M's Den with GB350

流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

CT125 ファーストインプレッションと1200km後インプレッション

2020-09-19 18:45:31 | Motorcycle/Touring

ファーストインプレッション記事から1200km走行、アクセサリー関係を一気に装着してからは1000km走行したのでファーストインプレッションとの変化、比較をまとめてみた。

黒字がファーストインプレッション、青字が1200km走行後のインプレッション。

・メーターの写真でも分かるかもしれないが、反転式の液晶表示は見難い。燃料計のセグメントバーと速度表示はまだ見えるが下段のOdo/Tripは老眼には非常に見辛い。

⇒ この点については変わらない。ついでに言えば、SEL(SELECT)とSETボタンの位置が上下逆の方が使い易いと思う、そのボタン類のタッチも悪い。

・うん十年ぶりにネイキッドというかウィンドシールドの無いバイクに乗り、全身に風を感じることが出来たが、多分早々にウィンドシールド(発注済み)を装着する予定。

⇒ デイトナのウィンドシールドを装着した。ウェアのバタつきは軽減した。余り大きなものは空気抵抗から走行性能や燃費への影響があるかもしれない(後述)。

・ハンドルに微振動があり手が痺れるという情報があったが確かに微振動があり、80km程走って休憩した時は手がチリチリするような痺れが有った。ただその後は振動は感じるものの手の痺れは特に感じなくなったのは慣れなのかどうか。 いずれにせよハンドルブレースを装着する予定(入手済み)なのでそれによっても振動の出方或いは解消の可能性はあると思う。ついでに言えばグリップはやはり私の好みよりかなり細いのでDLの時と同様に太めに加工予定。それと大きなアクセル開度がほぼ常時必要なのでアクセルアシストも装着予定。

⇒ ハンドルブレースを装着したことで振動が減りハンドル自体の剛性も上がった(後述)、ハンドルグリップを太くしてアクセルアシストも装着した。振動は気にならなくなった。

・ライポジに窮屈さは無いがミニマムって感じ。尻がキャリア前方のストッパー(取っ手?)部分に当たるから、ライザーで手前上にハンドルを引くと、もっと尻がキャリア側にはみ出しそうなので当面ライザーは付けないだろう。

⇒ 楽なポジションをとると尻がストッパーに当たるのは変わらず。当たる、当たらないというより尻の痛み対策が目下の優先事項。

・100kmを越えた辺りから尻の痛みを感じたが途中休憩、写真撮影等でバイクから降りたから、その後は特に悪化はしなかった。スタンディングは思っていたよりやり辛い。シートに関して言えばやはりスズキがピカ一だと思う。

⇒ 最長日帰り300kmを走ったが徐々に痛みは出てくる。休憩を頻繁に取る事で多少は改善。本人側の問題(尻の筋肉劣化、体重等)もあるが、シート自体の出来も厚みというよりクッションの腰が無くてあまり良くないと思う。

・キャンプツーリングの積載については実行可能かは難しい所があるがライポジとの関係からしても無理して荷物を積む工夫をするよりは、積める範囲内に荷物を押さえる方が良い気がしている。結局はツーリングを楽しむのかキャンプを楽しむかなのかもしれない。

⇒ 実際にキャンプ道具を詰めて積載テストを実施した。テントとマットを外付けにすれば何とか収まる範囲。

・走行中にハンドルを左右に振ると車体がかなりブレる、カウンターを当ててもハンドルがブレる。まあCTにカチッとしたフレームを望んではいないし、ラフではしなる方が良いのかもしれないが、要はそういうフレームだと感じた。ブレの収束は早く、走行中のスタビリティも悪くない。タイヤノイズは少ない。タイヤ形状を見るとエッジが結構立っている感じで、寝かせすぎるとパタンと倒れそうなイメージ。

⇒ 上記の通り、ハンドルブレースを装着した事で、ハンドル自体の剛性は勿論、ハンドルを振った時の車体のぶれもかなり軽減し剛性感が増した。大雨の中を走ったがタイヤの排水性は悪くない、また道路にある縦溝でもハンドルを取られる事は無くその点は好ましい。タイヤのライフは分からないが今の所、特に不満は無い。

・ミラー部分の調整の自由度がかなり広いがアームの調整した位置が悪いのか結局半分位腕で隠れて視野は狭い。振動は無いがミラーの湾曲がきつく解像度?が低い。平面ガラスの方が好ましいのだが。ウインドシールを装着する時にミラーを移設するのでその時に再調整して様子を見る事にしている。

