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生きているからしかたない

太平燕 タイピーエンが美味しい

2022-03-18 | 料理

太平燕(タイピーエン)
熊本名物のひとつ

 

ゆるいグルテンフリーをはじめてから難題だったのが麺類。

うどん、ラーメン、蕎麦、焼きそば、ちゃんぽんなど、麺類はほとんど小麦が使われているため除外(蕎麦は十割そばがあるので解決できるが)いままで普通に食べていた常備品のひとつだった冷凍のお蕎麦は除外となり、わたしはうどんが特別好きというわけではないので(カレーうどんは大好物)そう困らなかったが、夫はうどん食べたいと何度か言っていた。ただ酸辣湯麺はよく作っていたので大変困ったことになったのだった。

が、すぐに麺類は米粉の麺があることがわかり、しかもヴィーガン麺として評価も高いものがあることを知り、即切り替えることにした。それでも、はじめは米粉の麺の味と香りと食感には馴染めなかった。ラーメンは酸辣湯麺しか作らないので、徐々に味、香り食感は気にならなくなり、今ではラーメンとなんら変わらないくらい上手に茹でられるようになったと思い込んでいる。多分、普段ラーメンを食べている方は、なんじゃこの麺は!と思ってしまうだろうが、慣れとはすごいものだ。人間の適応能力はあんがい高いのだと実感した。小麦かおるなんてキャッチフレーズを耳にするが、なんて贅沢な響きだろうと思わずにはいられない。かおる小麦。美味しそうな食パンの香りは本当に食欲をそそる。

 

長崎出身のわたしは、ちゃんぽんも皿うどんも好物のひとつだが、もちろん例外などなく、ちゃんぽんも皿うどんもNG。麺類は鍋の〆にも必須のものだが、もつ鍋を食べても〆のちゃんぽん麺はグッとこらえてみたりした笑。本場のちゃんぽん麺は本当に美味しいんですよ!実家からいつも送ってもらって冷凍していたほど。

そんな中で、小麦麺のように美味しい麺はなかろうかと九州出身のわたしが目をつけたのが熊本名物、太平燕(タイピーエン)だ。なぜかというと、麺が小麦ではない豆、春雨だからだ。ちゃんぽんのスープを活用することで簡単に作ることができる。熊本の味とは多少異なるかと思うが、ちゃんぽん麺が春雨にかわったものを食べているようなものだ。ちゃんぽんを作る要領で、豚肉、キャベツ、もやし、玉ねぎ、にんじん、魚介類、かまぼこ、干し椎茸、キクラゲを炒め、ちゃんぽんスープで煮込んで完成。春雨は袋に書いてある時間を目安に熱湯で戻しておくだけ。トッピングのゆで卵は多少こだわって、片栗粉をまぶして軽く揚げておくのは本場熊本を意識してだ。これが夫にも好評で、我が家では定番料理のひとつで、作る側としても楽なので頻度も高くなっている。実家に帰ってはちゃんぽんスープを大量に仕入れて帰ってくるのが定番になっている。

タイピーエンはクックパッドなどにもレシピがあるが、わたしのイチオシしはそんなレシピなど見ることなく、調味油付きの袋タイプのちゃんぽんスープを活用することだ。調味油で材料を炒め、スープは水分量を分量より多めで準備しておき煮込むだけ。楽で本当に美味しい。日本橋の長崎アンテナショップで販売しているかはまだ確認していないが、歩いていけるのだから近々出向いて見ようとおもう。

 

参考までにスープ写真を添付



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