ミズヘンの腹ん中。

女3人、演劇創作ユニットmizhenのブログ。

この生きている時間だけは真実でなければならず

2017-09-03 22:23:57 | 藤原佳奈


Sの唄、
無事全ステージ満員御礼で終演いたしました!

ご来場いただいた皆さま、
シブヤHOMEの皆さま、
お手伝い&関わってくださった皆さま、
本当にありがとうございました。

おかげで2日間、駆け抜けることができました。


再演というのは本当に恐ろしく、

初演を超えなくてはいけない、という気概をしょってモチロンやるわけなのですが、

作品を一回知ってしまっている、というおごりがどこかに潜むからなのか、

初演よりビビッドに立ち上がる場所が部分的にできても、
あっちが立てばこっちが立たず、
というようなことがしばしばあり、

それに気づいては掘り返し、掘り返し、の稽古でした。



それでも、総じて再演の方が良かった、と
思えたので、やって良かったと思う。

本番を後ろから見ながら、毎ステ、80分のうち数分間は、
後頭部から肩にかけてがビリビリする瞬間があった。
これは、とても良いシーンのときに自分の身体に起こる反応。

実は、80分間、毎秒逃さずビリビリしっぱなしを目指していて、それは叶わなかったのだけども、

数分間でもちゃんとビリれたから、それは嬉しいことだ。


80分全うした佐藤蕗子には大きな拍手を!


千秋楽翌日の昨日は、
遅れて来た夏休み、ということで、
再訪したかった三浦半島の三崎へ行った。

Sの唄の本がカバンに入ったままだったので、
酒飲みながら見返して、

やっぱこここうしときゃ良かったかなーなんて思って、

センチメンタルな気分になってしまった。


唄は、産まれて死ぬし、
芝居も、産まれて死ぬんだよな。


次の始まりまで、
さようなら。


ありがとう。



ふじわら




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