ハドソンが解散へ コナミデジタルエンタテインメントが吸収合併
パソコンがまだマイコンと呼ばれていた頃の御三家と言えば、NEC、シャープ、富士通だった。NECのPC88-98系は30万する高級品で、シャープのMZが20万、そこへ富士通が15万位のFM-7で殴りこんで来たんだったかな?外部記憶媒体はカセットテープだったっけ。
シャープのMZ用のBasic言語Hu-Basicを開発、販売したのがハドソンだった。MS-Basic用のソフトが移植できたので、「日本にもスゴイメーカーがあるんだな」と感心したのを覚えている。また出始めたばかりのファミコンに接続すると簡単なマイコンになるキットが売られていたが、それもハドソンだったと知ったのはずっと後になってからだった。
社名の由来は創業者が国鉄の旅客用蒸気機関車C-62が好きで、その車輪配置のアメリカ呼称「ハドソン」。元はアマチュア無線や蒸気機関車のビデオを販売していたそうな。
扱うコンピュータが仕事用の汎用機となり、マイコンも忘れていたある日。景品でスーパーファミコンを貰った。最初は麻雀や野球ゲームをしていたが飽きてしまい、会社で新人に「何か他にないか?」と聞いたら貸してくれたのがファイナルファンタジー。ところがキャラクターが覚えられない。「ならば」と貸してくれたのが桃太郎電鉄。双六と人生ゲーム、モノポリーを組み合わせたようなゲームで面白かったが、そこでハドソンを再会した。その後知り合いから「壊れた」PCエンジンを譲り受けた時に付いてきたのが「桃太郎伝説」だった。キャラクターが桃太郎、金太郎に浦島太郎。敵役も全国の妖怪や鬼ばかりですぐに馴染めた。何よりも気に入ったのは敵役を殺さずに懲らしめる所だった。CMなどで子役に平気で「殺す」言わせる他のRPGゲームは好きになれなかった。
コナミはブランドとしてハドソンを残すそうだが、ひとつの時代が終わった感じだなぁ