こんにちは、就職指導室の遠藤です。今日はゲームの話です。
今年の3月20日、Googleがゲーム業界を震撼させるサービスを発表しました。発表したサービスは、「Google Stadia」と名付けられたクラウド上で稼働するゲームのプラットホームです。
ゲームのクラウドサービスとは、これまでゲーム機で行っていたグラフィック処理をサーバ側に移管することです。グラフィック処理をサーバ側で行う事のメリットは、ゲーム機に高度なグラフィック処理を行うために必要な高価なグラフィック処理チップが不要になることです。クラウドのゲームで遊ぶためには、最低限、映画のような動画を再生できるような処理能力の機器があれば良いのです。そして、映画を再生できる性能は、安価なチップで容易に実現できます。すなわち、高価なゲーム機でも安価なゲーム機でも、表示するグラフィックの綺麗さや高精度の差はなくなってしまいます。そして、ゲーム機の善し悪しは、コントローラの使いやすさだけになります。
ゲーム機器メーカーである任天堂(Nintendo Switch)、ソニー(PlayStation)、マイクロソフト(Xbox)にとり、衝撃的な発表だったに違いありません。その証拠に、宿敵同士だったソニーとマイクロソフトは、ゲームのクラウドサービスの分野で業務提携を発表しました(5月17日)。もはや、ゲーム機では生き残れないとの判断であったことは、想像に難くありません。
あと5年くらいしたら、ゲーム業界にとり、2019年がターニングポイントであったかが明確になると思います。さて、皆さんは、ゲーム機を支持しますか? それともクラウドゲームを支持しますか?