商店街で呉服屋さんを営む
Fさんがやってきた
爺eは余り面識がない
たまにすれ違って挨拶する程度
妻が何を思ったのか
今年に入って着物にこりだした
そこで彼女との交流が始まった
妻が着物や小物を購入
Fさんが着付けを教えてくれる
それが最近では一緒に食事
そんな仲になってる
その彼女が
神妙な顔をしてやってきた
ちょうど私は
本屋へ行きたいと思っていたので
席をはずした
ここが妻と違う!!
妻は私の友達が来ても
絶対にそんな気を利かせない
やがてどちらの友達かわからなくなる
爺eはそれを恐れてるのだ
Fさんと一線を越えたらどうするの?
それよりか
爺eが着付け教室に
通い出したらどうするの?
爺eの配慮は
永久にわからないだろう
後ろで妻の能天気な明るい声
「いってらっしゃ~い」
帰ってくると
Fさんはもういなかった
こんな時は妻に何も聞かなくてもいい
一気に
Fさんの訪問目的をしゃべりだした
「立○○○会の会報とってくれって?」
妻の対応は聞かなくてもわかる
爺eと妻の最大の共通点
我が家の宗教は真言宗で他に興味なし
神様は何か困った時しか祈らない
予測どおり
「ごめんなさい」と断ったそうだ
「そしたらねぇ~」
「その会で子供達の
交通安全指導の取り組みをしてる」
「それに寄付してくれない?」
「一口3000円」
そう言ったという
ふむふむ
その位は仕方ないよねぇ~
やれ歌舞伎観劇や誕生会などに
着ていく着ていかないでお騒がせしたり
色んなものを買ってるとはいえ
無料で着付けを教えてもらってる仲
最近では妻から彼女の名前が
出ない時はないほど親密な仲
「何口したの?」
爺eが問うと
「断ったの」
「私そんなの嫌いだから」
すごいぞ!! わが妻
爺eには絶対マネができない
英会話教材、羽根布団などなど
しがらみと色ボケで買った品物多々あり
爺eにその性根が少しでもあったら
でも妻とFさんの今後の関係
そんなんで大丈夫なの?
こんなに気づかいしてる爺e
かたや、わが道を行くの妻
世間の評判は圧倒的に妻がいい
どうしてなの?
誰か教えて?