⇒ 予定通りウィンドシールドを装着した事により、ミラーの取付位置がウィンドシールドのステーになり、オリジナルの場所より約5cm程内側に入った。この事による腕の映り込みの悪化はミラーの調整により発生しなかった。ただミラー自体の解像度?が余り良くないのと、左側はややブレが大きいが、これはウィンドシールドのステー剛性に問題があるのかもしれない。基本的にはこの手のパーツはあまり交換しないのだが、暫く様子をみて検討するかもしれない。

・各ギアは20、30、45、80って感じ、4速は15から80までカバー可能。赤信号に変わった直後は停車して4速からNに入れて待機、赤信号から青信号に変わり動き出す可能性のある時はシフトペダルの踏返しで4>3>2と落として発進可能な状態を保ち、必要なら1速まで落としてブレーキ制御。

⇒ 慣らしが終わったので30、50、70、~最高速って感じだが最高速は二桁止まり。慣れればシフトインディケーターは無くてもあまり不便は感じない。

・流れに乗る事を優先すると今日もほぼフルスロットル走行が何度かあった。小排気量車の方が早く慣らしが終わる傾向、劣化も早いけど。

⇒ 上記のような感じで引っ張ればそこそこ流れには乗れるが加速は軽自動車並み。

・燃料計の6つのセグメントバーの振り分けはTripの数値との比較だとざっくり0.9+0.8+0.8+0.8+0.9+1.1=5.3Lという感じに思えるがあくまで推測、どこかに情報があれば知りたい。

⇒ その後の感覚では満タンから最初のセグメントが消えるのが80km走行後、その後は40km/セグメントで200km走行で残り2本という感じ。この時点で給油すると3.5L前後入るから、多分1.5+0.7+0.7+0.6+0.4+1.1=5.3Lかもしれない。

・給油口のある上部(天井部分)がフラットでエアの逃げ場が無い為か、吹き返しし易い形状の様に見える。シートを開けるキーの位置は低すぎて屈まないと見えない。

⇒ このインプレは変わらず。完全に満タンにするには時間が掛る。

・ホーンとウィンカーの位置は目視で確認していたが、ウィンカーのタッチ(ストローク)が短くて指の感触では押したかどうか判別し辛い、但し剛性感はある。ウィンカーインディケータやフロントのウィンカーを見て(左側は見える)確認していた。SET/SELボタンのタッチも良くないし上下逆の方が使い易い。

⇒ ホーンとウィンカーの位置は慣れない。咄嗟にホーンを押そうとしても無理。

・記憶が曖昧な点があり、別途再確認をするつもりだが、 1)エンジンを掛けてギアを入れた状態でサイドスタンドを出すとセーフティSWでエンジンが止まる。サイドスタンドを出した状態でNでエンジンを始動してギアを入れると同SWでエンジンが止まる。 2)エンジンを掛けずギアを入れた状態で後方に動かすと車体は動くが、前方に押すとミッションギアが一回転した位のところでロックがかかりそれ以上は動かなくなる。坂道でギアを入れた状態での駐車は前下がりには有効だが前上がりだと車体が動いてしまう?!CC110(だったかな?50は知らない)の様にフロントブレーキストッパーが有ると好ましい。

⇒ やはりセーフティSWが付いていてN以外でサイドスタンドを出すとエンジンは止まる。カブらしくないかもしれない。ギアを入れた状態ではギアが噛んで前進は出来ないが、後進はギアが噛まず止まらない。友人のJA44で試したが同じ結果。上り坂での駐輪はどうするのか悩み中。ブレーキレバーにチューブを切った輪ゴムでも掛けるのか(苦笑)

・マフラーの熱は殆ど感じないがマフラーカバーを止めているボルトの頭は結構熱くなっているのでタンデム時やオーバーハングしたバッグ等を積む時はこのボルトとの接触注意。

⇒ マフラーだけではないが連続走行した後信号待ちなどで止まるとエンジン回りの熱気がもわっと上がってくるのは感じる。

・車体左側にエアインテークがある為キャリアの形状が非対称、従い、ゴム紐等のフックを掛ける時も左右非対称になる。

⇒ 荷掛アシストフープ等を利用してフックがかけやすい場所を調整している。

・全くの私見だがフロントブレーキのABS制御ケーブルの取り回しはもう少しすっきり出来なかったのか、というか転倒した場合のダメージが気になる。 ブレーキは未だ当りが出ていないので第一印象だけだが、フロントは比較的強めに効く、リアはストッピングパワーは弱いがコントローラブルでブレーキを当てながら曲がったり、オフ道でも掛けやすい感じ。車体が軽いからフェードやパッドの摩耗を気にせず掛けられる。

