深刻になっていくが、学会が行われていてそちらに行っているため外科医が不足していて、緊急手術がすぐにできない。学会のため外科医不足になるなんて事、あって良いの?

手術まで持たせようと必死の努力をするERスタッフたち。復帰したクレメンテのそんな努力もむなしく、結局ニメットの命を救う事ができなかった。泣き崩れる母親。彼女を指したのはなんと弟らしいのだ。9・11以来、モスリムだというだけで迫害されている一家。イスラム過激派に父親を殺され、自由を求めてトルコからアメリカに来た一家だったが、彼らにとっては、アメリカにも自由がなかったのだ。

モスリムとして厳格に生きて生きたい弟は、愛する姉が白人男性と親しくしている事が受け入れられない。その結果、姉と争い、ナイフで刺すことになったということなのだろう。愛する姉を殺すことになってしまう弟。夫だけでなく、娘も失い、そして息子が殺人者になってしまったこの母親の嘆きは深い。アメリカに来なければ良かったと後悔しているが、まさかこんな結末になるとは誰も思いはしなかったのだ。気の毒でならない。

クレメンテはなんとか復帰したが、なかなかスタッフたちに受け入れてもらえない。あれだけの騒ぎを起こしたのだから仕方がないにしても、ぶっとびドクターのレイにさえ冷たくされ、がっくりだ。本人は「少し女でしくじっただけだろう」との弁だが、あそこまで冷たくされたクレメンテがどうやって溶け込んでいくのか、見ものだ。医者としての腕は確かなのだから、仕事で見直させるしかないのかな?

学会の発表を前にして緊張しまくりのニーラ。またまた真面目な堅物は、緊張しすぎて失敗してしまう。大いに凹んで帰るが、ルームメイトに慰めてもらおうとしている自分に気が付き、レイを避けようとしている。レイとニーラは対照的。こんな合わない組み合わせはないはずなのだけど、心って微妙。中華料理と映画のビデオを準備してニーラを待っていたレイの気持も分かるが、ニーラの女心も分かるなあ~。

モリスの元に4人の子どもたちがやってくる。みんな「あなたが父親です」とのこと。どんな反応をするのかと思えば、なんと、モリスと来たら嬉しくて仕方がない様子。迷惑がって追い出すのかと思ったら、インスタント子煩悩パパになってしまう。軽くてオテンテンな彼にはまともなちゃんと相手をしてくれる女性がいない。そんな結婚どころではない彼には家庭を持つのはなかなか難しいが、実は4人の子持ちだったというのが面白すぎる。教育・扶養などの義務がなく、ただ可愛がるだけって発想になるのがまた、モリスの軽いところ。実際は親権や相続など、難しい問題が出てくるはずなのだけれど・・・。

アビーはコバッチュとの関係を段々自然に受け入れられるようになって来たみたい。クロアチアでは洗礼式は当たり前。それを「気味が悪い」と頭から受け入れようとしなかったアビーは、洗礼式が受け入れられなかったではなくコバッチュとの関係が受け入れられなかったのだろう。二人が自然に受け入れあえるようになった頃、出産という段取りだろうか?


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