めいすいの写真日記

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北欧の旅から (20)・・・アンデルセンの童話

2011-09-21 | 旅の写真

デンマークを代表する童話作家のアンデルセン(1805-1875)。アンデルセンの童話は世界中の人々に広く読まれています。
「マッチ売りの少女」、「みにくいあひるの子」、「人魚姫」、「おやゆび姫」、「夜泣きウグイス(ナイチンゲール)」など、
誰もが一度は話を聞いたことがあると思います。

私は2005年、「アンデルセン生誕200年」の年に出版された「アンデルセン童話集」(荒俣宏訳、新書館)を
を買い、時々手にとって読んだりしていました。
童話ですが、大人が読んでも楽しめる内容です。
それだからこそ、長い間、世界中で楽しまれているのだと思います。

写真のページは「夜泣きウグイス」。

コペンハーゲンのニューハウンの一画には、アンデルセンが住んだことのある家があり石版が取り付けられていました。
彼はニューハウンの雰囲気を好み、この付近に3回居を構え、18年間住んでいたとのことです。

なお、アンデルセンが幼少時代を過ごしたのは、フェン島にあるデンマーク第3の都市であるオーデンセ。
ここには「アンデルセン博物館」、「アンデルセン幼年時代の家」があります。

アンデルセンの童話「人魚姫」を元にした像。コペンハーゲンのシンボルです。
1913年彫刻家エドワード・エッセンによって作られました。
依頼したのは、カールスバーク・ビール会社の2代目社長。
王立劇場で行われていたバレエ「人魚姫」に感動して、像を造ることを思いついたいいます。
モデルとなったのは、その時人魚姫を演じていたプリマドンナのエリーネ。
その時の縁で、彫刻家エッセンとエリーネは結婚しています。
本来は腰から下が鱗状になるはずなのですが、そうならなかったのはモデルのエリーネの足があまりに美しかったらだということです。
誰かが、「世界三大がっかり観光地」の一つなどと言っていましたが、可愛らしい人魚は、一見に値すると思います。

コペンハーゲンの北、クロンボー城で見かけた白鳥とその幼鳥。
「みにくいあひるの子」は最初は貧しくかったが世に認められていくアンデルセンの生涯を描いていると言われています。

旅の仲間の人達をアンデルセンの銅像の前で記念撮影。道路を隔てた右側は「チボリ公園」、左は市庁舎。



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2 コメント

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人魚姫 (うたぴよ)
2011-09-22 10:17:20
私も若いころにここに行き、あまりの小ささに驚いた覚えがあります。
一度盗まれたか、汚されたかしたことがあったような記憶がありますが
めいすいさんの写真でとても美しく可憐な
姿を拝見出来て嬉しいです。
おっしゃる通り素敵な観光スポットですよね。
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人魚姫の像 (めいすい)
2011-09-23 12:17:08
 うたぴよさんのおっしゃるとおり、人魚姫には童話と同じように受難の歴史があります。
 1964年には首を切り取られ、戻ってこず、新たに首の部分だけ制作されました。
 1984年には右腕が切断され、2日後に返却されました。
 1990年に、首を切り落とされそうになり深さ18cm の切り込みが入ってしまいました。
 1998年には再び頭部が無くなり、約1ヶ月後に戻りました。
 赤いペンキは何度もかけられ、2003年には台座の岩石が爆破されたりしています。
 何で、このような仕打ちを受けなければならないのかがよく分かりませんが、根底にあるのは、美しく、可愛らしいからであると私は思います。

 なお、大きさは125cmということです。等身大よりやや小さいということでしょうか。
 満潮時には、あたりが海面になり、近づけないので、遠くから眺めることになり小さく見えるのかも知れません。
 また、期待が大きいと小さく見えることもあるでしょう。
 写真を撮影した時は、干潮時でしたので、近づくことが出来、私には小さいという思いはありませんでした。。
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