11月17日(木)午後1:00〜3:25の時間帯でBSプレミアムで放映されたのを、また観てしまいました。
いや、何回観ても楽しい(^-^)観る度にまたイロイロ発見できます。そして映像がウツクシイ!
物語の舞台は鬼首村(おにこべむら)で、岡山県の総社市から仙人峠を越えた先にある、総社から仙人峠までは約2里(8km)の道のりだとか・・・。以前は高梁のあたりかと思っていたのですが、よく考えると高梁へは総社から伯備線が続いていますから、総社で汽車を降りるハズがありませんよね。ということは、総社から鬼門にあたる北東の方角・・・って捜すと鬼城山という地名を発見!・・・この先が怪しそうデスが、ここだ!と特定するのは難しそうです。
仙人峠で金田一耕助が犯人とスレ違うシーン(左)です。
実に美しい映像です。まるでミレーの晩鐘(右)のようじゃありませんか!
サルバドール・ダリは『ミレーの晩鐘の絵の中央の地面には子供の死体が埋まっている』と言い続けて、この絵のモチーフを自らの作品の中に取り込み続けましたが、確かによく見るとどこか不気味な雰囲気を漂わせた絵ですね。この話を知っていてこの構図を撮影したのだとしたら・・・凄い!・・・いや、私の考え過ぎですかね。
サルバドール・ダリ作『ミレーの晩鐘の古代学的回想』
お馴染、市川崑特有のロングで風景を撮ったシーンが効果的に挿入されています。風に靡く竹林、針葉樹の中の山道、エンディングの木々の間を抜けて行く汽車の映像・・・一幅の絵画のようです。
エンディング映像
そして出演者が素晴らしい、脇を固めた俳優陣の演技はモチロン、名前の無い端役の方まで、卓越した演技で楽しませてくれます。
金田一耕助が青池源治郎(=恩田幾三)の弁士時代の写真を探しに神戸へ行った先で、元弁士役の三木のり平の奥さんをしていた方の演技なんか最高です!
加藤武演じる立花警部の『よし!分かった!』も私は大好きですなあ。
ラストの「リカさんを愛していましたね」の返事が汽笛のため聞こえず、柱に掲げられた駅名の『そうじゃ(総社)』が目に入るシーン、これは日本映画屈指の名シーンだと思いますが、どうでしょう。
駅名が秘められた思いを語るラストシーン『そうじゃ』
いやー、楽しめました。このシリーズは何回観ても楽しい希有な映画なのです。
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読者登録頂き有難うございます。
横溝正史、懐かしく拝見しました。
私も随分昔(汗)殆ど全部見た記憶があります。 原作も多分全部読んだと思いますが、横溝作品はおどろおどろしくて チョット怖いと思いながら面白くてついのめり込んで読み
見た記憶があります。
金田一耕助のユニークなキャラクターは結構好きで 個人的には石坂浩二版が好きでした(チョット端整すぎとは感じましたが・・)
記事を読ませて頂き、久し振りに観直してみたくなりました。
私の方は全く偏った内容ばかり書いて居りますが、ご意見ご指摘頂ければ幸甚です。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
カンバーバッチ版ホームズは、今まで『ジェレミー・ブレットを超えるものは無い』と思っていたところに『その手があったか!?』という感じで衝撃的でした。
今後ともよろしくおつきあいください。
つい、第二話の途中まで見てしまいました。やることがあって、こういうの見てる場合じゃないんですけど…。
6話まであるってことは、映画じゃなくてテレビドラマ化したものなのかどうか。とにかく、古谷一行が金田一でした。
しかし、お庄屋さまの5番目の妻、栗林のおりんと金田一がすれ違う場面などは上の画像そのままです。また、まだかなり若い夏目雅子も出てきましたな。
金田一がいったん帰京しようと総社まで出るが悪天で足止めになり、旅館のおかみの日色ともゑとの会話場面があります。
その対話の中で「あいおいまでの線路がとまってしまって」というのがあって、あいおいは兵庫県の相生だと思うんだけど、なんで最寄の倉敷じゃないのか、えらく疑問なんですけど、どんな塩梅でしょうか。
多分、相生は赤穂線の起点にもなってるハブ駅だからなのではないか?で、途中のどこで止まっているかがわからないのだ、きっと。
あと、総社から倉敷に出るという発想はナイのだろう、倉敷はまだ田舎、都会といえば何といっても岡山市だ。そこへ行くには「相生行きに乗る」ことになるのでは?と考えられるのです。
これ以上はきなこママの領域ですな。