土で愉しむ

趣味の陶芸や毎日の暮らしのことなどを綴ります。

病院で死ぬということ

2008-01-28 | 乳がん

変なタイトルですが、以前にベストセラーになり、確か映画化もされた本のタイトルです。
病気になる前から興味はあったのですが、ベストセラーになった本は買わない主義なので、
読んでいませんでした。
それが、年末に家の近くのブック・オフに行った時に、105円のコーナーにあったのです。
それも続編も揃って・・・
帯もついていて新刊とほとんど変わらない状態です。
ついでに、2004年だかの芥川賞受賞作だと言う「介護入門」と言うのも買ってきました。
3冊合わせても315円。文庫本1冊にもなりません。

   
   
今日やっと、病院で死ぬということ2冊を読み終わりました。
以前は一気に読んでしまうことが多かったのですが、近頃は家で読むより、出かけるときにバスやJRで読むことの方が多いので、少しずつのペースになりました。

最近「緩和医療」のことが話題になることもあるし、通院している病院にもこの春から緩和病棟ができるらしい。
緩和医療とホスピスは、同義語に思われることがあるけど、少し違うようです。
ヘルパーの学校に行っている頃に、「がん緩和ケア最前線」と言う本も読みました。

ホスピスは、がん患者ができるだけ痛みのないようにコントロールしながら、本人が希望するように生活し、最後の時間を過ごすところ。なので、積極的治療はしない。
緩和病棟、緩和ケアは、痛みがある場合には、痛みをコントロールし、抗がん剤等の積極的治療もするところ、だから決して、死を待つところではないと理解しています。

この本は、現役のお医者さんが書いたもので、一般の病院は病気を治すことを目指しているので、治らない死を待つだけの患者には辛い場所であると思い、ホスピス医を目指し、実際にホスピス医になった話です。
続編でも10年以上前に出版されたものですが、今の現状はあまり変わらないように思います。

病気になったからというわけではないけれど、延命治療は望まないし、できるだけ痛みはコントロールして貰いたいと思っています。

もちろん、今は再発しないようにと思い、薬を飲んでいるんだけど、この病気は転移再発しやすく、10~15年のスパンで考えて行かなければということもわかっています。
ホスピスを希望しても必ず入れるとは限らないし・・・
でも、10年、20年後にはそうなっていて欲しいと思います。

「介護入門」はこれからボチボチと読みます。



 


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2 コメント

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この本 (pot@mom)
2008-02-03 20:56:45
初めて出版されたときに買ってました。
続編と、山崎先生が独自のホスピスを作られたときのものも。
周りに末期医療を受けている人がいるわけでもなく
まったく自分とは別なところの話題だったのですが
なぜか 漠然とこれかな?という意識が働いて。

大竹しのぶさんの主演でたしかドラマにもなりましたよね。

自分が病気になったとき あれ 自分もこうなる可能性があるのかもって
まず思いました。
でも 最初に読んでからずいぶんになりますが
それ以来開いていなかった本です。
こんなところでまたお会いできるとは。
返信する
pot@momさん (みーこ)
2008-02-05 01:14:10
さすが読書家のpot@momさんですね。
読んでいらっしゃいましたか。

本って、一度読むとそのままになってしまって
なかなか何度も読まないですよね。
私は何でも捨てられないので、本も本棚から
あふれつつあります。
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