
アルコール燃料の目安はこんな感じらしい。前回のテストでは約40mlと多目、今回は30mlにしてみた。米は0.7合、水は適当、吸水は40分。
結論を先に書くと、今回も自動炊飯とまではなかったが、無理やりお任せ自動炊飯にしたいという気持ちはない。
端から「燃焼と言う化学反応をシリンダー含浸というメカニカルで制御、調整するのは難しい」ということは分かっている事だから別に問題ないし、気温や水量、吸水時間、風の影響等でも炊飯時間は変わるので、大まかな基本条件の把握の為のデータ取りをしている状態で、それを元に、後はその場の状況で臨機応変に対応すればよい。キャンプに行ったら時間はたっぷりあるのだから。
私の場合、炊飯の基本設定としては、沸騰迄は弱火だろうが強火だろうが、何分掛かろうが関係ない。水の量もクッカーの形状やサイズ、米の量にもよるので余り気にしない。だいたいこの位って感じで目分量、多ければ沸騰中に盛大に吹きこぼれてある程度勝手に調整してくれるし、足らなかったら注ぎ足せばよい。ただトータルの燃焼時間の中でどのへんで本燃焼からシリンダー燃焼に切り替わるかの把握の為、着火からの経過時間を計測している。
沸騰が始まってからは10分以上煮込むのが芯を残さないコツ、だからここで弱火のシリンダー燃焼状態に切り替わるのが理想、最低でも水分が減っている後半5分は弱火にしたい。チリチリ音が出始めたら、そこから様子を見ながら焦がさない様に残った水分を飛ばしていく。概ね12~13分位で炊き上げて、蒸らしは10分位と言ったところ、あまり長時間だと飯がさめてしまい美味くない。
着火から4分で本燃焼、6分で沸騰開始。
着火から20分でシリンダー燃焼に移行。ただこの前に炊飯はほぼ完了しているので、この状態の時は勿論蓋は外して、目視で炊け具合を見て焦げ付きが無いのを確認(焦げると表面が黄土色になる)しつつ、チリチリ音を聴きつつ、クッカーを炎から離して弱火状態で水分を飛ばしながら最終調整。
炊き上がり。芯も無く、米の甘みも感じられ問題ない状態。
流石に梅干しだけでは寂しいので玉子焼き山椒こんぶ(好物)を追加。