はれのちくもり、雨、ときどきどき全部

生きているからしかたない

羊とねずみ/ジョニーウォーカーとカーネルサンダース

2011-09-08 | Weblog
 
9月8日(木)はれ
 
過ごしやすく感じるのは朝の一瞬と夜。
まだまだ汗をかかせてやろうじゃないかと太陽の抵抗を感じる日中。
長袖を着て、涼しいなあと思えるようにはもう少し時間がかかりそう。
 
先日、春樹の小説は別格だ!議論をちょっとだけしたら気になって
(春樹の小説はフワッと忘れてしまうところがあるのだ)
甲乙付けようのない、2作品を改めて読み返しはじめた。

羊をめぐる冒険
 

海辺のカフカ
 
海辺のカフカは今年の前半、昨年と読んでるんだけど
羊をめぐる冒険はしばし眠らせたままだった。
 
羊かカフカかどちらが好きかと問われると、とても迷うのだ。
選べない。どちらも面白いのだ。
 
羊から読み返しているが、
読み返すとロング・グッドバイが浮かぶような描写があることに気づいた。

グレート・ギャツビーの白髪の登場人物とスプートニクの恋人のミュウ
といった具合にリンクする部分を発見するのだ。
翻訳作品はあなどれない。
少なからず影響を受けた作家さんなんだろうと読み返しながら、くすッとなる。
鍵をかけられたまま置き去りにされた箱を発見した気分になるのだ。
 
あとは、毎度毎度
サンドイッチならぬ、サンドウィッチを食べたくなる。
それもキュウリのサンドウィッチだ。
 
春樹の本に、和食って出て来た事ってあるんだろうか?
出て来ていても記憶に残らないのに、それ以外の洋の食べ物は妙に鮮明である。
 
明日は休み、キュウリのサンドウィッチでも食べながら
羊の下巻をじっくり読もうと思うのだった。
 
 
春樹は別格である。
 
 
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