Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

ヒバの剪定

2007-10-21 20:07:05 | Weblog
 毎年この時期になると庭の木の剪定をする。私の年齢からして高い木に登るのは大変危険な作業であり気乗りしない。そろそろ植木屋に頼もうと考えるが、体力的にはまだできるのではと思いながら庭に出てしまう。 秋の剪定は今日が最初である。あまり無理をしない範囲でと午後2時ごろから取り掛かった。地下足袋をはき剪定の7つ道具を用意して始めた。どの木からと迷うものであるが、先ずは道路に面し枝が外側にはみ出しているヒバの木からすることにした。このヒバは我が家の庭木で一番か二番の高い木である。もう一本はヒノキであるがこれはまっすぐに伸びて扱いやすい。ヒバは同じヒノキ科の木であるが、勢いのある木で春の剪定からまた一段と大きくなり周囲を覆っている。再度頂上を摘め、横幅もつめることにした、この木は枝が大きく伸びその先端の葉の重さでたれる性質がある。また内部に小枝が密集してむれる状態をつくり放置すると衰弱させことがある。よって剪定して太陽が枝の内側まで届くようにすることが必要である。手を掛ける事によって、庭木らしい木となる。
 木に登って先端をつめるのは容易であるが、横幅をつめるのは手間のかかる。枝はしなり易く横へは長く伸びる。その先端をつめるには非常に不安定な作業となる。出来る範囲は剪定バサミで揃えるが、それ以上は梯子と棒状ハサミを使って外形上が円錐形になるように詰めていく。無理な体勢での選定作業は疲れる。木から降り少し離れて外観を見てまた作業をすることを繰り返し2時間ほどで作業を打ち切った。思うようにはいかないが、概ね円錐状に仕上がった。葉と葉との間にも空間が広く取れ、枝の間から空が見えるスッキリした木となった。このヒバは剪定に一番手のかかる作業であり終るとホッとする。
 見栄えのしない木であるが、我が家の門柱のすぐ近くにあり家の庭を象徴する木である。それがほうほうとした木であると庭全体が雑然とした印象をつける。しかし剪定して少し小さく見える円錐形の木を見ると全体が整って見えるような気がする。
 その後、まだ日暮れには少し時間があるので、シュロの木の葉落しと、青桐の枝落しを行い今日の作業は終わりとした。達成感もあり夕食前のビールも旨かった。

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