Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

道路清掃の奉仕活動

2019-06-02 16:33:32 | Weblog
 静岡市は「道路サポーター」と云うボランティア制度があり、多くの人が参加している。我が町内でも、高齢者が主体になってこの活動に参加していて、私も昨年から参加するようになった。この制度がいつから出来たのかわからないが、この趣旨は、私たちの回りには行政機関や民間でも行わない空間があり、それを地域の人達が主体となって行う清掃活動である。私達が住む地域も、その空間と云える東名高速道路脇の並行道路や横断道路を清掃をすることであった。この活動に携わる人は、概ね70代~80代の地域の高齢者で、地域全体で30名近くが参加している。

 清掃活動は4月から10月の期間で、月一回、第一週の日曜日の朝6時に集まり行うことになっている。6月2日(日)は指定日で、東名高速度道路下の取り付け道路に集まった。私は、掃除用の熊手を持ち「静岡市道路サポーター」とネームの入った黄色いチョッキに帽子を被り参加した。まだ午前6時10分ほど前であったが、既に何人かは来ていて作業を始めていた。老人であり朝早いのは苦にならないようだ。私が行うのは、東名下の横断道路の清掃等で、雑草や人間が捨てたゴミ、それに、東名のり面から落ちてきた石などを片付けることであった。

 今日は、湿度も少なく晴天の清々しい朝になった。作業をしていると散歩や犬を連れた人が通るが、挨拶して私たちの活動に敬意を払ってくれる。その中に一人にラジオ体操で一緒になる人が通りかかり話しかけられた。その方が、この近くに住んでいるようだが、名前も分からないし素性も分からない。年齢は、私と同じくらいであると思われるが、これもこ容姿や、歩き方から判断しているだけである。その方は「いつもご苦労さんです。こうして奇麗にしてくれる皆さんには頭が下がります。私も参加したいが今は事情があって出来ませんが何時か皆さんと一緒に行いたいです」と云った。多分家庭的に何かあり参加できないようであったが、話してみると言葉の端端から、昔は社会的に立派な方であったと感じた。一緒に清掃作業を容姿している人が、「あの方は、むかし学校の校長先生をしていた方で、その後は、各地で公演活動などしていむかしたと聞いたが」と話した。その人の家庭内のことは分からなかったが人格者であると思った。

 掃除してゴミや雑草を市が指定したゴミ袋に入れ、近くで作業した3人で5袋のゴミ袋が満杯になった。それを東名脇の緑地公園脇に集積して置いた。その内に、各所に散らばって作業していた人達が集まり、リーダーからこれで作業は終わったことを告げられた。朝の清掃活動の一コマを記したが、人の温かさを感じた朝であった。

最新の画像もっと見る