⇒ ABSケーブルの取り回しの印象は変わらず、この周辺からチリチリという音が聞こえるが場所は特定出来ず。ブレーキは当りがつきフロントはかなり効くが、ターマックではABSは殆ど作動を感じない。リアはコントローラブルだが絶対的はストッピングパワーは弱い。

・ハザードが欲しい、ディトナ等の後付け検討中。

⇒ 電装系のアクセサリーは配線取り回し等もあるのである程度纏めて処理を考えている。

・チェーンは出発前と後で延びが出ている、初期の延びは普通だが耐久性にも不安があり、フリクションロスから燃費は落ちるがシールチェーンへの交換を考えている。

⇒ スーパーカブは420サイズ、CT125は428サイズで多少は耐久性が高いかもしれないがやはり延びは大きい感じで500kmと1200kmで調整した。チェーン清掃、注油が出来るメンテナンスセットを車体に装備したので旅先でもメンテは可能だが、交換時はシールチェーンに変更予定。

・ステアリングロックがスズキの場合は完全フルロック状態で掛けるので分かり易いが、CTはフルロックから少し戻した状態を探りながら掛けるので分かり難い。

⇒ ロックを掛ける時も解除の時も使い辛い、改善を望む。

それ以外で追記すべきは、

・最新の燃費は100kmツーリングで60.37km/L、200kmツーリングで62.33km/Lと連続で60km/Lを越えた。ウィンドシールド装着、エコランは全く意識せず、流れに乗って走るのを最優先にしてフルスロットル状態も結構多かったのでもしこの数値が続けば燃費はかなり満足できる。ただDLは650ccで30km/Lだったから排気量比ではDL(多分NC750も)が優秀過ぎるのかもしれない。

・スポークホイールの清掃は殆ど諦め、スポークなどは全然拭いていない。ホイールは梨地のグレーで汚れは目立ちにくい。

・ヘッドライトは暗い、やはり補助灯が欲しい。アイドリングからエンジンンの回転を上げるとヘッドライトの明るさが変わる、発電容量不足なのかバッテリーの容量不足なのか、電気系のアクセサリ―が多すぎるとかなり負担になるのか気になる。

・エンジンフィールは案外ガサガサした感じなのと、クランクホイールが重たい感じでそれで低、中速でのトルク感を出しているのかも。トップ60~70の間が比較的スムースな感じ。上り坂は積極的にシフトダウンして登る様にしているから余り気にならない。

・ミッションは1速、2速、3速、4速でそれぞれシフトストロークに違いを感じる。それが普通なのかどうかは不明。

・エンジンオイルは500kmと1200kmで交換、いずれもG2。最初に入っているのは新車用としてモリブデン系の添加剤が多いものだそうだ。エンジンオイルを交換してもエンジンもシフトフィールもその変化は殆ど分からない。所詮はカブ、何でも良いんじゃないかなぁ~、店曰くは次回以降は3000km毎だそうだ。オイルのドレンボルトはマグネット無し。

日本ではバイクは特に趣味性が高いので手を掛ける傾向にあるが、海外でのバイク(クルマも)の使われ方なんで日本の比じゃないほど過酷、というか実用的、CTもそういう環境を想定している筈なので必要最低限のメンテで充分だと思っている。

・やはり重心が高目でオフ車感覚だから乗り方もその方が良いかもしれないと思っているが、もともと飛ばすバイクじゃないから疲れない様にダラッ~と走ればいいかもしれない。

・リアサスはやや弱い感じがして、走行中に立ち上がり上下に揺するとフワフワと不安定になるが底付きはしない。

次回は5000~10000km位走ったらまた報告したいと思っている。


2 コメント

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Unknown (-ver650)
2020-09-20 17:43:10
こんばんはー‼️

本日は苫小牧から余市まで峠をいくつか越えました。
登りで数回後続車に道を譲りましたが、下りで追い付いてしまうという(笑)
カブの北海道!楽しいですよ~
Unknown (MOMO)
2020-09-20 18:36:50
こんばんは~
無事に北海道上陸、なによりです。
カブで回る北海道、楽しんで下さい。
明日は札幌かな?

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